No.1681 タイプの女性像

昔、「タイプの女性は?」と聞かれると、
回答に困っていた。
自分の中でぼんやりと理想はあったけど、
何と言葉にすればいいのかわからなかったから。

大人になり、最近ではこう答えている。
「品のある人」。
正確かどうかはわからないけど、
なんとなく今はこれがしっくりきている。

「品」とは何か、
目では見えないそれを具体的に言うのは難しい。
奥ゆかしさでもあり、優しさでもあり、敬意でもあり。

品という言葉を覚える前は、
「具体的に」と聞かれたらこんな風に説明していた。

 「二人で食事に行って僕が全額支払おうと財布を出した時、
  銀行に行き忘れていてお金がないことに気づく…。
  その様子を察知して、自分が代わりに支払おうとするのではなく、
  何も言わず、店員から見えないように背後から
  僕に壱万円札を渡してくれるような女性」

今内容を振り返れば、

・その場の雰囲気が読める感受性が高い人
 
・しょーもない男のプライドでも尊重しながら、
 公の前で恥をかかせない配慮と優しさがある人

ってことか。

そういう意味で最初に会った人が、
今の嫁だったということだろう。