No.1922 終わる悲しさ、終わらせない強さ

このエントリーを Google ブックマーク に追加
LINEで送る
[`evernote` not found]

土曜日、
嫁と息子を嫁の実家に預けに行った。
その道中での話である。

いつものようにカーステでFMをつけると、
後部座席で息子が突然怒りはじめた。



  「おんがくは、いいの!」



最近、なんでもかんでも
「いいの!(=いらないの!)」と言うんだけど、
音楽は大好きだったのになぁ。

何度試しても許可が出なかったから、
高速道路を走りながら息子に理由を聞いてみた。



 「○うちゃん、なんでダメなの?」



  「おんがくは、おわるから、いいの!」



うーん、なるほどねぇ。

曲はいずれ終わる。
それが悲しいから、いらない、か。

2歳児のくせに哲学的なことを言うもんだ。

そう言えば、最近は教育テレビをつけても
「いいの!」と言われる。
息子に理由を聞いてみたら、
やっぱり「おわるから」だった。


幼児というのは、
人として素直な心を持っている生き物だという。

だとしたら、本来人間は
終わる悲しさを知ってしまった時、
それをやめてしまうものなのかもしれない。

それなのに、大人になると終わることがわかっていても
チャレンジする人の方が多い。
なぜだろうね。


息子よ、
父さんも偉そうなことは言えないけれど、
1つだけ大人の立場からアドバイスしておこう。

終わるのは悲しいけれど、
終わらせないように努力することで
続いていくこともあるんだよ。

人間が幸せになろうとする営みに、
終わりはないんだよ。