2006年第9回キャッチコピーコンテスト「飛行機」

秋ってもっと涼しくなかった?

「2006年第9回 キャッチコピーコンテスト」の結果発表です!!



けっこーテキトーに決めた今回のお題、

久しぶりに応募数も多く、ハイレベルな戦いになりました。
迷いに迷って1位は2作品!
ANAさん、JALさんは必見です!
飛んでけ!「飛行機」キャッチ!!





★★ お気に入り第1位 ★★



  みんなドキドキしてるくせに



       -受賞者-テントショップボーイさん(43pt.)

 

  雲の上、星の下。

 

       -受賞者-うりたろうさん(56pt.)
 

(上コメント)

乗ったことがある人はご存じだと思いますが、
「飛行機」って、離陸前にものすごい音が鳴るんですよね。
フライトアテンダントのお姉ちゃんが
「それでは快適な“空の旅”をお楽しみください」なんて
カッコいいことをいうから、こっちもその気になって、
すました顔して優雅な気分でいようとするんですが、
やっぱり内心は「ちゃんと飛ぶのかな…」と不安だったりして。
着陸前も、車輪が出てくる音がしたあたりから、実は
「嗚呼、神様、無事に陸地に戻れますように。
ダイハード2みたいなことになりませんように…」と祈ってたり。
このキャッチ、誰もが感じているのに言えなかったことを
痛快に表現してくれている気がしました。


(下コメント)
上のが「飛行機」の中を表現した作品なら、
こちらは外から見た「飛行機」をイメージさせてくれる作品。
雲が見えて、星が見えて、異空間というあいまいな言葉では
言い表しがたいあの気持ち良さ、なんと表現したらいいか
ずっとわかりませんでしたが、このキャッチは
それをキレよく表現してくれていますね。
「飛行機」がとってもカッコよく見えてくる作品でした。
 
 

★★ お気に入り第2位 ★★

 
  物理的に、ムリしてない?



       -受賞者-K.S兄さん(58pt.)

 


  浮遊層




       -受賞者-ロベルト・ハッシオさん(23pt.)




(上コメント)

誰もが一度は思ったことがあると思うんです。
「なんであんな鉄のかたまりが空を飛べるんだ?」って。
それとまったく同じことを言ってるキャッチなんですが、
この作品を見ると微笑ましくなってしまうのはなぜでしょう?
毎日がんばって運航している飛行機クンをねぎらって、
肩をたたきながらこの言葉をかけてあげたいです。
「そうなんです!やっぱムリっすよ!」と泣かれても困るんですが。


(下コメント)
19歳まで乗ったことがなかったからか、僕は
「飛行機」に乗る人ってなんとなく上流階級の人だと思ってました。
だって、沖縄でも北海道でも、いや、ハワイでも、
もっと安い「船」という乗り物でいけるわけですし。
それでも、高いお金を払って
きれいなアテンダントのお姉ちゃんが食べ物やら飲み物やら、
雑誌や毛布までサービスしてくれる「飛行機」を選ぶ人たちは、
遊び人っぽい、富裕層ならぬ「浮遊層」だと思います。
 
 

★★ お気に入り第3位 ★★




  善人、悪人、全員着席!

       -受賞者-ローリングズコーンズさん(49pt.)


 

  鉄鳥




       -受賞者-レッドキャベツさん(8pt.)
 

 
  フライングシアターホテルレストラン。




       -受賞者-うりたろうさん(61pt.)




(上コメント)
「飛行機」に乗った時、なぜかいつも“懐かしさ”の
ようなものを感じていて、ずっとその理由がわからなかったのですが、
このキャッチを見てわかりました。

「飛行機」って、学校の生徒のように言うこと聞かされますもんね。
子どもであろうがヤクザであろうが、医者であろうがプータローであろうが、
「大変危険ですので、着席して座席のシートベルトをお締めください」と
言われたら、それに従わないといけない。
一見イカツい人も、命を預かられているせいか、ちゃんと言うことをきく。
そんな光景を見ることができる「飛行機」って、なんだかキュートですよね。


(中コメント)
「空を飛ぶ鉄のかたまり」という表現しか知りませんでしたが、
なるほど、こう表現したらなんだか強く、美しい。
「ベースボール」も「野球」という二文字に変換されましたが、
もしも、文学が栄えた大正時代ぐらいに「飛行機」が登場していたら、
「鉄鳥」という二文字を当てはめられたような気がします。
 
(下コメント)
「飛行機」を商売っけたっぷりにネーミングチェンジするなら、
こういう感じですよね。
食事もできて、映画も見れて、
最近じゃ横になって眠ることもできる。しかも、空を飛びながら。
そういわれたら、なんだか魅力的な乗り物ですね。「飛行機」って。
 



★★ お気に入り第4位 ★★




  エコノミーな夜、オカンに急接近。




       -受賞者-K.S兄さん(61pt.)


  空の孤島




       -受賞者-D.Mさん(35pt.)
 
 
  大勢でぽつーん




       -受賞者-ミスター尻ASSさん(41pt.)




(上コメント)

エコノミークラスの座席って、本当に狭い。狭すぎる。
でも、そんな狭さをちょっと微笑ましい話に変えてしまう、
さすがはK.S兄さんです。
普段、オカンとあれだけの至近距離で接することなんてないから、
エコノミー with オカンは、赤面すること間違いなしでしょう。
急接近したあとのストーリーを聞いてみたいところです。



(中・下コメント)

「飛行機」でどこかもわからない空を飛んでいると、
現実世界から離脱させられたような、
なんともいえない疎外感を感じるときがあります。
「ここで変態が出没してもおまわりさんは来てくれないし、
大火事が起こっても消防士さんは来てくれない…」
そんな気持ちを思い出させてくれたのがこの2作品。
「孤島」「ぽつーん」という言葉が気に入りました。

 


★★ お気に入り第5位 ★★




  空から見た日本列島は、地図と同じ形をしていました。




       -受賞者-コルシカさん(6pt.)




  空を飛ぶ人ばかりが なぜモテる




       -受賞者-和製◇長さん(64pt.)
 
 
  空の絵描き




       -受賞者-シュークリームさん(21pt.)




(上コメント)
「翼の王国」や「SKYWARD」に載っている地図を広げて、
「あ、今この島の上を通過した」とか、確認してみたり。

地図で見ていたのと同じ形の陸地が窓から見えると、
当たり前のことなんですけど、やっぱり感動するんですよね。
学校で教える地理の授業は、絶対に
「飛行機」を貸しきってやったほうがいいと思います。



(中コメント)

これはホントにそう思います。
世の中にはいろんな職業があるのに、
なぜいつの時代も「パイロット」と「スチュワーデス」はモテるのか。
空を飛ぶ人はやっぱりカッコいいんでしょうか?
だったら、鳥人間コンテストの強豪である我が母校の
工学部の学生たちはなぜモテないのか?疑問です。
 
(下コメント)

「飛行機雲」って、なんど見ても美しいですよね。
地球上で一番大きなキャンパスである青い空に、
まっしろなラインをさーっと描いていく。
去年、ポカリスエットが全国各地の空に
飛行機雲で商品名を描くキャンペーンをやっていましたが、
今年もやってほしいなぁ。



◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆




  ホステスが制服で働いてます。




       -受賞者-K.S兄さん(67pt.)


 

  9月11日、テロ割スタート!FBI




       -受賞者-時速150kmさん(27pt.)
 

 
  乗る前1時間、乗っても1時間 By広島人




       -受賞者-D.Mさん(41pt.)
 
 

(上コメント)
陰の1位候補と言ってもいいくらい、いい作品です。
かつて20世紀の終わりに「2001年は月曜日から始まります」という
言葉を聞いたことがありましたが、単に事実を言ってるだけなのに、
視点を変えるだけで魅力的に見えるキャッチ、好きですねー。
「飛行機」でフライトアテンダントを見ていても気づきませんが、
「ホステスが制服で働いている」って考えれば、
それってマニアの方にはものすごいサービスじゃないですか。
地上のクラブで働く女性に制服を着せようと思ったら、
たぶんえらく高いオプション料金をとられると思います。


(中コメント)

なかなかブラックな、でも、鋭いところを突いたキャッチです。
サービスって、常に時代とともに生まれてくるものですが、
こんなご時勢だからこそ、生まれるサービスもあるでしょう。
誰もが「飛行機」に乗らない時だからこそ、お得な割引を実施する。

背景には暗いものがありますが、目のつけどころには感心します。
 
(下コメント)

地方の空港って、市内中心部とかなり離れているところが多いですよね。
広島空港も、たしか市内からバスで約1時間ぐらいかかったような。
それだけ時間をかけて行っても、そんなに離れてない国内なら
「飛行機」1時間ぐらいで行けてしまうから、
なんとなくむなしくなるのもわかりますね。
人間って、「大きなこと」をするためなら「中ぐらいの努力」はできますが、
「中ぐらいのこと」をするために「大きな努力」をするのは
なかなか納得がいかないものです。
 

 

■■ 次点。おしかったね。 ■■


・飛べば天国、落ちれば地獄
 
・元祖!禁煙室。
 
・国境のない旅をしよう。
 
・空飛ぶ階級社会~ファーストなんて夢のまた夢~
 
・パイロットになったって、ボールペンの会社に就職したのかよ!


・運命共同体

・何よりも、気分が空を飛んでいる。


・That’s他力本願。


・なんて大きな鶴





●●その他の作品も一部ご紹介●●



・一直線の白い雲、その先に君がいる。

・トイレの事は考えちゃダメ!!


・夢見る間に外国へ


・オレの夢より高く飛んでみな!


・お客様のケツを、安全に運びます。


・人類の翼を進化させたのは、戦争だった。


・時々、本気の絶叫マシーン
 
・よく見るとボロかったりする
 
・視界は神様気分


・君の笑顔より 飛行機が飛び上がるGの方が好きなんだ


・雲の上をお散歩

・世界地図で暇つぶし

・雨のち曇りのち晴れ


・ブルーインパルスってお笑いなの?


・フライトアテンダント?

 そんなワケわからんのはええから、

 スチュワーデス呼んでこーい!!


・最近、参る、貯めてる?



・19を連想した奴は普通 aikoを連想した奴は通



・どこでもドア手前



・勝手に飛ぶのはやくみつる的に許されない



・飛行機に乗っているとき ついつい
 羽根の上に誰か乗ってるのではないかと
 マンガみたいなことを考えてしまうのは 俺だけか?


・血栓はキムヨンヒ
 
・金太は戦闘機に乗りました~♪。

 超速、音速マッハ3~♪
 金太~マッハ3だ。

 きんたーまっはさんだ。
 キンタマはさんだ~♪(痛そー!!)
 
・ジェット浪越



                 (他34作品)
 
 
今回は本当にたくさんのご応募をありがとうございました!
なんだかんだであと少しで年末なので、
今年はもう1回ぐらい開催して、その後はいよいよ
2006ベストキャッチの投票にうつる予定です。(1年、早いですね)
 
今回の「飛行機」キャッチで、順位も結構入れ替わりました。
今年のチャンピオンを手にするのは、いったい誰なんでしょう?
またやります。お楽しみに!
 
 
☆sunny-yellow航空、ウルトラクイズと提携し、
 機内テストで点数が悪かった乗客を強制送還させるサービスを開始。
 グアム行きから導入予定。予約殺到。 
(sunny-yellow新聞朝刊より)