No.2838 「動く」から面白い

人間がこの世に生まれた時、
最初に興味を示すのは「動くもの」だと言う。

赤ちゃんがお母さんの目を触ろうとしたり、
メリーやモビールを見てキャッキャ言ったり、
ボールやミニカーで遊びたがるのは
きっと「動く」のが面白いからなんだろう。

大人になってもそれは同じで、
僕らは無意識に動くものに惹かれる。

最近の時代で言えば、
Yahoo!ニュースのようなニュースサイトや
インターネットの掲示板、
SNSなどがそれにあたるだろうか。

アクセスするごとに
サイトやタイムライン上に新しい情報が流れ、
時が動いていることに人は惹かれる。

また、今もなお芸能界が
多くの人から注目されるのも、
何かと話題が尽きない動きのせいだろうね。

ふと、
「動くってどういうことだろう?」と考える。
その本質が分かれば、
新しい発見があるような気がして。

動くこととは、
そのモノが同じ場所に止まっていないということ。

見る人の立場から言えば
「目の前の景色が変わること」とも言えるし、
止まっていないモノに
「命を感じること」とも言えるかもしれない。

空が晴れたり、曇ったり、
老人が歩いたり、子どもが走ったり…etc.。
毎日同じ景色に見えても、
まったく同じ1日なんてないよね。

よく見れば、
今日という日は
もっと面白いのかもしれないな。

動いたものに、
気づいてさえすれば。
すべてのモノが、生きていると思えば。

秋が近づき、
木の葉が少し色づいてきた。

生きているんだね。
そこに命があるんだね。

そんな小さな動きを見つけただけで、
なんだか、今日は楽しい。