2013年第9回キャッチコピーコンテスト「外国」

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お待たせしました!
「2013年第9回キャッチコピーコンテスト」の発表です!

今回も良い作品が多くて
とても悩みましたが、僕なりに厳選してみました。

さっそく行きましょう!
海の向こうにはどんな魅力があるの??
「外国」キャッチ!


★★ お気に入り第1位 ★★



  40才でも迷子になれる。




       −受賞者−テントショップボーイさん(110pt.)


(コメント)
コレ、いいですね〜。
人々が「外国」に求めているものって、
非日常やドキドキ感だと思います。
それが見事に表現されていますね。

前に少し話した
「キャッチを誰に伝えるのか」という話になりますが、
「40才でも」というフレーズが効いているおかげで、
僕たちのようなアラフォー世代には魅力が伝わりやすいです。

人間って常に自分にはない物を
求め続ける生き物だと思いますが、
インターネットを使っておいしいお店や観光地などの
色んな情報が簡単に手に入るようになってしまったことで、
今の人って日常に対して飽き性。
その結果、最近では
迷路や脱出ゲームなんかも流行っています。

そんな世の中だからこそ、
「迷子」も逆にメリットになるわけです。
マーケティング視点から見ても非常に良いキャッチでした。
そのまんま旅行パンフに使える作品ですね。



★★ お気に入り第2位 ★★



  そこではあなたが外国人



       −受賞者−S.Mさん(12pt.)




  外から見れば、ここも外国。



       −受賞者−K.S兄さん(119pt.)




  もしかしてだけど、
  もしかしてだけど、
  外国なんていわない方が仲良くなれるんじゃないの。



       −受賞者−MYCAL小久保さん(30pt.)




  サギがいて、カモになる。



       −受賞者−うりたろうさん(98pt.)



(1つめ&2つめコメント)
「外国」の「外」の意味を、
うまく逆手に取った2作品ですね。
実はこの「外」という文字こそが、
今回の「外国」キャッチを考える上での
ポイントだったんじゃないかと思います。

「外」という文字自体、
一定のテリトリーが存在した上での
“それ以外”を意味します。
国でいえば、“自分の国”という
縄張り意識があるからこそ
“外の国(外国)”という言葉が出てくる。

つまり、どの国もみんな自分以外を
「外国(人)」だと思っているだけで、
それって物理的な境界でも何でもなく
意識が生み出した幻想なんです。

そう考えると、「外国」という言葉自体が
とても意味のないものに感じてきます。
この2つのキャッチは、
そんな幻想に一石を投じてくれる作品でした。


(3つめコメント)
これも同じく、「外国」という幻想に
一石を投じてくれる作品です。
「外」とか言うから遠く感じたり、
自分とは違う異質の存在に感じてしまいますが、
そうした偏見をなくせば、
所詮は同じ地球の土地、同じ人間ですよね。

最後の行だけなら
少し説教くさいキャッチになってしまいますが、
CMでも使われている「どぶろっく」のメロディに乗せて、
結論を遅らせながら
最後にズバッと言い切ったあたりは、
上手だな〜と思いました。


(4つめコメント)
海外旅行に行くと、犯罪の罠がたくさん。
特に日本人は引っかかりやすいと言われています。
これも1つの「外国」の顔ですね〜。
2種類の鳥の名前を使って
短くまとめたあたりも、オシャレです。



★★ お気に入り第3位 ★★



  VisaよりもMasterよりも世界で使える笑顔




       −受賞者−時速150kmさん(27pt.)




  笑顔が心のパスポート



       −受賞者−たみきちさん(16pt.)




  マクドナルドがエスケープゾーン。



       −受賞者−うりたろうさん(103pt.)



(1つめ&2つめコメント)
握手と拍手、そして笑顔は万国共通語です。
特に笑顔は、それだけで相手に好感を与えます。
「外国」と仲良くなる方法は、
言葉じゃないのかもしれませんね。


(3つめコメント)
よくわかりますね〜。
アメリカ旅行に行った時を思い出しました。
「外国」に行くと、知らない場所だらけ。
それはそれで楽しいのですが、
襲われそうになった時やお金のない時など、
本当に困った時に知らないお店に行くのは不安です。

その点、マクドナルドは
たいていどの国にもあるし、
どんな店かも分かっているので
ヘルプを求めるには安心な場所ですよね。
セブンイレブンなんかも、
同じくエスケープゾーンかもしれません。



★★ お気に入り第4位 ★★



  あなたがキャッチを考えている間に、
  アフリカで子どもが10人死にました。



       −受賞者−和製家長さん(18pt.)




  一度でいいから歩いていってみたい



       −受賞者−D.Mさん(32pt.)




  「地球の歩き方」は、実話を元にしたフィクションです。



       −受賞者−うりたろうさん(106pt.)




(1つめコメント)
僕も含めて、みんなそれぞれに時間をかけて
キャッチ作品を考えていたからこそ、
ハッとさせてくれるキャッチですね。
時間の価値は国によって違います。
僕たちの国は、こうして言葉で遊んでいられるだけ
平和なのかもしれません。


(2つめコメント)
いいところに気がつきましたね。
僕も言われるまで気づきませんでしたが、
島国の日本って、周りはすべて海。
他国のように、
歩いて隣国に入るようなことはできません。
船の上で歩き続けて、
気分だけでも味わうしかありませんね。


(3つめコメント)
「外国」のことなら、やっぱり「地球の歩き方」!
ものすごい知名度を誇っている本だと思いますが、
実際に行ってみると、
書いてあった内容とイメージが違うこともしばしば。
嘘は書いていないのですが、
旅行中、頼りにしている一冊だからこそ
「違うやん!」と思うことも多いのです。

でも、旅行者の想像をかき立て、
実際に目で見るきっかけを作ってくれる
“フィクション”だと思えばうなずけますね。
旅行に行かなくても、読んでいるだけで面白いし。



★★ お気に入り第5位 ★★



  海外と言った方がテンションあがります



       −受賞者−D.Mさん(33pt.)




  行くまでワクワク、行ったらバタバタ、帰ったらホッとする



       −受賞者−ローリングズコーンズさん(11pt.)




  どこにいっても人間がいる。



       −受賞者−うりたろうさん(107pt.)



(1つめコメント)
そう、そうなんです。
なぜなんでしょう?
「外国に行く」と言うよりも
「海外に行く」と言った方が楽しくなります。
これからは「外国人」ではなく、
「海外人」と呼びましょうか。


(2つめコメント)
この気持ち、「外国」に行ったことのある人なら
ものすごく共感するんじゃないでしょうか?
旅行ってたいていこういうものですが、
特に「外国」への旅行って
ワクワク→バタバタ→ホッ、ですね。


(3つめコメント)
奥が深い作品だなぁと思いました。

動物の気持ちになってよく考えてみてください。
海を渡って違う場所に行くと、人がいて、
そこからまた違う場所に行っても、人がいて、
地球上はどこに行っても、人がいるわけです。

「外国」と言えばたいそうですが、
「人間が暮らしているだけの場所」と言えば
ドキドキする必要もないのかもしれませんね。



◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆



  海外旅行と称し淡路島へ行ってみる。



       −受賞者−T.Kさん(22pt.)




  酒井法子の生きる道



       −受賞者−ミスター尻ASSさん(38pt.)



(上コメント)
日本では、海の向こうにある見知らぬ場所を
「海外」または「外国」と言います。
そのイメージを利用すれば、
大阪や神戸の海の向こうにある淡路島も
「外国」と言えちゃうかもしれませんね。
今度淡路島に行った後には
ぜひ使ってみたい表現です。


(下コメント)
う〜ん、シュール。
「外国」って、自国ではうまく行かなかった人の
再生の場でもあるのかもしれませんね。
日本じゃない自分でリスタートできますからね。
これはこれで、新しい視点でした。



◇◆ おまけ/シンクロでうれしいで大賞 ◆◇
 
今回の「外国」キャッチ、
結構色んな妄想が広がって楽しかったです。
僕が事前に想像していたのはこんなキャッチでした。


  ・地球村のご近所さん


  ・ケータイ以外、通じないよ。


  ・誰も俺を知らない。俺も誰も知らない。


  ・「外国」と呼ぶ時点で、鎖国している。


  ・行けば誰もが、日本代表。


  ・551の、ない時〜。


  ・ヨソ wa ヨソ! ウチ wa ウチ!


  ・ラピュタもあるぞ。


  ・英検3級でメジャーに挑む。


  ・「Sightseeing?」

      「ノーぉ! 齊藤 信吾です」



1つめは、
「外国」と読んでいる場所も
見方を変えれば
実はとっても身近な存在であることを
やさしく表現したかったので。

2つめは、
言葉もそれまでの経験も
何も通じないスリルを。

3つめは、
360度完全アウェーの中、
ゼロから始められるドキドキを。

4つめは、
「外国」という言葉に潜んでいる
排他的な意識にメスを入れる感じで。

5つめは、
アメリカでもフランスでも、
そこに行った旅行者の言動が
現地の人には「日本人の言動」として
捉えられるんだよ、ということを。

6つめは、
551蓬莱のCM風に
慣れ親しんだ商品が何もない感じを。

7つめは、
どの国の人もこう思って
自国と「外国」を分けてしまっているんだろうなぁ、と。

8つめは、
「外国」は空の上にもあるぞ、ということを。

9つめは、
誰もが初めて「外国」に行く時に感じる
ワクワクとドキドキを、
プロ野球選手の気持ち風に。

10こめは、
「外国」で本当にありそうなワンシーンを。



ということで、
今回の「シンクロでうれしいで大賞」は、
3つめの「アウェー」発想の視点に近かった
この作品にあげちゃいます。



  お楽しみが立ちはだかる
  アウェーゲーム。



       −受賞者−K.S兄さん(120pt.)




■■ 次点。おしかったね。 ■■

・ワクワクドキドキがパスポート

・世界の中心が日本だと言ってます

・不自由を楽しもう。

・未知なる海、
 未知なる空、
 未知なる道。

・今宮から泉佐野くらいまで。

・エンハツカエン

・日本がわかる

・日本をよく知るためのプロセス

・日本がもっとわかる場所。


●●その他の作品も一部ご紹介●●

・”当たり前”に出来ない場所

・なんとなく欧米

・憧れと希望ときどき偏見

・あなたは世界中の何%を
 その目で見たことがありますか?

・所詮は同じ地球上。

・宇宙から見ればひとくくり

・良いも悪いも幻想

・観光地< 食べ物<人との触れ合い

・「アジア人」でひとくくり。

・これだけあれば帰れます
 パスポート、カード、空港までの現金

・おばちゃんは、万国共通でおばちゃんだ。

・この星のキャパシティを
 思い知りました。

・言い訳がワールドクラス。

・合格発表を待つドキドキ(入国審査)

・大橋巨泉のいるところ。

・世界不思議発券

・フランスの、三菱地所ではワキ毛を剃らない。

・キューバに胸を借り、ブラジルには尻を借りろ。

・ミャン坊、マー坊、ファンキブッダメン。

           (他18作品)


今回もたくさんのご応募をありがとうございました!
第9回終了時点でのキャッチポイントはこちら。
http://sunnyyellow.ciao.jp/ohanashi/2185

今年、あと1回ぐらいできるかなぁ。
わかりませんが、とにかくお楽しみに!



◎日本政府、安全保障とテロ防止の目的で、
 外国から訪れるすべて渡航者に対し、
 入国審査として「クイズ」を出題する方針を決定。
 3問中2問正解で入国許可、
 それ以外は母国に強制送還するというもの。

 11月から試験運用が開始されたが、
 「問1:日本人に多い特徴を答えなさい」という設問に対し、
 「チョンマゲ」「ニンジャ」という誤答が続出。
 
 その結果、入国率が2%弱にまで減少し、
 事実上の鎖国状態を続ける日本に対し、
 アメリカ政府は
 「開国に向け、ペリーの再派遣を検討している」との声明を発表。

         (sunny-yellow政治ニュース速報)