No.333  嘘のサンパチ

「ウソの3・8(さんぱち)」という言葉がある。
人がウソやデタラメを言うときに、
3と8を多用するというあの説のこと。
 
例をあげれば、
「おばあちゃん何歳?」「38歳!」や
「オレ有名人に3人ぐらい会ったことあるで」など。
 
数字ってのは無限にあるように思えて、
実は人が意識しているのは10進法。
1~10までの数字をベ-スに
僕らは数字をとらえてるらしい。
特に1と10に関しては、
疑いようのない特別な「完璧さ」を感じてるんだとか。
 
3と8は、最下限の1、最上限の10からみて
どちらも2つぐらい離れた距離にある。
人の心理ってのは、
実はこんなところにあるんだよね。
 
2や9は、あまりに完璧に近すぎて気がひける。
5や6は、あまりに完璧から遠すぎておもしろくない。
 
だから3と8。
いや~、奥深い。
 
恋人に「今、友達3人と遊んでる」なんて言われたりしたら、
なにとぞご注意を。
 
「アンタは8月生まれ」と母は言ったが…。
今日でおはなし、333回目。