No.2889 はじめてのおつかい

昨日、テレビで
「はじめてのおつかい」をやっていた。

前にも話したことがあるけれど、
この番組、絶対に泣いてしまう番組No.1である。

というか、
「これを観せられて
 親で泣かない人がいるんだろうか?」とさえ思う。

幼児が一生懸命
おつかいと言う“冒険”に出かける様子は、
親の胸にはガンガン響く。

いつもは一人で観ることが多いんだけど、
昨日はたまたま子どもたちも一緒だった。
というか、「これがみたい!」と
チャンネルを止めたのは彼らだったので。

僕たちがこの番組を観る時は
「○○ちゃん、がんばって!」という親目線だけど、
子どもたちにとっては同じ目線で観る番組。
さしずめ、挑戦系のドキュメンタリー番組である。

たとえば、僕たち大人が
「仕事の流儀」(NHK)を観る時、

「自分ならどうするだろうか?」

「この人のスピリッツ、すげぇ」

などと、
同じサラリーマンである自分に置き換えながら
番組を観るから、思わず真剣な目になってしまう。

それと同じように、
子どもたちも真剣な眼差しで
「はじめてのおつかい」を観ていた。

「自分なら泣かずに歩けるだろうか?」
「兄弟とはぐれた時にどうするだろうか?」…etc.。

きっと、頭の中で
そんなシミュレーションをしていたことだろう。

番組が終わった後、
お約束の質問をしてみることにした。

 「今度、オマエらもおつかいに行くか?」

返ってきた答えは、二人とも
「いや〜」「むり〜」
というもの。

番組に登場した子どものように、
ミッションを達成するのは簡単じゃないと
悟った様子だった。

「そうか、そうか」と笑ってみたものの、
子どもの立場に立てば、気持ちはよく分かる。

はじめてのおつかいって、大人に変換するなら

 「言葉も文化も違うアフリカの国まで行って、
  地元の産業を2つほど買収して
  どうにしかして日本まで帰って来い」

というぐらいのハイレベルなミッションだ。
大人だって二つ返事で答えられる人は、
そうはいないだろう。

親になると、
「はじめてのおつかい」がこのぐらい
ものすごいチャレンジ企画であることがよく分かる。
だから、号泣してしまうんだけどね。

なんとなく、昨日の夜は
いつもより強く娘を抱きしめながら眠った。