No.2970 カンペキじゃないほうがいい

誰だって、
物を作るならきれいに作りたいし、
何かを始めたらきちんとやり遂げたい。
最初はね。

でも、やり始めると
うまくいかないこともある、
というか、

すんなりとうまくいく方が少ない。

「カンペキにやる」という理想は、
カンタンに壊れやすいものだ。

ただ、「うまくできなかった」とか
「また失敗した」とか、
それに凹むのはナンセンスだと思っている。
そもそも、カンペキをめざすことも
しなくていいんじゃないかと。

持論だけど、
1回で終えるものは、
カンペキにやった方がいい。

犯罪とか手術とか、
二度やるべきでないものはね。

ただし、そうではなく
これからも続けていくものは、
むしろカンペキじゃない方がいい。

 「今日もカンペキにできなかったなぁ」

という後悔が

 「明日は今日よりうまくやろっ」

という気持ちになり、
それが自然と、物事を続ける力に変わるから。

家事も、子育ても、仕事も、趣味も、
ずっと続けていくべきものだから、
カンペキじゃない方がいいんだよ。

続いている人は、
カンペキじゃない人。
いつも明るく失敗しちゃう人。

今日うまくできなかった自分を責めずに、
明日につながるチャンスを作った自分を
「よーし、ナイスパス♪」と誉めてあげよう。