No.1036 おせっかいなヒーローになろう



最近の歌ではないけれど、
近ごろよく頭の中をまわる歌詞がある。
ミスチルの「HERO」の歌詞だ。


  たとえば誰か一人の命と 
  引きかえに世界を救えるとして
  僕は誰かが 名乗り出るのを 待っているだけの男だ


ここ最近、中越地震やイラク人質問題など、
有無を言わせず問いかけてくる事件が多かった。
そのたびに僕は自問自答し、
いつのまにかこの歌詞に共感してしまっていた。

昨日の夜のことである。
ある会員の人からメールが来た。

今年の台風で実家がえらい被害に遭った彼は、
中越地震で被害にあった人のために、
救援物資を送ろうとしたらしい。

けれど、いろいろあって、
彼は自分がしようとしているその行為が
自己満足的な行為なのではと悩んだというのだ。

僕はたぶん、何もできなかっただろう。
それこそ、誰かが名乗り出るのを待っていたような気もする。
だから僕はその話を聞いて、単純に彼に拍手を送りたくなった。

人間の行為は、すべてがエゴと言えばそうなのかもしれない。
誰かのために死ぬことができたとしても、
そこには満足や納得できる何かがあるからできるのだろう。

ただ、大切なのは「結果」だと思う。
そこにいたるまでの気持ちがどうであれ、
何かを変えるために「行動する勇気」を持った人は素晴らしい。

世の中で一番難しいのは、
考えることでも、言葉を発することでもない。
行動することだ。
石が重いから動かせないという理由を詳しく話せるより、
動かすために何かやろうとする人のほうがずっとエラい。

その動機がエゴであれ、HEROになりたいであってもいいと思う。
それで誰かが、少しでも楽になったり、幸せになるのであれば。

自分の想いから生まれた行動は、
時に相手から喜ばれない時もある。
そういう意味では、
「行動」の次に「言葉」もあったほうがいいのかもしれない。

彼が救援物資を送る際、
ぜひその想いを綴ってほしいな。
そうすれば、迷惑に思う人なんていないと思うから。

さて、僕自身はどうするのか。
こうしていろいろ書くだけなら誰にでもできる。
何からやればいいのかわからないけれど、
とりあえず何かがしたくなって、
昨晩、電話でできるドラえもん募金をしてみた。

正体のわからない正義感にかられ、
自分もやらなきゃと思ったのは、明らかに僕のエゴである。
でも、それが何かの役に立つなら、やらないよりはいいと思う。

100点でなくても、1点でいい。
1点でもいいから行動する人が100人いれば、
100点になるから。