No.4233 コロナウイルスと休校


「自習」。
漢字で書くとなんだか堅苦しそうだけど、
学生だった当時に聞くその言葉は
まるで一服の清涼剤のような清々しさがあった。

授業が無くなる。
勉強しに学校へ行っているはずなのに、
なぜあんなにうれしかったんだろう?

少しだけ緩められた束縛に、
小さな自由を垣間見ていたのか。
とにかく、あの時の高揚感はすごかった。
大人になった今でも忘れてはいない。

だからだろう。

昨夜、政府が発表した
「来週から小中高を休校に」という内容は
なかなか衝撃的ではあったけれど、
「おっ、なんだかすごいことになってきたぞ」と
かすかな高揚感もあった。

もちろん、保護者世代としては色々困る。

この時期に夏休みレベルの長期休暇が
入ることなんて予定していないから、
子どもたちの飯をどうするか、留守番をどうするか、
そもそも仕事は休めるのかなど、急な調整が必要になる。
今朝からどの親も大慌てでいることだろう。

うちの息子に限って言えば
来週から期末テストの予定で、
中間テストのマイナスを挽回する最後のチャンスだった。

国の方針どおり、うちの市の教育委員会も
来週から全校休校の結論を出したようだけど、
テスト無しで成績がついてしまうんだろうか?
そのあたり、親としてはかなり気になるところだ。

サッカーチームからの連絡はまだ来ない。
今週末の予定も未定。
ただ、おそらく試合は無くなるだろう。
Jリーグが止めたぐらいだからね。
対外試合はしばらく組めそうにもない。

もしも練習まで中止になれば、
子どもたち、天国だろうな。
うん、喜ぶ気持ちはよくわかる。

ただ、遊びには行けない。
レジャー業界のキャプテンである
ディズニーランドの休園が決まったから、
他の施設もそうなるだろう。

そうなると、
長期休暇をずっと家で過ごすのか。
それはそれで大変そうだな。

今思えば、自習はたまにあるから
うれしかったのかもしれない。
ずっと自習だと、きっと面白くないよね。

日本が少しずつ止まっていく。
子どもだけ止めても親が止まらないと社会は回らないから、
そろそろサラリーマンへの具体的指示もほしいところだ。
首相、待ってるで。