No.4337 ツーブロック


先月散髪に行った時、
徐々に気温も暑くなってきたから
髪のサイド部分を軽く刈ってもらうことにしたんだ。

そうしたら、
いつもの美容師さんから意外な一言が。
「ツーブロックとか大丈夫なお仕事ですか?」

最近のニュースを見ているから、
美容師さんも半分冗談で言ってくれたんだけどね。
僕も「ああ、そういう時代になったんだな」と実感した。

最近やたらと熱が高まっている
「ツーブロック」論争。
学校が生徒のツーブロックを禁止して
やたらと騒ぎになっているアレね。

「アホらし~」と思いつつも、
学校に子を預ける親の立場として
今の教育業界の価値観を知る意味で動向を注視している。

日本は平和だよ。
たかが髪型だけで大人が真剣な論争を始める。
今日のニュースによると、東京の教育長いわく
「ツーブロックは事件や事故に遭う髪型」だそうだ。
だから禁止しているのだと。ふーん。

念のためここでおさらいしよう。

ツーブロックとは
主に男性が髪のすそを刈り上げて、
短い部分と長い部分の
2つのブロックに分ける髪型のこと。

言わば昭和の時代で言うところの
「刈り上げ」のようなもので、
男子なら誰でも一度はやったことがある髪型だと思う。
なんなら、サザエさんに出てくるカツオもそうだし、
別に今仁始まった話じゃない。

ただ、ロン毛ブームの到来とともに
「刈り上げはダサい」とされた時期があって、
一時はその存在が消滅しかけていた。

そしてまたここ数年、
オシャレな髪型として
また脚光を浴び始めているけれど、
本質的には別に何も変わっていない。
短い部分と長い部分があるだけの髪型だ。

そんなシンプルな髪型がなぜダメなのか、
僕には本当によくわからない。

はげたオッサンが横髪だけ伸ばしているのだって、
ある意味逆ツーブロックなわけで、
頭が2段階っぽいのがダメなら、
スヌーピーまで教育上ダメなキャラになっちゃうよ。

わかってる。
きっと、この問題は理屈じゃないんだろうなと思う。

学校側からすれば、ツーブロックをしていることが
“イキっている”ように見えるからいけない、
ということなんだろう。
その感覚は分からなくもない。

たしかに、若いサラリーマンとかが
派手めのツーブロックで歩いていたら、
「コイツ調子乗っとるな~」とは感じるからね。

それでも、他人が禁止する権利はない。
モヒカン、ロン毛、金髪が不良という時代は、
もう20世紀で終わったのだ。
ダイバーシティ重視の世の中だし、
多様性というものを認めて行かなきゃ。

本当に大事なのは、
髪型の自由を制限することじゃなく、
その髪型がどう見えるのか、
自分で考えさせることじゃないのかな?
僕は息子にそう教えている。

若者がツーブロックにしたいなら
どんどんやればいいと思う。
オッサンも横髪だけ伸ばせばいいと思う。

ただ、あとは自己責任だよ、と。

そうすることでイキった奴に見られるのか、
カッコいい奴に見られるのかは、
自分の心で感じ取らなきゃいけない。
それが本当の「センス」というものだ。

自分のことを棚に上げて言うなら、
最近センスがない男が本当に多いと思う。

本当にセンスある人って、
程よいさじ加減で、絶妙な感じで自分も楽しみながら
周りも幸せにできるんだよね。本当に。

ソウイウヒトニ、ワタシモナリタイ。