No.4451 沈んだ毎日にはカメラが効く

嵐が活動を休止してから1カ月、
我が家のテレビではまだ毎晩のように
嵐が出演した録画番組が流れている。

それでも、去年よりは少しだけ
頻度が減ってきたような。

櫻井君や相葉君が
ピンで出ている番組は流れるものの、
違う番組も増えてきたように思う。

そりゃ、露出がなくなれば
子どもたちの興味も変わっていくわな。

「どれだけ愛されていたとしても、
目の前からいなくなった人は
こうして忘れられていくんだなぁ」と実感した。

結局、心の残像よりも
実際に目に見えるものが強いんだ。

毎日生きている中で、
僕らは色んな景色を見ている。

今まさに目で捉えているもの、
そのインパクトはとても強いから、
良い1日にしたいなら
なるべく良いものを見た方がいいよね。

「通勤時は美人探しだけをしている」
という友人の話も、一理あるなと思った。

気持ちが悪い日というのは、
やはり悪い何かを見てしまっている。

別に見なくてもいいはずなのに、
自分から悪いこと、汚いものを見てしまうことも。
まずは視線から変えなきゃな。

足下を見て歩いていたら、
たいていはゴミしか視野に入らない。
そればっかり見ていたら、
心まで汚くなっていく。ほんまにね。

もう少し視線を上げれば、
別のものも見えてくるはず。

「この目でなるべく美しいものを捉えよう」、
そんな心構えを思い出させてくれるカメラは、
本当に世紀の発明品だと思う。

みんな、スマホ持ってるでしょ?
カメラついてるでしょ?
最近、撮ってないでしょ? 僕もだけど。

良い写真は良い記憶になり、
良い記憶は良い気分に変わっていく。

押そうぜ、シャッター。
なるべく上を向いて。
テンション上げるボタン、押し忘れないでいこう。