No.4497 ヒーローだらけの世の中で


勧善懲悪っていうのかな。
ヒーローが悪者を倒す話が、
日本人は特に好きだと言われる。

水戸黄門に始まり、
最近だと半沢直樹?
ドラマに限らず、ヒーロー登場は
漫画でも王道のパターンだ。

そんな作品を観て育ったからか、
僕らの心の中には無意識に
「必ず正義は存在する」という概念がある。

ところがどっこい、
大人になるに連れて
それが間違いであることに気づかされる。

いや、この世に正義がないとは言わない。
ただ、1つではないというか、
ヒーローは悪でもあり、悪は正義でもある。

つまり、正義って奴は
人間の解釈の数だけ存在するんだな、と。

自分と同じ正義に出会えなければ、
「この世に正義など存在しない」と
やさぐれることもあるけれど、
それはあまりに短絡的かもしれない。

ヒーローと戦っている悪者も、向こうは
「自分がヒーローだ」と思っているのだから。

生きている以上、誰かに腹が立つこともある。
そんな時、なるべく目の前にいる悪者の
仮面の下の顔を想像する。

たいてい、自分と同じ顔をしているんだよ。
人間なんだよな。

TVドラマに影響されて、征伐しちゃダメ。
まずは話さなきゃ。
バイキンマンも、わりといい奴だからね。
いきなりア~ンパ~ンチしちゃダメよ。