No.1459 大人のためのサンタクロース講座

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★  How to サンタクロース ★


 「皆さん、こんにちは。
  『大人のテクニック講座』、
  記念すべき第100回目のゲストは
  クリスマスイブに夢を与え続けて60年、
  今や国民的人気を誇る散田 苦労州さんです。
  散田さん、よろしくお願いします」



    「よろしくお願いします」

 

 「さて散田さん、今日は
  『子どもに対するサンタクロースの演じ方』について
  詳しくレクチャーいただけるそうですが」



    「はい。まず、これをご覧になっている
     お父さん、お母さんに申し上げたいのは、
     サンタクロースは“すべての子どもの夢”だということです。
     その夢をいつまで子どもに信じさせることができるか、
     それは、親の工夫と努力次第なんです」



 「なるほどぉ。奥が深いですね。
  では散田さん、お子さんを持つご両親が
  決してやってはいけないことはありますか?」



    「まず最初に、プレゼントをケチらないこと。
     これは、我々の業界では鉄則中の鉄則です。
     子どもがラジコンを欲しがっているのに、
     安っぽい文房具を枕元に置くようなことをしては、
     子どもの非行は避けられません」



 「子どももそんなにバカじゃないということですね。
  勉強になります。他にもありますか?」



    「あとは、プレゼントのサイズです。
     いくら子どもが学習机を欲しがったとはいえ、
     それを当日靴下に放り込むことは物理的にも不可能です。
     また、押し入れに隠しておくのも限界があります。
     やむをえず事前に配達してもらう時は、
     子どもを強制的に外出させてからにするべきですね。
     そうでないと、荷物を運んできた宅急便のお兄ちゃんが
     サンタだと思われてしまいかねませんから」



 「私も子持ちですが、
  そこまで考えたことはありませんでした。
  まさに目から鱗状態です。散田さん、
  では逆に、上手なサンタの演じ方というのは?」



    「ひとことでいうと、リアリティを追求することですね。
     『サンタはいるよ、ホントにいるよ』と言ってるだけでは、
     子どもはいずれ不信を抱きます。
     そうなる前に、本当にいることを“体感させる”んです」



 「体感? 具体的には、
  どういうことでしょうか?」

    

    「五感に訴えてメモリーさせるということです。
     たとえば、あらかじめ親戚の男性にお願いし、
     イブの夜に『サンタです』と電話をしてもらう。
     その声を子どもに聞かせれば、必ず喜ぶでしょう。
     なんといっても、サンタの肉声が聞けるわけですから、
     実在することを疑う余地などありません」



 「なるほど!
  ほっ、他にも教えてください!」
     
     


    「あとは、聴覚ではなく視覚に訴える方法がありますね。
     『サンタが来たらわかるように、
      枕元にビデオカメラをセットしておいてやる』と言うんです。
     そして、子どもが寝静まったら、すぐに衣装に着替えて
     枕元にセットした録画ビデオの前に立つ。
     目覚めてからその映像を見せれば、立派な“証拠”になるわけです。
     ただ、調子に乗って顔まで撮影されないように注意してください」



 「そんな方法があったなんて…、
  私、今年はすぐに実践してみます!
  それでは最後に、散田さんから
  全国のご両親へメッセージをお願いします」



    「夢は見つけるものではなく創るものです。
     今後の明るい日本のために、
     親としてのクリエイティブを発揮し、
     豊かな感性を持ったお子さんを育ててください」