No.4885 いい人

「いい人になろう」、
無意識にそう思って生きてきた。
 
きっと、幼い頃から
学校でそう教育された影響だろう。
日本では特にそれが顕著で、
「いい人」になることが一番褒められる。
 
でも、この年齢になって気づくこともある。
 
散々僕らの心にすり込まれてきた「いい人」って、
正確には「周りにとっていい人」なんだよな。
 
献身的だとか、自己犠牲をいとわないとか、
周りに迷惑をかけないとか、
たぶんそういうことなんだ。
 
他人が一番で、自分は二番。
それを実践できる人こそが
この国でいうところの「いい人」なんだと思う。
 
改めてもう一度言おう。
僕は「いい人になろう」と思ってきた。
 
でも、ここらで少しモデルチェンジしようと思う。
周りではなく、自分にとって「いい人」に。
 
周りがなんと言おうとも、
自分の気持ちに対してもっとワガママに、
我慢を減らして、やりたいことをやる。
 
「誰かのために」なんて、
本気で思っちゃいけないんだよ。
それが自分のためになるのかが大事。
 
 
 
 「家族や誰かのためじゃなく、
  自分のために働いた方がいいよ」
 
 
 
昔、マネーの虎の堀之内社長にかけられた
言葉の意味が今になって本当によくわかる。
 
もう大人なんだから、
「いい子になろう」とするのではなく、
「幸せになろう」とするべきなんだな。
 
まずは、思うままに進もう。
どうにかなるだろ。進め。