2025年第1回キャッチコピーコンテスト「ホームセンター」
さあ、今年も行きますか!
「2025年第1回キャッチコピーコンテスト」!!
今年で27年目、
M-1グランプリよりも歴史が長いこのコンテストですが、
ポイントは毎年リセットされますので、
今年もみんな同じスタートラインからの勝負です。
2025年も順位に応じてポイントを進呈、
従来どおり、1次〆切までに応募した方には
参加賞1pt.も差し上げます。
年末の栄冠めざしてがんばってください!
さて、今年1発目のテーマは
冬休み中にブラブラしながら思いついたお題です。
早速いきましょう!
きっと、日本中どこにでもある!
「ホームセンター」キャッチ!!
★★ お気に入り第1位 ★★
家をもっと
我が家にしよう
-受賞者-スロー&イージーさん(11pt.)
(コメント)
これはいい!「ホームセンター」というテーマに対して、
ど真ん中からキター!!という感じですね。
分譲にしろ賃貸にしろ、
家ってそのまま住むだけではただの家。
中に何をプラスしていくかが大事なんですよね。
自分の生活にあわせてカスタマイズしたり、
コーディネートしていったりするからこそ
家が少しずつ「我が家」へと変わっていくものだと思います。
そんな楽しさを表現したこのキャッチ、
「ホームセンター」に足を向かわせる言葉としては
とても秀逸で、CMに使えるじゃん!と思ってしまいました。
昨年の新人王がいきなりの初1位獲得、
2025年も面白くなりそうですね。おめでとうございます!
★★ お気に入り第2位 ★★
一生モノの品揃え
-受賞者-ロベルト・ハッシオさん(7pt.)
欲望がケルヒャーする。
-受賞者-ミスター尻ASSさん(7pt.)
(1つめコメント)
僕も色々考えましたが、
こういうことを言いたくて出てこなかった!
ゆりかごから墓場までではありませんが、
「ホームセンター」って本当に生活の何もかもが揃っていて、
人生を包括している感じがするんですよね。
そんな懐の深さのような魅力を、
この作品は無駄のない言葉で言いきってくれました。
あっぱれですね。
(2つめコメント)
これ、思わず笑いながらも、
次元が違う高等テクニックに唸りました。
コピー、とりわけキャッチコピーには、
時として理屈よりもイメージでつかむ技が求められます。
この作品、日本語としては意味不明かもしれませんが、
「ホームセンター」好きなら誰もが知っている
メーカーブランドで接点を作ったところがまず秀逸。
それだけでなく、人間が高揚感を感じやすい音の響きを意識して
「ケルヒャー」というブランド名を選んだことで、
欲望が高まっていくイメージ感を演出しています。
この技を意図してやっていたら「天才現る!」ですが、
制作秘話を作者に聞いてみたいところです。
★★ お気に入り第3位 ★★
何でもないようなことが~、
必要だった気にな~る。
-受賞者-うりたろうさん(6pt.)
外付けドラえもん
-受賞者-しんごパパさん(5pt.)
(1つめコメント)
音符はついていませんでしたが、
おそらく「ロード」風のメロディーですかね?
「ホームセンター」の中って魔法の空間で、
最初は何かを買う気なんてなくても
歩いているうちになんだか色々と
必要に感じてきてしまいますよね。
ちなみに僕は年始、
「ホームセンター」を歩いていたら
なんだか買わなければいけない気がしてきて、
「ドアの消音テープ」を買ってしまいました。
行く時はそんな購入プランなどまったくなかったのに、
まさにマジックですね。
(2つめコメント)
この発想はなかったですね~。
同居はしないドラえもんって負担もないし、
めちゃくちゃ心強いし、
現代生活にはとてもいい距離感だなと思いました。
また、自分の家以外にストック場所があることを
今風に「外付け」と表現したあたりが新しい。
この料理方法は他のテーマでも使えそうです。
★★ お気に入り第4位 ★★
お父さんたちのスーパーマーケット
-受賞者-T.Kさん(4pt.)
おれの納屋
-受賞者-しんごパパiさん(8pt.)
お家のあれこれ バラ売り中
-受賞者-スロー&イージーさん(14pt.)
(1つめコメント)
「ホームセンター」の男性客率、
肌感覚では8割以上ぐらいでしょうか。
主婦がスーパーマーケットに行きたくなるように、
「ホームセンター」にはなぜかお父さんを引き寄せる力がありますね。
「そうそう、この長さの釘が欲しかってん!」と、
男心をくすぐる品揃えがその理由だと思います。
(2つめコメント)
納屋といえば自宅の裏庭とかにあるのが
スタンダードですが、そんな固定概念があるからこそ
このキャッチが面白く響きます。
近くに「ホームセンター」があれば、
巨大な納屋があるのと同じ、
いや、むしろそれ以上の安心感ですから。
(3つめコメント)
これはいいところに着目したと思います。
ドアノブだけが売っていたり、
ボルトとナットが別々に売っていたり、
足りない部分だけを補えるバラ売りこそが
「ホームセンター」の強みですよね。
★★ お気に入り第5位 ★★
いなかのデパート。
-受賞者-うりたろうさん(7pt.)
暮らしの総合デパートやぁ
-受賞者-スイカさん(1pt.)
集え!ホリデー職人たち!
-受賞者-スロー&イージーさん(15pt.)
週一大工体験
-受賞者-ぽろ。さん(2pt.)
(1つめ&2つめコメント)
まさに「総合デパート」と呼ぶべき品揃え。
田舎町に行くとその存在感は絶大で、
駐車場とかめちゃくちゃ混雑してますもんね。
(1つめ&2つめコメント)
最近ではユニクロでいう
「ヒートテック」っぽい服も置いていて、
そのうち本家のデパートを凌駕するんじゃないかと思っています。
(3つめ&4つめコメント)
「休日だけ大工にならない?」というのはある意味、
現代人に対する新しいライフスタイルの提案ですね。
そんな変身を叶えてしまえる「ホームセンター」には、
いつまでも大人の試着室的な存在であってほしいです。
◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆
ルコックじゃないよコメリだよ
-受賞者-テントショップボーイさん(6pt.)
(コメント)
これ、元々は応募作品ではなく、
応募作品を送ってくる時の件名タイトル?だったんですが、
あまりに良かったので
「なんかええやん賞」をあげたくなりました。
スポーツブランドであるルコックのマークが
わかる人は爆笑したと思いますが、
「ホームセンター」のコメリのマーク、似てるんですよね~。
おそらくスポーツジャージに
コメリのロゴを入れてもわからないくらい。
この説、一度水ダウとかで検証してみてほしいです。
◇◆ おまけ/シンクロでうれしいで大賞 ◆◇
今回の「ホームセンター」キャッチ、
僕が想像していたのはこんなキャッチでした。
・暮らしとは、家を育てていくことです。
・人生に必要なアイテム、マジで全部並べてみました。
・フツーの暮らしに、+αを。
・家に必要なものほど、家にはないから。
・おうちの変身ガジェット、大集合。
・毎週通って、ディアゴスティーニごっこ。
・あなたの人生の脇役たちが、主役の来店をお待ちしています。
・ニトリと、マツモトキヨシと、ヨドバシカメラと、
LOGOSと、LIXILと、ワークマンと、オートバックスと、
東急ハンズと、日比谷花壇と、ABC-MARTと、
リカーマウンテンと、ペットランドが一緒になった感じかな。
1つめは、
暮らしの本質に気づかせるトーンで。
2つめは、
赤ちゃん用から老人用まで、
人生のすべてをカバーできる圧倒的な品揃えを。
3つめは、
平凡な生活に小さな彩りを添える店であることを。
4つめは、
店まで足を向かわせるためのロジックを。
5つめは、
ガジェット好きな男子のハートをくすぐる言い方で。
6つめは、
「ホームセンター」で少しずつ買い足せば、
あの有名雑誌のように
家を完成させていく遊び方ができることを。
7つめは、
まだ出会っていないアイテムたちが
たくさん待っている場所であることを。
8つめは、
あえて固有名詞を出した方が
品揃えのすごさが伝わりやすいと思うので。
ということで、
「シンクロでうれしいで大賞」ですが、
今回は特になしでした~。次回に期待。
■■ 次点。おしかったね。 ■■
・リトル・ドーグヤスジ
・お父さんの「楽しいお遣い」
・あなたの街の総務部
・わたしの町のお道具箱
・有る物しか無いのに
無いものは無いお店ってなーんだ?
・DIYの聖地
・出会い系倉庫
・私が欲しいのはどのボンドなのか、
そもそもボンドとは何なのかという
哲学的迷宮に陥る魔境である。
・買いたいものが見つからないのに、
なぜかたくさん買っている。
・疲れたら、ミニ動物園で癒されてください。
・急性の家庭菜園やりたい病に罹患します。
・端材が無性に、無性に、無性に欲しくなる。
●●その他の作品も一部ご紹介●●
・お父さんワンダーランド
・なんでもそろうワンダーランド
・生活向上e-館
・広々大容量小売店
・大人の図工室
・引越ししたてのお供
・こんなものも!?まで取り揃えています
・パパと私のデートコース
・ほんとのホームはすぐそばに。
・私はコレで家を建てました
・家の中心でDIYを叫ぶ
・お値段通り!
・大人の玩具屋
・創意工夫のテーマパーク
・暇やし行こか。にはなりません
・実家の謎アイテムの仕入れ先。
・建材と健材を混在化して顕在化
・フンに金払うの!?
・コロ助までなら作れそう
・ドラえも on デマンド
・実は園芸用品専門店
・ペットコーナー行きがち
・都市で自然を!田舎で利便を!
・ショッピング < シーキング < ウォーキング
・店員より商品に詳しい客には気を付けろ
・ベテラン店員vs.うんちくオヤジの 知識バトルコロシアム
・いや、違うんだ。使いもしないことわかってる。
でもここへ行くとね。工具が輝いて見えるんだよ。
・実用性部門ならドラえもんにも負けません!
・100均には出せないクオリティがココにはある!
・息子に歳の数だけロウソクを
旦那に歳の数だけ五寸釘を
・航空業界にあのホームセンターが新規参入!
自社製品で作られた格安航空機がウリ!
・遂にあのホームセンター社長が宇宙開発を宣言!
「我々にはNASAにも負けない無骨な職人と
主婦の知恵がついている!待ってろ火星人!」
・レンタルの軽トラ、しかもMT車。
無事発進した時のドヤ感。プライスレス。
・いや、あんた洗剤頼んだだけやのに
なんでそんなぎょうさん工具買うてきてんの?
by嫁
・なんか変だと思ったら、HOMOセンターでした。
・ワシの尿道の水漏れを直せる工具は無いんかのぉ
・このパイプはカットしちゃだめぇー!
(他15作品)
今回もたくさんのご応募をありがとうございました!
ぜひ次の休日は、ニヤニヤしながら「ホームセンター」へ!
◎35年前から週8でホームセンターに通い続けた
山形県在住の田中 浩さん(67)、
いつのまにか店にあったすべての商品
(約6万3500点)を購入してしまい、
気づけば自宅内がホームセンター状態に。
「いや、それ、ただの買収やん」と
冷ややかな声も囁かれる中、
今月から在庫処分を始めた田中さん宅の周りには、
近所の人々による長蛇の列ができている。
(sunny-yellow流通マガジン2月号)