2015年第2回キャッチコピーコンテスト「おみやげ」
春目前でも雪が舞う。
「2015年第2回キャッチコピーコンテスト」の結果発表です!!
そろそろ世間では年度末。
ドタバタと忙しい時期ですが、落ち着いたら
自分へのご褒美として旅行でも行きたいところですね~。
そうそう、旅と言えばこれも付き物。
さて、それではいきましょう。
「おみやげ」キャッチ!!
★★ お気に入り第1位 ★★
あなたを思ってお買い物
−受賞者−S.Mさん(10pt.)
(コメント)
この作品、いいですね~。
とてもシンプルなのに、美しく胸に響きます。
実は、同じことを言っている作品は
他にもたくさんあったんですよ。
その中で、この作品の勝因は
やっぱり「言葉選び」じゃないでしょうか。
「誰か」じゃなく「あなた」、
「考えて」じゃなく「思って」、
そして、最後の「お買い物」という言葉が
選ぶ時のあの楽しさを感じさせてくれます。
「おみやげ」を表現する上では、ベストなキャッチでしょう。
「シンプルなリズムがやっぱり胸に響くんだよ」という
お手本のような作品でした。
★★ お気に入り第2位 ★★
機嫌を治す薬
−受賞者−和製家長さん(8pt.)
瞬間トラベル
−受賞者−orange pekoriさん(8pt.)
思い出は、重いで。
−受賞者−うりたろうさん(38pt.)
(1つめコメント)
こういう用途、ありますよね~。
仕事でも家庭でも、
気持ちを見せなければならないクレーム対応の修羅場には
欠かせない一品です。
人間って、やっぱりモノに弱いんでしょうか?
(2つめコメント)
毎年、数本は造語のような
スピード感のあるキャッチが産まれるのですが、
これは2015年産の1本目でしょう。
旅先の「おみやげ」って、
それを手にしただけで一瞬トリップ(旅)しますもんね。
意味よりも、耳に残るキャッチです。
(3つめコメント)
これは、長期旅行あるあるですね。
人って思い出を残すために、
写真を撮ったり、自分用の「おみやげ」を買ったりするわけですが、
ついつい買いすぎてしまって
帰りは荷物が倍になっていたり…。ホンマ、重いで。
★★ お気に入り第3位 ★★
ぼくらが旅に出ない理由
−受賞者−たみきちさん(10pt.)
アリバイの必需品
−受賞者−MYCAL小久保さん(5pt.)
悩んで選んだモノほど、もらって悩む。
−受賞者−時速150kmさん(11pt.)
物はもらう、話はいらん。
−受賞者−うりたろうさん(43pt.)
(1つめコメント)
逆説的というか、旅→おみやげ購入という流れを裏切る
新しいアプローチですが、とても共感できます。
行けば誰かに「おみやげ」を買わなくてはいけない。
でも、正直面倒くさいから、旅に行きたくない。
旅行業界を盛り上げるには、
このジレンマを解消する必要がりあるのかも。
(2つめコメント)
そう、「おみやげ」ってある意味では証拠、
アリバイなんですよね。
今はもう無くなってしまいましたが、
去年まで大阪には
全国各地の「おみやげ」が買える場所があり、
通称「アリバイ横丁」と呼ばれていました。
「はい、東京みやげ」と言って東京ばななを渡されても、
偽装工作の可能性があります。信じちゃいけませんよ~。
(3つめコメント)
わかるわ~。
「普通じゃ失礼だろう」と思って厳選してもらったであろう
「おみやげ」ほど、もらって悩むことがしばしば。
「コレ、どこに置くねん…」と思っても、
善意のこもった物なので捨てるわけにも行かないんですよね。
(4つめコメント)
いや~、潔い。
これくらいズバッと言ってみたいですよね。
土産話を聞くぐらいなら、モノがほしいのが本音です。
★★ お気に入り第4位 ★★
できれば消耗品でお願いします。
−受賞者−T.Kさん(8pt.)
キオスクに何度も助けられました
−受賞者−和製家長さん(11pt.)
(1つめコメント)
うん、納得。
なんだかんだ言って、「おみやげ」は
食べ物か飲み物が一番無難ですよね。
「これ、良かったら部屋に飾って」系は
趣味が合わなければ地獄です。
(2つめコメント)
出張の際、
帰りの新幹線の時間がギリギリで
「おみやげ」屋さんに寄る余裕もない時なんかは、
僕も何度か助けられましたよ。
キヨスクって、ほんと、駅のコンビニですね。
★★ お気に入り第5位 ★★
北海道でくまモンを買う。
−受賞者−うりたろうさん(44pt.)
スカイツリーで買ったお土産の製造元が
大阪だった時の悲しさよ
−受賞者−和製家長さん(12pt.)
一度でいいから見てみたい、酔った波平持つ土産
−受賞者−Y.Nさん(1pt.)
(1つめ&2つめコメント)
この哀愁、わかりますね~。
ご当地で買うのが「おみやげ」の醍醐味なのに、
なんだかよくわからなくなる時があります。
先ほどの作品にもあったように
「おみやげ」って旅先を訪れた証拠でもあるので、
できれば現地生産&現地販売でお願いしたいですね。
(3つめコメント)
酔ったサラリーマンが持つ、
紐にぶら下げられた小さな箱土産。
サザエさんをはじめ、昭和のマンガには
たくさんそんなシーンが出てきたので、
子どもの頃はあの箱に憧れていました。
開けたら何が入ってるのかなぁ。王将の餃子かなぁ?
◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆
メイ殿 冥土の土産は
メイドがメイドしたマーメイドでござるよ
−受賞者−和製家長さん(18pt.)
(コメント)
「どんなシチュエーションやねん!」と
不覚にも爆笑してしまいました。
これぐらいお題で遊んでもらえると、
主催者としてもうれしい限りです。
ちなみに僕の頭の中には、
「となりのトトロ」に出てくるメイちゃんが
中国産のアリエル人形をもらって
「おねぇちゃぁぁぁん!」と号泣するシーンが浮かびました。
◇◆ おまけ/シンクロでうれしいで大賞 ◆◇
今回の「おみやげ」キャッチ、
僕が事前に想像していたのはこんなキャッチでした。
・帰りやすくナール
・社会を歩くには、手ぶらじゃ危険だ。
・I buy アリバイ
・行きはよいよい、帰りは重い。
・フォーマルな賄賂
・「ありがとう」と「すみません」が一箱になりました。
・行けなかった人へのおせっかい
・楽しんできた代償
・解放感→罪悪感→義務感→賠償感
・大型連休後、さらに有給休暇を取得して
バケーションを満喫した社会人は、懲役3年、または
50万円以下のおみやげを職場関係者に配ることを命ず。
・気遣いが おかしくさせる 金遣い
1つめは、
職場や家庭、なんだか帰り辛い時に
良く効く特効薬であることを。
2つめは、
若者に「おみやげ」の重要性を説くなら。
3つめは、
「おみやげ」ではなく証拠を買ってるよね、ってことを。
4つめは、
ついつい旅先で買いすぎてしまう
あるある光景を。
5つめは、
ある意味合法的な賄賂だよね~と思って。
6つめは、
「おみやげ」って
ThanksにもSorryにもなる
ハッピーセットであることを。
7つめは、
旅に行けなかった人には、結局、
自慢にしか見えないことを。
8つめは、
出張でも旅でも、楽しんだ分、
買わなければいけない「おみやげ」の数が増えることを。
9つめは、
旅行に出かけてから
「おみやげ」を配るまでの心情の推移を。
10こめは、
そろそろ「おみやげ」について
暗黙の了解ではなく
法律で明文化した方が良いことを。
11こめは、
「おみやげ」を買う量って
気遣いの量に比例するな、と。
ということで、
今回の「シンクロでうれしいで大賞」は、
10こめの暗黙の了解つながりで
この作品にあげちゃいます。
ハリー・ポッターと暗黙の了解
−受賞者−ミスター尻ASSさん(6pt.)
■■ 次点。おしかったね。 ■■
・ないならないでええねんで。
・旅先であなたを想ふ その瞬間
・旅のおすそ分け
・思い出のカケラ。
・おみやげは 事故でもいいのよ おとうさん(後妻業 炎の十訓)
・連休証拠品
・腹減って、帰りに全部、食べてまう。
・野々村さんからいただいた城之崎みやげです。
・そのお土産話、鮭をくわえた熊の木彫りみたいね
・どうせチョコだろうと思ったら
やっぱりチョコで
でもチョコがいちばん無難だった
・人の気遣いを無にする一言シリーズ!
「スーパーでも売ってたわ」
「これ中国産やん」
「箱だけでかいな」
●●その他の作品も一部ご紹介●●
・相手の笑顔を浮かべて探すご当地品
・あなたの笑顔を浮かべて選んでます。
・「あげたい」の言い訳。
・感動と興奮のお裾分け。
・普段使いは苦手です
・大人にはもはや脅威
・気遣い+自慢話=地名入り土産
・真下にそれぞれの心があります
・あげたい気持ちは山々だが、選ぶのがつらすぎる。
・爆買いするのは、中国人だけではありません。
・感謝愛情社内政治
・旅先名刺。
・ありがとうの気持ちを包んだ贈物
・サービスエリアというカオス。
・嫁さんに、小言言われるメシのアテ
・問われるセンスとsense
・キーホルダー
好きな子の名を
こつそりさがす
・箱の分だけ、相場より高くなっております。
・東京バナナ そんなバカな
・たけーよ!(カサも値段も)
・選んでくれた想いも嬉しい
・金と資源の無駄遣い。
・海岸の砂とか要りませんから
・使い方のわからない楽器とか要りませんから
・いや、これはほんとに、クソつまんねーものですね。
・配りにくさがやっぱり赤福
・パクりをパクリ。
・団塊:トルコの土産や…(涙)
ゆとり:トルコの土産や!(喜)
(他20作品)
今回もたくさんのご応募をありがとうございました!!
もうすぐ春到来ですね。
またやります。お楽しみに!!
◎消費者庁、訪問販売以外の
テンションが上がった旅先で
買った「おみやげ」についても、
クーリングオフを適用する方針を発表。
青少年が修学旅行などに出かけた際、
意味不明なキーホルダーや
飾り場所に困るペナントを買いすぎて、
オークションサイトへの転売量が
シャレにならないレベルに達したため。
「旅先でおみやげを買う時は、
思い出商法に煽られていないか、
よくAmazonに相談してから購買してほしい」(政府関係者)
(sunny-yellow新聞35面より)