No.2248 さよなら、たこフェリー
明石と淡路島を結ぶ、定期船。
「たこフェリー」の航行が休止になった。
6歳頃まで明石で育った僕としては、
なんとも寂しいニュースだった。
昔は特に「たこフェリー」と呼ばず、
地元では「フェリー」といえば
淡路島へ行く船のことだったのだ。
ただ、明石海峡大橋ができ、
車で淡路島に行けるようになってからは、 続きを読む
明石と淡路島を結ぶ、定期船。
「たこフェリー」の航行が休止になった。
6歳頃まで明石で育った僕としては、
なんとも寂しいニュースだった。
昔は特に「たこフェリー」と呼ばず、
地元では「フェリー」といえば
淡路島へ行く船のことだったのだ。
ただ、明石海峡大橋ができ、
車で淡路島に行けるようになってからは、 続きを読む
昔、小さな広告の賞を獲った時のこと。
何か1つのことを極めた快感とは裏腹に、
それしか能がない自分への恐怖感を感じた。
レッドカーペットを歩き、
壇上でスポットライトを浴びながらも、
出席者から贈られる拍手の音が怖かった。 続きを読む
「先生、最近中国がなんだかムカツクね!」
「うーん、そうだね。
あまり大人な対応とは言えないね。
でもね、僕たち日本人ももう少し
勉強しなきゃいけない部分もあるかもしれないね」
「どういうこと? だって、尖閣諸島は沖縄で、
沖縄は日本のものでしょ? 池上先生もテレビで言ってたよ」
「たしかに、今はそうなっているし、
中国も日本の領土だと認めていた証拠文書もある。
でも、 続きを読む
最近、娘に「ちゅー」を教えている。
嫁からは
「やめて。○○ちゃん、女の操(みさお)を守り!」
と言われるけど、関係ない。
娘のファーストキスの相手は
お父さんと決めているのだ。 続きを読む
朝、8時半頃。
その女性は、いつものように
駅のホームに立っている。
僕が乗っている電車の
扉が開く真ん前で。
僕が電車を降り、
人混みの中ですれ違う時、 続きを読む
昨晩、家に帰ったら一通のハガキが届いていた。
いわゆる「引っ越ししました」のお知らせハガキだったけど、
大切な人から久しぶりに連絡がもらえてうれしかった。
定期的に誰かに連絡することって、
やっぱり大切だなぁと思う。
生きているからこそ連絡ができるわけで、 続きを読む
今朝。
予定より早く神戸駅に着いたので、
ちょっと一服をしに
駅前のドトールコーヒーに入った。
店内はけっこー人がいっぱいで、
特に喫煙席は時間を持て余した様子のおじさんだらけ。
なんとなく「座りにくいなぁ…」と感じたけれど、
注文した紅茶を飲まないわけにもいかなかったので
唯一空いていた席に腰を下ろした。
すると、 続きを読む
「独創的」という言葉を初めて知ったのは、
小学校を卒業する時。
先生が最後の通信簿に書いてくれたコメントの中に、
達筆な字でその言葉があった。
図工…4
独創的な絵を描きますね。 続きを読む
●今日のおはなし No.2123●
今日は4月1日。
そう、待ちに待った「エイプリルフール」だ。
もう説明するまでもないだろうけど、
今日は僕にとって年に1度の大勝負の日でもある。
もはや、「この日のために生きている」と言っても
過言ではないだろう。 続きを読む
昨日。
佐賀から鳥栖へ、
窓の外に田園風景が流れる
鈍行列車に乗っていた時のこと。
ワンマン2両編成の車両の中は、
スーツ姿の僕が浮いてしまうくらい穏やかな雰囲気で、 続きを読む
□の角を1つ取ったら「△」。
△の角を3つ取ったら「○」。
○が笑ったら 続きを読む
昨日の夜、携帯にメールが届いた。
差出人は、親父。
親父からのメールなんて
年に1、2回あるかないかのことなので、
「何だ!?」と不気味さを感じつつも開いてみた。 続きを読む
4月が「出逢い」の季節なら、
3月は「別れ」の季節。
卒業式に送別会、
日に日に穏やかな陽気になっていくのに、
不思議と3月には涙がよく似合う。 続きを読む
深夜の繁華街。
終電を急ぐ人たちでごったがえす道の脇に、
一人の若い女性が落ちていた。
「落ちていた」など、
人に使う言葉ではないことはわかっている。
でも、彼女の姿はそう見えた。 続きを読む