No.5112 ミスチルが54歳

今日は、ミスチル桜井さんの誕生日らしい。
SNSで流れてきて初めて知った。
 
54歳だって。
 
若き時間をミスチルとともに
歩んできた世代としては、
なんとも重みのある数字だな。
 
2009年にやったカラオケキャッチで
「あと二十年もたてば、
   オヤジの十八番がミスチルになる。」(Y.Nさん)
という作品があった。
 
あれから四半世紀経った今、
ミスチルも桜井さんも歳をとり、
僕らも本当にオヤジになった。
 
月日はちゃんと前に進み、
何かが確実に古くなっているんだな。
 
10代や20代の頃は、
ミスチルのアルバムや曲、歌詞まで、
ほとんどすべてを把握していた。
 
おそらく、今でもカラオケに行けば
普通に歌えるだろう。
当時の楽曲ならね。
 
でも、最近のミスチルの曲はまったく知らない。
数年前に「others」がいい曲だな~と思って以降、
ほとんど聴いた記憶がない。
 
僕らもミスチルも、
お互い歳をとっただけじゃなく、
興味や関係性も変化したんだ。
 
そりゃそうか、人間だもの。
変化する生き物同士、時間が経てば、
両者の関係だって大きく変化する。
 
だから、思う。
 
小学校で教えるような
「みんなずっと仲良しで」なんていう価値観は、
やっぱり無理があるよ。
 
人と人の関係や興味が変化することは
悪いことでも悲しいことでもなく、
しいて言うなら自然なことだ。
 
一人の人を愛す。
夫婦がともに添い遂げる。
仲間は一生仲間。
家族はずっと家族…etc。
 
結果的にそうなれば
美談なのかもしれないけど、
「必ずそうならきゃいけない」わけでもない。
 
僕は実際に、
「バツ2でも幸せに今のパー-トナーと過ごしている人」や、
「友だちはいなくても自分の時間を楽しんでいる人」を
知っているし、世間が何と言おうとも、
決して今を我慢したり無駄にしたりしない姿勢は
むしろ素敵だと思っている。
 
仲良くすることを
目標やルールにするのではなく、
一瞬一瞬ベストを求めて生きてきた結果として
 
 「別に変わらないことを
  意識してきたわけじゃなかったけど、
  振り返れば、ずっと変わらず一緒にいたね」
 
そんな風に言える相手がいれば
いいんじゃないかな。
 
今からさらに20年後、
ミスチルと僕の関係性はどうなっているだろう?
 
その時、僕のそばには誰がいるのか?
嫁や家族との関係は? 友だちは?
 
まだ今はわからないけど、
来る者は拒まず、去る者は追わず。
愛情も友情も、
限定公開じゃなく全体公開で生きた結果を楽しみたい。