2012年第3回キャッチコピーコンテスト「花」
めっちゃめちゃお待たせしました!
「2012年第3回キャッチコピーコンテスト」の結果発表です!
桜も徐々に葉桜になっていますが、
春は桜だけじゃありません。
ということで行きましょう!
今回は良い作品が多くて最後まで悩みました。
景色を彩る、心を彩る。
「花」キャッチ!
★★ お気に入り第1位 ★★
はかないから花かい?
−受賞者−T.Kさん(18pt.)
(コメント)
この作品の素晴らしさは、
なんといっても語呂のいい言葉遣いでしょう。
「はかないから」という6つの音だけで、
散るがゆえに美しいという「花」の魅力を表現しています。
2位にある2作品と最後まで優劣を悩んだのですが、
数日経っても頭から離れなかったのがこの作品でした。
記憶に残るキャッチは、やっぱり良いキャッチです。
★★ お気に入り第2位 ★★
百詞は一花に如かず。
−受賞者−テントショップボーイさん(18pt.)
グレーな心もカラーに変わる。
−受賞者−時速150kmさん(7pt.)
(上コメント)
気持ちを伝える上で言葉はとても有効な手段ですが、
言葉よりも気持ちが伝わる方法もあります。
百の言葉を並べるよりも、
一輪の花の方が愛が伝わりそうですね。
故事をうまく文字ったナイスキャッチでした。
(下コメント)
「花」が持つ力を、一番端的かつ上手に
表現していたのがこの作品でした。
昔、「春キャッチ」で
「モノクロ→パステル」(C)9ちゃんさん
という作品がありましたが、色をうまく使って
明るくさせる「花」のイメージを伝えたところは技ありですね。
★★ お気に入り第3位 ★★
その場所を特別にする。
−受賞者−テントショップボーイさん(23pt.)
ゆりかごから墓場まで
−受賞者−Y.Nさん(11pt.)
一番感動した花は、
先生がくれた通知表に咲いていた。
−受賞者−時速150kmさん(12pt.)
(上コメント)
ものすごく納得してしまった一本。
「花」って、まさに
「特別な感じ」をプラスする名脇役だと思います。
パーティーも、葬式も、入学式も、卒業式も。
思えば、「花」に助けられている場面って多いですね。
(中コメント)
時間軸という発想は僕にはありませんでしたが、
なるほど、「花」って人の人生に寄り添っている存在ですね。
つい先日、祖母の葬儀があったところなので、
お別れの前に棺に入れた花を思い出して、ぐっと来ました。
(下コメント)
丸よりも二重丸。二重丸よりも花丸。
幼い頃、先生が描いてくれるあのランクアップ記号が
どれだけうれしかったことか。
忘れかけていた「花」の存在を思い出して、
懐かしい気持ちになりました。
★★ お気に入り第4位 ★★
世界に色がある理由
−受賞者−テントショップボーイさん(26pt.)
妻への白旗
−受賞者−たみきちさん(11pt.)
記録より記憶に残る贈り物
−受賞者−時速150kmさん(15pt.)
(上コメント)
ひょっとしたら、
今回で一番カッコいい表現だったかもしれません。
少し表現が遠回しではありますが、
モノトーンの景色に
「花」だけ色をつけたような写真と一緒に
この言葉を使いたいと思いました。
(中コメント)
「花」というテーマを通じて、
日常の生活感を感じられる作品ですね。
妻とケンカした後の最後の切り札として
「花」を使ってしまう気持ち、よくわかりますよ。
(下コメント)
そう、そうなんです。
僕も同じことが頭をよぎっていたんですが、
「花」って1つの贈り物だと思うんですよね。
何の時に「花」をもらったかは忘れていても、
もらったという記憶はちゃんと残っているものです。
★★ お気に入り第5位 ★★
静かで美しい自己主張
−受賞者−T.Kさん(19pt.)
物騒な言葉に花をつけると何故か和む
−受賞者−Y.Nさん(12pt.)
(上コメント)
「花」って美しいですよね。
見方を変えれば、その美しさを
自己主張しているようにも見えます。
でも、何も語らない。
そんなクールビューティーな「花」の雰囲気を
うまく表現していますね。
(下コメント)
たしかに。
「曇り」も「花曇り」というだけで情緒が出ますし、
「吹雪」も「花吹雪」なら美しい。
「花札」は…、やっぱり物騒でしょうか?
余談ですが、沖縄の与那国島だけで醸造が許可されている
アルコール度数の高い泡盛のことを「花酒」と言います。
◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆
姓は花、名は太郎!悩めるサラリーマンの味方だ!
−受賞者−ミスター尻ASSさん(6pt.)
(コメント)
不覚にもツボにハマってしまいました。
いくら正義の味方でも、名前によっては
マヌケなキャラになることのお手本ですね。
真剣な決めゼリフなのに、
「花」という言葉があるだけでほっこりしてしまいます。
やっぱり心を和ませる存在なんでしょうね、「花」って。
◇◆ おまけ/シンクロでうれしいで大賞 ◆◇
さて、今回の「花」キャッチ、
僕が事前に想像していたのはこんなキャッチでした。
・地上のsunny
・色と香りのプレゼント。
・光に照らされた存在を「華」と言い、
誰かを照らす存在を「花」と言う。
・チューリップの花言葉「唇でチュー」
・ハナ肇は別種です。
1つめは、心を明るくさせる身近な「花」の存在を。
2つめは、やっぱりこういう贈り物かな、と。
3つめは、前から気になっていた2つの文字を
自分なりに定義づけてみたかったので。
4つめは、チューリップの意味がこうだったらいいな、と。
5つめは、昭和ネタで共感カモーン。
ということで、今回の「シンクロでうれしいで大賞」ですが、
今回はシンクロを感じる該当作品がありませんでした。ごめんなさい。
■■ 次点。おしかったね。 ■■
・3D絵画
・鼻と同じ音にしちゃった日本人のバカ。
・被写体率ナンバーワン
・姿で魅了し、香りで落とす
・「子」がつくと、突如お笑い風になる。
・四季折々の絨毯
・束になって、かかってこい!!
●●その他の作品も一部ご紹介●●
・種から始まり種に終わる
・花に水をあげるように。
・三割打てない冴えない貴方も、
たった一輪で素敵な男。
・花が散っても命は続く。
・気がつけばそこにある大切な物
・生存とビジュアル
・美しさには訳がある
・人間やったらモザイクかかる器官ですよ!
・根あってこそです。種あってこそです。
・どちらかと言えば団子派だ。
・咲くと後は散るだけです
・なぜ女性はもらうと嬉しいのだろう?
・幸せバロメーター
・咲いたら摘まれた
・心を映し出す鏡
・愛の代名詞
・俺って良く菊と間違われんだよね。
・花というより鮑
(他、13作品)
たくさんのご応募をありがとうございました!
まだまだ春は始まったばかりです。
花屋に行くよりも、公園にでかけてみましょう。
それでは、次回をお楽しみに!
☆TOTO、INAX協賛
「トイレの花子さん the Movie」絶賛公開中!
主演の花子さん役を務めた山田花子、
「私の顔を映画館の巨大スクリーンで
2時間見続けるなんて、ある意味怖い」
(月刊「sunny-yellowシネマ」4月号より)