1999年第8回キャッチコピーコンテスト「花火」

お待たせしました!
第8回キャッチコンテストの結果発表です。
夏好きな私のワガママのために 
沢山の夏キャッチありがとうございました。

ちなみに今日は 淀川花火大会です。
それはそれとして、いきましょう。「花火」。

★★お気に入り第1位★★

 昼にしちゃいやーん

       -受賞者-T.Kさん(18pt.)

(コメント)
「えっ?」と思った人も多いかな。
なーんてことのない言葉です。
でも、きっとこの言葉、
皆さんが花火をする時に 必ず浮かんでくるはず。
本当にいいキャッチって、そういうモンじゃないでしょうか。
僕はこの「ヌケ具合」に 奥深い遊び心、
そして夏の時間を感じました。
おめでとう。初1位ですね。

★★お気に入り第2位★★

 一瞬で消えるもの。ずっと心に残るもの。

       -受賞者-K.S兄さん(27pt.)

(コメント)
時間でキった作品。ウマい。
一瞬と永遠のコントラスト。
それが刹那さであり、夏そのものであると思います。
花火の情緒たっぷりですね。

★★お気に入り第3位★★

  該当作品なし

(コメント)
まあまあ、いろいろあるわ。

★★お気に入り第4位★★

  夏のよぞらにまたたくヒカリ 
  まっくらやみに開くヒマワリ
  大気圏からボクラを見下ろす 
  地上でボクラは手をにぎる

      -受賞者-ロベルト・ハッシオさん(26pt.)

  空を見上げた。昨夜の花火はもう無かった。

      -受賞者-テントショップボーイさん(48pt.)

(コメント)
上:今回、花火をヒマワリに例えてくる人が多かった。
  その中でもなんかこの作品が好きになりました。
  2位の作品とは対照的に、こちらは距離でキってきましたね。
  夏の夜に咲く花の大きさ、美しさに
  思わず小さな二人は手を握る。いいっすね~。
  好きです。夏の恋物語。

下:花火大会の次の日から、またいつもの日常が始まる。
  昨日のあの夜は どこへ行ったんだろう。
  探しても探しても見つからない。
  だから人は毎年 何かに会いにいくように
  花火大会に足を運ぶんですね。この作品、奥が深い。

★★お気に入り第5位★★

 観賞用爆弾!
 誰も殺さない 何も壊さない

        -受賞者-T.Kさん(19pt.)

(コメント)
花火を爆弾に例えてきたのは、この作者くらいでしょうか。
そう、花火は爆弾さ。殺人のためでも破壊のためでもなく、
ただ美しさを楽しむために 人が作った爆弾さ。
何か他の作品にはない色がありますよね。この作品。

■■ 特別/なんかええやん大賞 ■■

<ボディコピー>
 
 傷つくのが怖いから
 「友達」って枠に「おさまってた。」
 でも
 この気持ちは、やっぱり「治まらない。」
 花火があがったら、そしたら

<キャッチ>

 ドーン で チュ だ!

        -受賞者-A.Sさん(21pt.)

(コメント)
ちょっと長い気もするけど、まあいいでしょう。
キャッチだけなら、たぶん上位入賞してたと思う。
ただ、ボディにある背景描写も捨てがたい。
ボディの文があるおかげで、何となく少し
キャッチに対する距離が近くなった気がした。
夏の恋に勇気は不可欠。いいんじゃないっすか。
なんとなく。夏っぽくて。

■■ 次点。おしかったね。 ■■

 ・もう終わり?ってときに、またドドーン。
  あなたの口元が、ちょっぴり笑った。

 ・君の誕生日に、真赤なロケットを100本、玄関先に向けて。

 ・きれいってよく言われるわ。
  でも皆、遠くから見てるだけ。
  ほら、私って高嶺の花だから。
  うっかりしてると、やけどしちゃうから。

 ・君に 打ち上げ花火

●●その他の作品も一部ご紹介●●

・時空が最もよじれる。
 一瞬で消えて残像がよぎる。

・花火の向こうの 君の笑顔に
 僕はやっぱり恋してる

・オゾンホールが気になる季節。

・夕立  虹  花火  夏だねえ・・・

・「好きやー!」の言葉も一緒に打ち上げた。そして消えていった。

・そんなに打ち上げたら 月も焦げてしまう

・夏の魔法が消えないように。
 見上げてたい。
 もう少し一緒に。

                      他、12本。

沢山のご応募ありがとうございました。
とりあえずこの夏、みんなが花火をする時に
上の作品のどれかを思いだしてくれますように。