2000年第7回キャッチコピーコンテスト「旅」

いや~、待たせた!
2000年第7回キャッチコンテストの結果発表です!

今回は、時間をとってじっくり選ばせてもらいました。
と言うか、本当は時間がなかなかとれなかった~。
ごめんなさい!

まあ、それはそれとして
とにかく行ってみましょう。
松尾芭蕉を想いながら、「旅」キャッチ 発っ表~!

★★ お気に入り第1位 ★★

 行ってみたら、何も無かった。
 帰ってきたら、笑顔があった。

       -受賞者-ミスター尻ASSさん(31pt.)

(コメント)
いやー、相変わらずやる時はやるね。この方は。
今回の応募作品の中で、一番旅を感じさせてくれた作品でした。
現実逃避にどこかに出かけて、
でも出かけた先には何もなくて、
帰ってきたら いつもは気づくことができなかった
素敵なものに気づいた…。
「旅」というのは現実から逃げる手段ではなく、
現実をより素敵なものにブラッシュアップする
道具のようなものなのかもしれませんね。

現在1位のテントショップボーイさんを追撃開始か!?
とにかく1位おめでとうございまーす!

★★ お気に入り第2位 ★★

 誰かの日常を感じる私の非日常。

       -受賞者-Y.Nさん(25pt.)

(コメント)
またこりゃ、ウマイこと言いますね~。
「フランス」に行こうが「沖縄」に行こうが、
そこにはそこに住む人達の「日常」がある。
やってきた人達は その「日常」に「非日常」を感じて、
それを「旅」と名づける。
世界中の人が、どこかの日常に非日常を求めて
常に入れ代わりの移動をしていると考えたら、
「旅」はもしかしたら 地球的大プロジェクトなのかも。

★★ お気に入り第3位 ★★

 「帰りたくないなぁ」て、帰れんかったら困るやろっちゅーねん!

       -受賞者-T.Kさん(29pt.)

(コメント)
核心をついてますね~。
前に僕が書いた旅キャッチを送ったけど、
「旅」と「旅行」は違う気がするのね。
ほとんどの場合、一般的に言われる「旅」は「旅行」のこと。
帰れることを前提に、どこかに行く行為が「旅行」。
それに対して「旅」には、
帰れるという前提なんて存在しない気がするんだなー。

僕にはこのキャッチが、
「旅人と観光客は違うぜ、バカヤロー」というものに聞こえました。
「沖縄ナンパ旅行」まで「旅」と言ってしまう、一部の若者へのアンチテーゼに。
考えすぎ?

★★ お気に入り第4位 ★★

 おかえり。

       -受賞者-時速150kmさん(31pt.)

 「旅に出ます」とだけ書いた一枚のメモ

 1人になりたくて出た旅なのに カバンの底に携帯電話

 いつもと違う場所で聞く 「もしもし」という君の声に

 「今度はいっしょに来ようね」と 心の中でつぶやいた

       -受賞者-レッドキャベツさん(23pt.)

(コメント)
上/本当の自分の場所がどこかにあるような気がして、男はふらりと旅に出た。
  そこでたまたま見た夕焼けを見て、
  男は自然が自分にこう言ってるような気がした。
  「おかえり。」
  シンプルに見えるけど、奥深い旅キャッチじゃないでしょーか。

下/なんとなく、お気に入り。
  でも「もう少し、おしい!」という気も。
  僕はたまに携帯電話を家に忘れると、旅をしている気分になります。
  そんな時思うんです。
  「携帯電話」と「旅」をからめたら
  いい旅キャッチがいっぱい生まれそうだな~って。
  だからこそ、この作品には
  「おしいな~、もう少し核心をついてくれたらな~」と思いました。
  でもいいっすね。 

★★ お気に入り第5位 ★★

 どれだけ遠くに進めるか。それが君の大きさだったりする。

       -受賞者-Y.Nさん(26pt.)

 

 旅行会社からの逃避行

       -受賞者-ミスター尻ASSさん(32pt.)

(コメント)
上/哲学的アプローチっすね。
  今回、「人生は旅」的なキャッチが多かったんですが
  その中でもこれが目をひきました。
  卒業式の日、学校の先生に
  黒板いっぱいを使って書いて欲しいキャッチですね。

下/テクニシャンですな。
  旅行会社を介さずに 自分で旅をしたくなる時ってあるよね~。
  その気持ちを、旅をお手伝いしている「旅行会社」というワードと、
  「逃避」という旅の主要ワードをからめて表現してきたあたりはさすが。
  
  

■■ 特別/なんかええやん大賞 ■■

 ジャーニーズ. Jr

       -受賞者-時速150kmさん(37pt.)

 ジリジリ、フィリピン。

       -受賞者-カニさん(6pt.初受賞)

(コメント)
上/意味も理由もない。感覚的お気に入り。
  バカバカしさ120%。
  「アッ!これおもろいやん!」と思いついた
  作者のにやけた笑顔が想像できるから好き。

下/こちらも感覚的にお気に入り。
  「ジリジリ」という響きとフィリピンの響きがとても合っていて、
  思わず行きたくなった。

■■ 次点。おしかったね。 ■■

・計画的発見行為

・どうやってこんなところまでたどりついたの?
 たんぽぽの綿毛さん。

・最高のセラピスト

・妊娠女を旅で解決
それはとてもカッパーフィールドな出来事

・これからも走り続けるので、少し寄り道してもいいでしょ?

●●その他の作品も一部ご紹介●●

・世界の旅を終える頃、彼女は男を忘れる

・重さの比較です。旅>>旅行 そんな感じしない?

・トキメキを拾いに行ってきます。

・元気も感動も病気もゲットしよう

・3泊4日 月旅行3万円~

・連れの 本性 わかってしまいます

・死んでも終わらない。

・時計も地図もいりません。
 わたしらしさは忘れずに。

・おでかけっ。

・今そこから立つことを「旅」と呼んでもいいと思う。

・どこでもドアが、生まれない理由

・女体という名の最高峰

・忘れた心を探しに・・・

・季節的癒し系

・ゆりかごから墓場まで

・白飯食べたくなるんだけど。

・オーストラリ”ワァ!”ビックリの大陸

・「時は金なり」の生き証人

                  (他15本)

沢山のご応募ありがとうございました。
みなさん、夏休みにはぜひ旅にでましょう。
今をもっと素敵なものにするために。