2004年第5回キャッチコピーコンテスト「大学生」

嗚呼、青春の日々よ!
「2004年第5回 キャッチコピーコンテスト」の結果発表です!!

最近、街を歩く学生を見るたびに、うらやましく思います。
それってなぜ? なぜなんでしょう。
今回のキャッチ応募でいろいろと教えてもらいました。
良い作品がたくさんあって、入賞が多くなっていますが、
とりあえずいきましょう!「大学生」キャッチ!

★★ お気に入り第1位 ★★

  オレん家デイズ。

       -受賞者-K.S兄さん(27pt.)

(コメント)
うまい! 流行の言葉を文字りながらも、
「大学生」だったあの頃の記憶を一瞬にしてよみがえらせてくれるキャッチです。
なんだかんだ言って、自分の部屋や誰かの部屋にたまって
遊んでいたあの何でもない日々が、学生生活の一番の思い出。
このキャッチを見て、来る日も来る日も誰かの家に集まってダラダラしながら、
たわいもないテレビの話や、高校よりちょっとリアルになった恋の話や、
叶うかどうかも分からない夢を話していたことを思い出しました。
「オレん家デイズ。」、いいっすね。

★★ お気に入り第2位 ★★

  24時間シフト制(無責任)

       -受賞者-JZS147さん(7pt.)

  毎日遊んで、ときどき遊ばれる。

       -受賞者-うりたろうさん(24pt.)

(上コメント)
「大学生」って、何時に起きて何時に寝ても、
誰にも文句を言われなかったような気がします。
前の日、朝まで飲んだ時は、授業をサボって夕方に起きたり。
24時間を自由自在に使えるあのパワーは何だったんでしょうか。
仕送りや学費の援助で、親のスネかじってるくせに、ね。

(下コメント)
「大学生」を、よくぞここまで短い言葉に凝縮したなーと感心。
学生生活って、基本的にほとんどの人が恋愛試用期間を楽しんでいて、
何かといえば、コンパ、コンパでした。
遊んで、遊んで、たまに背伸びしすぎて遊ばれて、
恋愛に関しては一番成長著しい時期だったような気がします。

★★ お気に入り第3位 ★★

  学歴付きの執行猶予

       -受賞者-T.Kさん(11pt.)

  只今、人生執行猶予中。

       -受賞者-うりたろうさん(29pt.)

  執行猶予4年。

       -受賞者-K.S兄さん(32pt.)

(上・中・下コメント)
3人が同じ切り口からのキャッチを送って下さったのは、
初めてかもしれません。
「執行猶予」、まさに「大学生」を表現するには
一番マッチしている言葉ですね。
数年後、半強制的に社会に送りだされることは決められていて、
でも、それを受け入れられない自分がいて、
まるで現実から逃げるように色んなことにチャレンジした日々。
「執行猶予中」という意識が常に心のどこかにあったからこそ、
底知れぬパワーが生まれていたような気がします。

★★ お気に入り第4位 ★★

  時間の億万長者

       -受賞者-モリリンモンローさん(3pt.※初入賞)

  酒と泪とバイトとコンパ。

       -受賞者-K.S兄さん(35pt.)

(上コメント)
金はなかったけれど、時間は腐るほどありました。
使っても、使っても、残りを気にする必要のない、
あの気分はまさに「億万長者」だったんでしょうね。
今はあの頃よりも金はあるけど、時間はない人がほとんど。
どちらが幸せですか?

(下コメント)
酸いも甘いも全部ひっくるめて表現したら、
「大学生」ってこんな感じなんでしょうね。
すべてにおいて言えることは、あの頃は何もかもが
「失敗の許される練習」でした。
意外と当時の経験が、今の自分を支えていることに気づきます。

★★ お気に入り第5位 ★★

  番長もキャンバスライフ。

       -受賞者-テントショップボーイさん(30pt.)

  ローソンの主要従業員

       -受賞者-Y.Nさん(8pt.)

  試験目前につき、コピー増量中!

       -受賞者-シュ-クリームさん(18pt.)

(上コメント)
高校の頃、どんなに悪さをしていたヤツでも、
ちゃんと大学にいってしまうこの時代。
予備校の夏期講習にヤンキー頭の男が来ているのを見て
「こいつも大学行くの?」と不思議に思ったものですが、
なんだかんだいって、みんなの憧れなんですよね。大学って。

(中コメント)
学生バイトの定番といえば、ローソン、家庭教師、交通量調査でした。
友人の中にも、ローソンの深夜バイトをしていたヤツがたくさんいて、
たいていその目的は「廃棄になる弁当がタダで食えるから」だったと思います。
ちなみに、よく友人がバイトをしている時に店に行って、
酒やおつまみをタダにしてもらいました。

(下コメント)
おそらくどこの大学も同じなんでしょうね。
テストの前には、ありとあらゆるコピーが出回り、
なかには、テスト用紙そのものが流出していたりして、
文明の力に感謝したものです。
ちなみに、今の嫁の名前を初めて知ったのは、
大学1回生の後期試験前、ツレからまわってきた解答用紙の
コピーを見たのがきっかけでした。人生を変えたコピー用紙でした。

◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆

  あの頃の俺のばか。

       -受賞者-うりたろうさん(35pt.)

  就職先を探してたら、いつのまにか自分を探していた。

       -受賞者-K.S兄さん(41pt.)

(上コメント)
不思議と、胸に「すっ」と入ってくる言葉ですね。
学生時代の自分に「ばか」と言いたい気持ち、分かります。
「バカヤロー!」とまでは言いたくないんです。
ただ、「ばか」と言ってあげたい。
大人のようでまだ幼かった自分への親心でしょうか。

(下コメント)
就職活動中って、毎日が不安の連続でした。
「俺はこれからどうなるんだろう」「どうしていきたいんだろう」って。
それまで現実に目を背けて生活してきたのに、
急に将来の選択を迫られることになり、
このキャッチのとおり、いつのまにか自分を探していたような気がします。
けれど、結局は見つからなかった人がほとんどなのではないでしょうか。
完璧な選択なんて、この世にありませんからね。
それを学んだだけでも、意味のある期間だったと思います。

■■ 次点。おしかったね。 ■■

・日本の特権階級

・それでもなんか浪人

・まもられし成人たち。

・小泉総理も和田さんも、みんな大学生だった。

・=生協会員

・右向きたくなかったら上向き

・夢見街の人々

・今の大学生はいいよな!マクドが安いから!

・一大FAマーケット

●●その他の作品も一部ご紹介●●

・ブックバンドとテニスラケット

・勉強はしなかったけど、社会の仕組みはいっぱい知った。

・可能性のるつぼ。

・「楽」究の徒

・若妻を、部屋に呼ぶのが夢だった

・コドモの終わり、オトナの始まり。

・愛と貧乏を、両立できるか?

・背伸びしたコドモ。

・もがき楽しむ者達

・オトナ学部の新入生。

・ロングバーケーション

・柴崎コウはいませんでした。

・最高楽夫

・未来への助走期間。

・話題は深夜番組だけ

・「お酒は大学生を過ぎてから」

・4年越しのウルトラクイズ

・仕送りとバイト代?初任給より多いがな。

・3S民族(STUDY SLEEP SEX)

・単位が欲しいんだろ?じゃあ、このことは誰にも言うんじゃないぞ!

・推薦が欲しいのか?じゃあ、そのソファに横になりなさい。

・卒論を提出したいのか?じゃあ、これを飲みなさい。

・あいつ、助教授殴ってアメリカに行ったらしいよ。

         (他36作品)

今回はかなりたくさんのご応募をいただきました!
ありがとうございます!
僕の母校にあたる大学は、
女子大と看護大と合併して楽しくなるそうです。
嗚呼、今なら戻りたい…。

次はそろそろ恒例の夏キャッチやりまーす!お楽しみに。

☆今年大学を卒業した男女100人に聞きました。
 「大学時代、欲しかったけど手に入れることができなかったもの」とは?
 (複数回答あり)

 第3位… イケメンの彼氏・ナイスバディの彼女  36人

 第2位… 授業の単位(優・良・可の「優」)  75人

 第1位… 大人として生きていく自信   100人

            (sunny-yellow総研アンケート調査より)