2005年第5回キャッチコピーコンテスト「ラジオ」
夏まであと少し!
「2005年第5回 キャッチコピーコンテスト」の結果発表です!!
最近、テレビを観る時間が増えました。
本を読むよりも、新鮮な情報を簡単に知ることができるなんて、
テレビを発明した人はえらい。
でも、かつてはテレビよりもこっちのほうが主役でした。
昭和のノスタルジックに浸りながらいきましょう。
「ラジオ」!!
★★ お気に入り第1位 ★★
夜の向こう側
-受賞者-ロベルト・ハッシオさん(36pt.)
(コメント)
これはいい!
夜、一人の部屋で「ラジオ」を聴いていると、
そこから流れてくるにぎやかなDJの声に、
一人でいることを忘れてしまうあの感じ。
静かな夜、音だけを聴いてどんどん広がっていく空想の世界が
「向こう側」という言葉でうまく表現されています。
「ラジオ」を言い切るのには色んな言葉があると思いますが、
「ラジオ」だけが持つ独特の“味”や“空間”のようなものを、
すごくうまく表現しているなぁと感心しました。
僕の中では、年間ベストキャッチ候補にあげたい作品ですね。
★★ お気に入り第2位 ★★
音楽出会系。
-受賞者-うりたろうさん(56pt.)
やりながらでいいから聞いてください
-受賞者-K.Sさん(7pt.)
(上コメント)
「ラジオ」というものの価値を若者に再認識させるなら、
たぶんこの言葉が一番はやそうな気がします。
出会い系サイトやチャットなど、
人と出会う仕組みはインターネットにたくさんあっても、
音楽とたくさん出会えるのはやっぱり「ラジオ」。
たった5文字で言い切った潔さが、
キャッチコピーとしてもなんとなくカッコいいですね。
(下コメント)
不思議な力を持った言葉だなぁと思いました。
先ほどのようにカッコ良さはないんですが、妙に説得力があります。
「ラジオ」って、「テレビ」のように凝視するのではなく、
たいてい何かをしながら聴く人が多いと思いますが、
その利用シーンを認めた上で、あえて強みとしてPRしている。
言葉だけを見ると、「ラジオ」自身が遠慮しがちに
言っている“弱い言葉”だと思いがちなんですが、
実は結構、“強い言葉”なのかも。
説得力の秘密は、そこにあるのかなと思いました。
★★ お気に入り第3位 ★★
耳からウロコ。
-受賞者-時速150kmさん(5pt.)
その場のコーディネーター
-受賞者-ロ-リングズコ-ンズさん(13pt.)
(上コメント)
「見る驚き」と「聞く驚く」って、また違いますよね。
「ラジオ」は何も見えないだけに、
言葉をダイレクトに心でとらえ、ドキドキしながら空想するので、
どちらかというと、後者のほうが衝撃は強いと思うんです。
このキャッチを見て、昔しょっちゅー
「ラジオ」に驚かされたことを思い出しました。
(下コメント)
たとえば、なにもない海辺の砂浜にやってきた時、
「ラジオ」をつけるだけで、その場が「リゾート」になってしまう。
たとえば、みんなで部屋に集まった時、
「ラジオ」をつけるだけで、その場が「パーティー」っぽくなる。
そんな経験、ありません?
「ラジオ」とは、まさにその場の雰囲気を一瞬で変えてしまう、
最高のコーディネーターだと思います。
★★ お気に入り第4位 ★★
映像想像の自由
-受賞者-K.Sさん(10pt.)
姿かたちは どうぞご自由に
-受賞者-シュ-クリームさん(6pt.)
(上下コメント)
やはり、「ラジオ」の醍醐味と言えばこれですね。
聴覚からしか情報が入らないからこそ、
そこに登場する人やモノの姿を想像できる楽しみがある。
(※詳しくは三谷幸喜監督の映画「ラジオの時間」を)
昔、夜釣りをしながらプロ野球のナイター中継を
よく聴いていたのですが、
アナウンサーの「入ったぁー!ホームラン!!」という声を聴くと、
テレビで観るよりもホームランが美しく感じたものです。
そうそう、この前無人島で生活しているおじいさんが
テレビで取り上げられていたのですが、
おじいさんの情報源は何十年もの間「ラジオ」だけ。
「キムタクって男の顔が見てみたい」と言っていたのが印象的でした。
★★ お気に入り第5位 ★★
時に命綱となる
-受賞者-和製◇長さん(28pt.)
ラジ男
-受賞者-たみきちさん(4pt.)
(上コメント)
最近地震が多いこともあり、避難用グッズが売れているそうですが、
その中には必ず「ラジオ」が入っているんだとか。
情報というものは、娯楽になるだけでなく、
時には生命を左右する命綱にもなります。
テレビやパソコンよりも少ない電力で手軽に持ち運べる
「ラジオ」の価値、もっと認められてもいいですよね。
(下コメント)
中学生の頃、周りの男子はみんな「ラジオ」好きでした。
「ヤングタウン」を聴いてなかったら、
次の日の話題についていけなかったほど。
なぜ男子に「ラジオ」ファンが多かったか、今ではわかります。
深夜ラジオって、けっこうHなネタが多かったんですよね。
下世話な話ですが、中学といえば、
女性に対して好奇心旺盛な年頃なのにもかかわらず、
親の目が怖くて雑誌やビデオを堂々と見れない時期。
「ラジオ」は証拠が残らないので、オカンにも見つからず、
こっそりと楽しむことができたんですね。嗚呼、懐かしい。
◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆
とんねるずと伊集院で一夜漬け失敗
-受賞者-Y.Nさん(24pt.)
(コメント)
中間テストや期末テスト前になると、
部活動もそこそこに、わりと早く家に帰れた記憶があるのですが、
そんな時にかぎって、現実逃避で「ラジオ」をつけてしまうもの。
僕もどちらかというと一夜漬け派でしたが、
深夜ラジオの魅力に負け、よく失敗しました。
「あんなに遅くまでやってたのに、なんでこんな点数なん?」と
親はいつも不思議がっていましたが、
子どもとは親の知らないところでなんとかして情報を得るもの。
今の時代はそれが携帯電話なのかもしれませんが、
僕たちの時代は「ラジオ」だったんですねー。
■■ 次点。おしかったね。 ■■
・耳で聴き、ココロに効く。
・ニートが増えたのは、昼間のラジオが面白すぎるせいだ。
・思春期に少年から大人へ変わるための装置。
・英語の発音の意味がわからん
・キミはラジオ向きの顔だね。
・聞きたい時だけ、聞こえる励まし
・青春レコーダー。
・時に聞き入り、たまに無視してしまうそのラジオは、
まるで、子供の頃に部屋で語り続けた母のようです。
●●その他の作品も一部ご紹介●●
・あなたのトークがすべてです
・電波と電気の元気
・耳で見るメディア。
・野球中継のクローザー。
・いつでも、生。(なま)
・時々、韓国語が聞こえてきます
・正しい発音は Winkが教えてくれました
・投稿が取り上げられたとき
私のはがき代は報われたのでした。
・一夜づけのおともに
・車通勤の友。
・聴能力を鍛えます。
・テスト勉強強化期間は、しばしば聴取強化期間だった。
・キヨピーがテレビに出たせいで夢砕かれた男子は多いと思う。
・きよピーをテレビで初めて観たときの失望といったら・・。
「ラジオスターの悲劇」より
・ばあちゃんのラジオは20年間チャンネルそのまま。
・ふとした瞬間に、何か感じて欲しいのです。
・FMを聞いてたらカッコいい!
そんなことを思ってるときもありました。
・どうもサッカーは嫌いなようで。
・ハマジュンのライブがやってるよ!
・チョコボール向井のオールナイトNIPPON!
・えー、本日も乳首がシャラポワってますが、次の曲です
(他16作品)
今回もご応募をありがとうございました!
「ラジオ」には僕も思い入れがあったので、
いくつか考えてみました。
●空想のある生活
●盗聴気分
●声はするけど返事はしない
●ファンタジスタ(ファンタジー トランジスタ)
●元祖ケータイ電波系
●ラジオで踊る夏の朝
●戦争を終わらせたのはラジオでした
●AMはAMを PMはFMを
少し考えてみるだけでも、いろんなことに気づくもんですね。
今週は「ラジオweek」と題して、
上のキャッチに関するおはなしをいくつか書いてみようかな。
では、次回もまたいろんな作品が集まることをお待ちしていまーす!
☆米リンゴ社、
何百曲もの音楽をランダム再生できる「i-p●d シャッフル」に代わり、
24時間曲数無限でランダムプレイしてくれる「i-p●d radio」を新発売。
担当DJ付き。1050円(税込み)。
(sunny-yellow工業新聞 今日の一面より)