2000年 みんなで選ぶ!ベストキャッチコピーコンテスト

じゃじゃじゃじゃ〜ん!
今年もこの季節がやってまいりました。
待ちに待った
「みんなが選ぶベストキャッチ2000」の結果発表です。

先に言っておきますが、
今回は荒れに荒れて接戦でした。
やっぱりみんなそれぞれの審査基準があって、
面白い!

今回も去年と同じく、
みなさんがそれぞれ応募して下さった作品に対し、
1位/15pt.  2位/10pt. 3位/8pt. 4位/6pt.‥という
具合にポイントをつけて、その合計点数を集計しました。

今年1年間で集まったキャッチの作品数/約700本強。
その中で、見事1位を獲得したのは
いったいどなたの言葉なんでしょうか?

それでは(ドキドキ)、いってみましょう!
20世紀最後のベストキャッチコンテスト結果発っ〜表!

★★★★ 第1位 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

~テーマ「旅」~

 行ってみたら、何も無かった。
 帰ってきたら、笑顔があった。 

      −受賞者−ミスター尻ASSさん/推薦Pt. 計50点

(みんなの推薦コメントより)
●「たび」を1番うまく表現出来ていると思う作品。

●旅立ち前の根拠のない高揚感と、現実を知った時のギャップ、
そしてそんな自分を包み込んでくれる情景が、あったかい。

●俺は一人旅なんて単に「ええ経験」でしかないと思うんよ。
別に何も生産してへんし、誰の役にもたってへんし。
むしろみんなに心配かけてるだけ。
そこを逆にその心配を、
心配してくれる人がいるという日常のあたりまえの
ありがたみを知る機会こそが「旅」の本質やと思うんよ。

 

★★★★ 第2位 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

~テーマ「お酒」~

 バイバイためらい

      −受賞者−K.Sさん/推薦Pt. 計43点

(みんなの推薦コメントより)
●いやあ〜、なんというか、よく分かります。

●まさに俺のこと!って感じやな。
いつもやったら頭で思っても口に出さんこととか、
飲んどったらすらすらでてきよる!
「まあ別に言わんでもええか」って思うことが多い俺なんかは、
ホンマ「バイバイためらい」って感じやな。
今度酒飲んでキャッチコンテストに挑戦しよっかな?

●すばらしい。ボクの中では群を抜いて第1位。
酒が人生において、良くも悪くもすごく大きな
ポジションを担っていることが感じられるキャッチ。

 

★★★★ 第3位 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

~テーマ「タクシー」~

 深夜0時。見知らぬ男とドライブ。

      −受賞者−A.Sさん/推薦Pt. 計39点

(みんなの推薦コメントより)
●私はタクシーに乗るときいつも
「誘拐されたらどうしよう」と考えています。

●ドキドキさせますね。いいです。

●こう考えると、終電がなくなってタクシーに乗る時の恐怖感が、
くすっていう笑いに変わる気がする・・・。

 

★★★★ 第4位 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

~テーマ「Kiss」~

 大きな宇宙の小さな一点、僕とキミはここにいる。

      −受賞者−テントショップボーイさん/推薦Pt. 計34点

(みんなの推薦コメントより)
●広い世界の中で、
その瞬間ふたり一緒にいるってすごいことだ。

●キスは2人だけの世界。それを改めて感じさせられる作品

 

★★★★ 第5位 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

~テーマ「お酒」~

 みんなで飲みたい。一人で酔いたい。

      −受賞者−T.Kさん/推薦Pt. 計33点

(みんなの推薦コメントより)
●うまい。微妙な心理を表現してる。

●ああ、これが酒の使用法か。

 

★★★★ 第6位 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

~テーマ「海」~

 −担任より−
 普段はどっしり構えていて非常に落ち着きがありますが、
 性格は波があり、時々冷たかったり、子供の作った砂山を壊したりします。
 みんなの人気者で、特に夏になるとリーダーシップを発揮します。
 ギャグはイマイチで、みんなからよく「しょっぱい」と言われます。
 夏休みの終わりから二学期のはじめにかけて、毎年大暴れしますので、
 宿題は早めに終わらせるようにしましょうね。

      −受賞者−テントショップボーイさん/推薦Pt. 計30点

(みんなの推薦コメントより)
●何だろうか、これを読んだとき、とても楽しかった。
会社という空気のなかで、こんなユーモアさにぶつかると
大きな声で笑えないから、思わずニヤニヤしてしまう。
テントショップボーイさんは、いろんな題材を上手に料理してくれる。
私は、それをおいしく食べてます。いつも、ごちそうさまです。

 

★★★★ 第7位 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

~テーマ「シャワー」~

 21世紀でもコードレスにはなりません

      −受賞者−Y.Nさん/推薦Pt. 計27点

(みんなの推薦コメントより)
●切り口に発見があり、納得させるチカラがある。
21世紀というコトバは、もうお腹いっぱいで
伝わりにくいけれど、こうして使うと効果的。

●このコピーは何を伝えたいかよくわからない。
でもすばらしい。
何がすごいのか。それは「切り口」。
シャワーが「コードレス」になるかどうかなんて、
誰も意識しないでしょ。
そこを敢えてついてくる。はっとする。
そういえばそうだなあ、っと。
こんな発想が「発明品」を生むのかもしれませんね。
発想のセンスの良さが感じられました。

 

★★★★ 第8位 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

~テーマ「結婚」~

 にこいち。

      −受賞者−9ちゃんさん/推薦Pt. 計25点

(みんなの推薦コメントより)
●目に飛び込んだ瞬間、伝わる。ということは、強い。
この時代、結婚は、こうあってほしいという願望。

●考えてもなかなか出てこなかったけど、
私の結婚の理想系を言葉で表すと
こんなんかなあ、って思いました。
養われるわけでも養うわけでもなく、
与えられるわけでも与えるわけでもなく、
なんかお互いが勝手に好きでいてしまうような。
「あいつら『にこいち。』やなあ」って
いわれるような人ができたら結婚してもいいなあ。

 

★★★★ 第9位 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

~テーマ「海」~

 涙味。

      −受賞者−9ちゃんさん/推薦Pt. 計24点

(みんなの推薦コメントより)
●マクロなテーマをウマく料理したのは、
味覚という身近な目線。ハッとした。

●海で泣いたことがありますか?
泣いた事のある人ならきっとわかるコピー。
悲しいこと、嬉しいこと、悔しいこと。
全部受け止めることができて、しかも、
自分が流すものと同じ味がする。
海は母なのかもしれません。

●海のほろ苦い思いでをこれ1言で表現

 

★★★★ 第10位 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
(同点で2つ)

~テーマ「卒業」~

 またひとつ、帰る場所ができました。

      −受賞者−テントショップボーイさん/推薦Pt. 計20点

 

~テーマ「春」~

 モノクロ → パステル

      −受賞者−9ちゃんさん/推薦Pt. 計20点

(上/みんなの推薦コメントより)
●“またひとつ”がイイ。人生は、卒業の積み重ね。

●”出発”だけでなく、
その終着点まで目を配った視野の広さに、脱帽。

(下/みんなの推薦コメントより)
●春は「色の変化」を感じる季節だと気づかせてくれたキャッチです。

●コトバは視覚を刺激する。モロに刺激されました。

●目に映るもの全てが鮮やかになって、ウキウキしてくる
感じをスゴイ簡単に表現してる。「フルカラー」とかじゃ
なくて「パステル」にしたのもウマイと思った。
見せ方もカッコイイ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

全部は発表しきれませんでしたが、
この他にも、本当に沢山の投票を頂きました。
お忙しい中、本当にありがとうございました!

また、みなさんに届いた推薦キャッチは
今年も全て個別にメールでお届けします。近日中に。
(あなたのこのキャッチを推薦した人がいましたよ、風に。)
アナログな作業ですが、ちゃんとお届けしますので
楽しみにお待ち下さい。

あと、今回の結果も
通常のキャッチコンテストと同じように
キャッチポイントが発生します。
(おめでたいから、いつもの2倍)
年間キャッチポイントの方も、後日お知らせしますのでお楽しみに。

最後に感想。
やっぱりキャッチコンテストはおもしろい。
誰かが書いたある言葉に、顔も見たことのない誰かが感動したり。
なかなか他のものではできないでしょ。
でも、言葉ではできる〜!
大切にしていきたいですね、このオモシロさ。
来年もよろしく!