2022年第2回キャッチコピーコンテスト「夫婦」

春も間近!お待たせしました!
「2022年第2回キャッチコピーコンテスト」の発表です!!

今回のお題、
実体験を持つ既婚者が多いということもあって
結婚キャッチとはまた違う趣きがあり、
レベルも高かったのでのでかなり悩みました!

それでは早速いきましょう!
ハッピーウェディングのその後とは?
「夫婦」キャッチ!!
 
 
★★ お気に入り第1位 ★★
 
 
 
  いつから、嘘が優しさになったんだろう。
 
 
 
    -受賞者-うりたろうさん(30pt.)
 
 
(コメント)
く~ぅ、これは味わい深い。
嚙めば噛むほど苦味と旨味が出てくるような
大人にしか書けない秀逸キャッチですね。

結婚したたいていの人が、
最初は愛という名のもとに
「二人で一つ」になろうとします。
でも、そのうち色々無理が出てくるんですよね。
愛が幻想だとは思いたくないけれど、
「二人は一人ではなく二人なんだ」という事実を
認めなくてはうまくいかない瞬間が来ます。

二人が別であることを認めながら愛を育むには、
価値観や好みの違い、本心を隠すような嘘も
多少なりとも必要になってくるんですよね。
それが相手を傷つけず、
幸せな暮らしを続けるための優しさなんだと。

この作品、そんな嘘に
必要性や正当性を感じながらも
どこか哀愁も感じている作者の
せつなさがよく出ています。

二人で忙しい生活を送っているうちに時が経ち、
何かが変わっていたことさえ忘れてしまっていた。
「いつから」という言葉が効いていますね。
結婚から10年、20年以上経った「夫婦」には
心にジーンと来る作品ではないでしょうか。
 
 
★★ お気に入り第2位 ★★
 
 
 
  いっしょにいる理由を、いっしょに探そう。
 
 
 
    -受賞者-ロベルト・ハッシオさん(10pt.)
 
 
 
 
  TSUGAI
  〜見つめ合うと素直におしゃべりできない〜
 
 
 
    -受賞者-テントショップボーイさん(14pt.)
 
 
(1つめコメント)
これも深いなぁ~。

多くの男女が恋人期間を経てから
「夫婦」になるわけですが、
当時は二人でいることに非日常を感じています。

でも、結婚してから毎日毎日一緒にいると、
二人でいることが日常になってきて、
経済的なつながり以外に一緒にいる意味が
だんだんと分からなくなってくるんですよね。

だからこそ、パートナーに「一緒に探そう」と
呼びかけるこの作品、
「夫婦」のあるべき姿や本質を
とてもシンプルに表しているような気がしました。

(2つめコメント)
特別賞にしておくには上手すぎる!
ということで2位に選びました、

モチーフとなっているのは、
サザンの名曲「TSUNAMI」。あの有名がサビが
こんなにも「夫婦」にマッチするとは驚きでした。
長年一緒にいるからこそ、素直に話せなくなる。
そんな「夫婦」関係をよく表していると思います。
 
 
★★ お気に入り第3位 ★★
 
 
 
  同棲から同姓へ
 
 
 
    -受賞者-D.Mさん(8pt.)
 
 
 
 
  ゼクシィの保証期間外
 
 
 
    -受賞者-テントショップボーイさん(19pt.)
 
 
 
 
  ふたリズム
 
 
 
    -受賞者-時速150kmさん(10pt.)
 
 
(1つめコメント)
恋人から「夫婦」になるとはどういうことか、
わかりやすい言葉でスパッと言い切りましたね。
同姓の重みを感じるのは親族や子どもとの
付き合いが増えてからだと思いますが、
「夫婦」を表現する上で一番明確なアウトラインは
やはり同姓という枠組みなんだと思います。

(2つめコメント)
これはそのとおりすぎて笑いました。
結婚情報誌は「幸せな結婚」こそ保証してくれますが、
「幸せな夫婦生活」までは保証してくれませんよね。
結婚後は自力、もしくは別の雑誌を読んだ方がいいのかも。

(3つめコメント)
今回は深い作品が多かったのですが、
こういう軽やかな言葉のキャッチも好きですね~。
二人の別々のリズムが一つになる。
そんな「夫婦」生活のシーンが浮かびます。
 
 
★★ お気に入り第4位 ★★
 
 
 
  愛、すべき存在。
 
 
 
    -受賞者-うりたろうさん(33pt.)
 
 
 
 
  旦那ガチャ
 
 
 
    -受賞者-orange pekoriさん(3pt.)
 
 
 
 
  愛→We
 
 
 
    -受賞者-テントショップボーイさん(22pt.)
 
 
(1つめコメント)
これは上手いな~。
「愛すべき存在」なら
ありふれた言葉すぎて圏外でしたが、
「愛、すべき存在」。

あえて「すべき」という言葉を強調するために
一つの読点「、」を入れることで
義務感や拘束力のような雰囲気が際立ってきます。

「嫌いな時も、顔を見たくない日もあるけれど、
絶対に愛さなくてはいけない存在なんだ」という
一種のジレンマを巧みに表した技ありの一本でした。

(2つめコメント)
「結婚はギャンブル」という言葉もありますが、
正直くじを引いてみるまで正解がわからないのが
結婚であり「夫婦」です。

旦那ガチャや嫁ガチャ、
例え良いのが出なくても簡単には捨てられないので、
どうぞ覚悟の上でゲームをお楽しみください。

(3つめコメント)
これも「夫婦」の形をシンプルに表しましたね。
自分の家ではなく私たちの家、
自分の夢ではなく私たちの夢、
「愛=I」の複数形である「We」になることが
一番「夫婦」を実感しやすいポイントかもしれません。
 
 
★★ お気に入り第5位 ★★
 
 
 
  紙キレ一枚なのに重さ半端ない
 
 
 
    -受賞者-ぽろ。さん(1pt.)
 
 
 
 
  たくさんの未来と地雷が埋まってる。
 
 
 
    -受賞者-時速150kmさん(11pt.)
 
 
 
 
  家族の最終形態
 
 
 
    -受賞者-たみきちさん(7pt.)
 
 
(1つめコメント)
ほんと、あの薄っぺらな紙切れ(婚姻届)が
ここまでの重みを持つとは。
「夫婦」であることの社会的な責任感は
決して軽くはないですが、だからこそ、
一人では得られない幸福があるのも事実。
自由と責任、幸せとプレッシャーは、
いつだってトレードオフの関係にあるんだと思います。

(2つめコメント)
これ、結婚式で神父さんに言ってみてほしいですね~。
たいていは輝かしい未来のことにしか触れませんが、
地雷のありかを先に知っておくことも
永く生き延びる上では必要なことだと思います。

(3つめコメント)
結婚は「夫婦」という形から始まり、
子どもが産まれたりして家庭ができますが、
やがて家庭から子どもたちが巣立った時に
最後の形として残るのも「夫婦」です。
死ぬ間際、唯一自分を看取ってくれる存在なんだと
考えると、大切にしなければなぁと思いますよね。
 
 
◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆
 
 
 
  二人の歴史を「会社の沿革」と重ねてみる
 
 
 
    -受賞者-しんごパパさん(13pt.)
 
 
(コメント)
働くサラリーマンの皆さんには
たまらなくせつない一本ではないでしょうか。

パートナーと豊かな暮らしをしたいからこそ
リーマンは仕事に一生懸命になるものですが、
仕事に一生懸命になりすぎると、
いつのまにか肝心のパートナーの気持ちが
離れていってしまうことも。

会社の発展とは反比例するように
だんだんと薄れてしまった「夫婦」の関係。
一体その境目はどこだったのか、
会社の沿革年表をボーッと見つめながら物思いにふける
リーマンの哀愁を感じました。
 
 
◇◆ おまけ/シンクロでうれしいで大賞 ◆◇

今回の「夫婦」キャッチ、
僕が想像していたのはこんなキャッチでした。
 
 
 ・「あいしてる」より
  「ありがとう」が似合う二人に。
 
 
 ・我慢じゃない。赦し愛だ。
 
 
 ・好きかと聞かれたら、必要と答える。
 
 
 ・人生、二人で強くなれ。
 
 
 ・元は他人、今は住人。
 
 
 ・ドキドキの 意味が変わる 3年目
 
 
 ・家族ドラマを一緒に観てきた。
 
 
 ・子が巣立った途端、妻も巣立ちました。
 
 
 ・円で満たされている間は、円満に。
 
 
 ・お爺さんは山へ芝刈りに、、、
  行くフリをしてキャバクラへ。
 
  お婆さんは川へ洗濯に、、、
  行くフリをして、
  別の男との間にできた子を産み、
  大きな桃に入れて持ち帰ったそうな。

  何も知らないお爺さんと、
  何も言わないお婆さん。
  そんな二人の家に、
  何も知らない桃太郎が誕生した。

  日本は昔から平和だったとさ。
 
 
 
1つめは、
好きより感謝の方が大きくなるほど
色んなことを乗り越えてからが
本当の「夫婦」じゃないかと。

2つめは、
違う人間が一緒にいるからこそ
ケンカも絶えないけれど、
それを許容することが本当の愛だなと。

3つめは、
恋とか愛じゃなく
生きる力なんだよな、ということを。

4つめは、
人生というゲームは
一人じゃ難しすぎるからこそ、
パートナーが必要であることを。

5つめは、
客観的に見たら
こういう関係性だと思うので。

6つめは、
結婚して3年目ぐらいから
徐々に関係性が変わるらしいので。

7つめは、
他の誰も知らない家族ドラマを作り、
観てきた同志なので。

8つめは、
契約関係で組んだコンビである以上、
解散の時も突然やってくることを。

9つめは、
金の切れ目が縁の切れ目というし、
結局は経済力がなければな、と。

10こめは、
昔から「夫婦」関係というのは
嘘の上に築かれてきたことを。

ということで、
「シンクロでうれしいで大賞」は、
9つめの円満視点のこの作品にあげちゃいます。
 
 
  金があればだいだい円満。
 
 
    -受賞者-T.Kさん(2pt.)
 
 
■■ 次点。おしかったね。 ■■

・誓いから近いへ

・チェンジ、できます。

・リアルパズルピース

・気づきあい、築き上げる。

・独特の間合い構築選手権。

・どんなときも どんなときも
 迷い探し続ける日々が
 答えになること僕は知ってるから

・査定はある日突然に

・夫夫も婦婦もある時代。

・届出で始まり、届出で終わる。

・人生で一番『おはよう』を言い合う間柄

・恋人以上、恋人未満

・なるはよいよい終わるはこわい
 
 
●●その他の作品も一部ご紹介●●

・1番近い他人

・恋人は他人、夫婦は家族

・家族の核!

・つれ

・前歴は評価されません

・恋人が家族♪、本当に家族♪

・なんでもニコイチ

・人生第二章を一緒に進むパートナー

・契約上の関係

・人生の連帯責任者

・世界で唯一の組合せ

・帰る場所。

・一基の筏で海原を漕ぐ2人の船員

・生活必需人

・フフフ関係

・あたりまえの存在への昇華

・子はカスガイではなく「鎖」。

・子はかすがい、そしてお金は潤滑油。

・死ぬときはあなたが横にいてほしい。

・熟成中

・浮気の素。

・恋人の時の愛情に『寛容』と『許し』を
 足すと良い塩梅に仕上がります。

・アツアツ度は
 アベック>カップル>夫婦・・・

・50年連続ログインボーナスで
 金の称号をプレゼント!

・愛憎の権化。

・いわゆる性的マジョリティー

・法的には一心同体DEATH!

・喜怒哀楽の乱打戦が死ぬまで続く。

・あなたといると
 いつも9回裏ツーアウトの気分です。

・おとことおんなと床ん仲

・ご好意で成り立ってます。

・プラスチックの車に
 ピンクと水色のピンさして進む人生ゲーム

・そろそろNGになりそうな漢字表記第1位!

・「タカシとヨーコは ふ~うふっ ふ~ふ♪!」

・#NOMU TOO

・我慢ジルシ

        (他22作品)
 
 
今回もたくさんのご応募をいただき
ありがとうございました!

ちなみに、おはなしを始めた当初の
第9話も「夫婦」でした。

No.9 夫婦の会話

またやります。お楽しみに!
 
 
◎銀婚式を迎えた
 全国の夫婦1000組に聞きました!
 「夫婦生活を続けるために必要なものは?」

 夫 3位…思いやり 2位…優しさ 1位…愛
 妻 3位…韓国映画 2位…仮面 1位…金
 
 
    (sunny-yellow絶句シー調べ)