2015年第1回キャッチコピーコンテスト「受験」

2月になってしまいましたが1回目!!
「2015年第1回キャッチコピーコンテスト」の結果発表です!

このコンテストも今年でなんと17年目。
高校球児並に成長してきましたね~。
でも、毎年ポイントはリセット。
今年も全員0ポイントからのスタートです。

僕宛の年賀状で
「今年こそはチャンプを狙う!」と書いていた
そこのアナタ、
期待してますよ!!

さて、それでは早速いきましょう。

この時期は思い出しますね。
誰もが一度は通る関門!!
「受験」キャッチ!!

★★ お気に入り第1位 ★★

  人生最大の紙頼み。

       −受賞者−うりたろうさん(10pt.)

(コメント)
これはうまい!
「受験」ならではの大きなプレッシャー、
誰しも一度は感じたことがあると思いますが、
その運命を決めるのは薄っぺらいテスト用紙。
大小両極端を対比させながら、
ちょっぴりシニカルに「受験」というイベントを
表現している作品ですね。

★★ お気に入り第2位 ★★

  受からなかったら、青春禁止。

       −受賞者−うりたろうさん(17pt.)

  青春充実切符

       −受賞者−JZS147さん(8pt.)

  カレンダー、電気ストーブ、部屋の灯り、
  家族の思い、来年の私。

       −受賞者−ロベルト・ハッシオさん(7pt.)

(1つめコメント)
「受験」勉強中に感じる切迫感の正体に
気づかされた気がしました。
青春を人質に取られることは、
若者にとって一番辛いこと。
みんな青春禁止は嫌だからこそ、
頑張れるんでしょうね~。
青春が終わった僕たち中年世代は
もうあれほど頑張れないんだろうなぁ…。

(2つめコメント)
青春18切符を文字った作品ですが、
「受験」ってまさに、
青春を謳歌するための切符のようなものですよね。
うまいこと言うなぁと思いました。

(3つめコメント)
こういう味のある作品、好きですね~。
ほとんど記憶から消えていたのですが、
この作品を見て、
自分が「受験」勉強に励んでいた頃の景色が
一瞬にしてフラッシュバックしました。
背中に家族の想いを感じながら、
目の前に自分の未来を描いていたと思います。

★★ お気に入り第3位 ★★

  人生が決まる。運命は決まらない。

       −受賞者−ミスター尻ASSさん(5pt.)

  親の代理戦争

       −受賞者−JZS147さん(13pt.)

  延長戦は、親もつらい。

       −受賞者−うりたろうさん(22pt.)

(1つめコメント)
たしかに。
「受験」って人生の方向を大きく左右しますが、
それでその人の運命まで決まるわけじゃありません。
「たとえ不合格でもハッピーにはなれるさ」、
そんなエールが込められた優しいキャッチですね。

(2つめコメント)
大昔はどうかは知りませんが、
最近は特に代理戦争の色が濃くなっていますね。
我が子の学歴が親のブランドになる今の時代、
それも一つの親孝行と思って進路を変えるのか、
それとも自分の意思を貫くのか、
子どもたちも悩むところですね。
僕の場合、両者の間の妥協点として
学費の安い大阪の某大学を選びましたが、
ま、学生生活は楽しめたし結果オーライで。

(3つめコメント)
延長戦でしんどい思いをするのが
何よりも本人であることに間違いはありませんが、
金銭面では、親もかなりしんどいですよね。
うちは最初から両親に
「延長戦はなし。落ちたら働け」と言われていたのですが、
今思えばそれが背水の陣で戦う
気合いにつながっていた気がします。
もしかして、親なりのエールだったのか?

★★ お気に入り第4位 ★★

  選んだ方に選ばれる。

       −受賞者−T.Kさん(4pt.)

  プレッシャーの半分は親のエゴでできています

       −受賞者−シュークリームさん(3pt.)

  「お」がつくと、親の見栄。

       −受賞者−うりたろうさん(25pt.)

  家族総力戦

       −受賞者−たみきちさん(4pt.)

(1つめコメント)
数ある学校の中から選んで志望してあげたのに、
結局は志望校に選ばれる。
よく考えたら皮肉なものですよね~。
倍率が1.0を切って定員割れしていたら、
「選んでくれてありがとう!」という
ラブレターと粗品ぐらい届くようになるんでしょうか?

(2つめ&3つめコメント)
子どもの人生は子どものモノ。
と、分かっていながらも、
「受験」のスポンサーとしては
ついつい口出ししたくなるのかもしれません。
逆にお金がかからなければ、
意外と静かにしてるのかも。

(4つめコメント)
今思えばの話ですが、「受験」勉強中は
食べる物や寝る場所まで、親が色々と
気を遣ってくれていたような気がします。
個人戦だと思っていましたが、
きっと総力戦だったんでしょうね~。

★★ お気に入り第5位 ★★

  ゴールを装ったスタート地点

       −受賞者−JZS147さん(14pt.)

  絶対に負けられない戦いではない

       −受賞者−D.Mさん(1pt.)

  ありのままの力みせるのよ
  すこしも怖くないわ

       −受賞者−和製家長さん(1pt.)

  脳が「NO」って言いました。

       −受賞者−テントショップボーイさん(1pt.)

(1つめコメント)
これは卒業も同じだと思いますが、
ホント、「受験」って実は
スタート地点に立つための仮ゴールなんですよね。
そして大人になると、人生はいつまでも
ゴールとスタートの繰り返しであることに気づくのです。

(2つめコメント)
「受験」に挑む若者に向かって、
川平慈英に言ってほしいですね。
「落ちたって、イイんです。くぅ~」って感じで。

(3つめコメント)
今年「受験」に挑む人は、
やっぱりこの歌を口ずさんでいるのかなぁ。
上の川平慈英の言葉の後に
エルサがこの言葉をかければ、
若者はかなり勇気づけられるかも。

(4つめコメント)
「受験」あるあるですね。
僕の場合、あまり
脳がYesと言った時はありませんでしたが…。

◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆

  2015年センター試験、全問大喜利でした。

       −受賞者−時速150kmさん(6pt.)

  合格して入学してはじめての授業で
  隣の席に座った子がめちゃくちゃ可愛くて
  いつの間にか両思いになるのがきっかり
  一年後だと思えば勉強なんてつらくない。

       −受賞者−うりたろうさん(31pt.)

(1つめコメント)
こんな「受験」ならテンション上がるな~。
というか、若者の創造性を育む意味でも
本当に採用したら面白いんじゃないでしょうか?
「問1.
 マツコ・デラックスが丸刈りにした理由を教えてください」とか。
トランプゲームの大富豪で革命をした時のように、
偏差値が大きく変わる予感がしますね。

(2つめコメント)
これはたしかに辛くない!
というか、勉強に煮詰まった時は
本当にこんな妄想をよくしてましたよ。
大学にいったら天国だって。
まぁ、現実はそんなに甘くなかったですが…。

◇◆ おまけ/シンクロでうれしいで大賞 ◆◇
 
今回の「受験」キャッチ、
僕が事前に想像していたのはこんなキャッチでした。

 ・なんとなくの不安から逃れ、
  ぼんやりとした未来を得るために。

 ・「学歴」という終身保険の加入には
  事前審査がございます。

 ・ボクの大一番。

 ・シャーペンで進める人生ゲーム

 ・暗記
   →根気
     →危機
       →奮起
         →ドキドキ
            →歓喜

 ・名前を書くタイプの宝くじ

 ・364日の準備、1日の失敗。

 ・ガマンの向こうにあるのは、楽園のような学園だ。

 ・解けない問題 vs 溶ける脳みそ

 ・♪負けないこと 投げ出さないこと
   逃げ出さないこと 信じ抜くこと
   ダメに な~り~そうな~と~き~ 
        なぜか~ 部屋の掃除~♪

1つめは、
「受験」って
みんながやるから流されるように
参加していたけど、本音では
いまいち挑戦する理由がわかっていなかった、
若かりし頃のビミョーな気持ちを。

2つめは、
「受験」というイベントって、結局は
保険のような安心感がほしいだけなんだろうなと。

3つめは、
まだ一人では何もできなかった自分が
初めて迎える個人戦だったなぁと。

4つめは、
軽く進められるわりに
結構重いプレッシャーがかかる
あの独特な感覚を。

5つめは、
よくある「受験」時期の心情の流れを。

6つめは、
いっそのこと宝くじだと思ったほうが
楽になれるんじゃないかなと。

7つめは、
長い努力が一瞬にして崩れる
「受験」の怖さを。

8つめは、当時、
自分を奮い立たせていた解放感への思いを。

9つめは、
テスト当日に脳内で起こっていた
静かなバトルを。

10こめは、
「受験」勉強中、
よく部屋の掃除や整理をしたよな~ということを
大事マンブラザーズBAND風に。

ということで、
今回の「シンクロでうれしいで大賞」は、
8つめの解放感に近かった
この作品にあげちゃいます。

  全ては終わった後の解放感、
  受かった時の達成感のため

       −受賞者−D.Mさん(2pt.)

■■ 次点。おしかったね。 ■■

・痛くない通過儀礼。

・周りから聞こえるリズミカルなペンの音は、
 きっと妖怪の仕業だ!

・手が勝手に動いて 答案用紙を埋めていった
 気がつけば 僕は大学生になっていた

・帰りの電車内、
 他の受験生たちの答え合わせ会話で、
 早くも結果が判明しました。

・暗記ゲーム

・学問と漬け物は一夜にしてならず

・JKB48 (受験バカ48校)

・彼女いるのに合格した奴氏ね!

・将来への分岐点?ただの通過点だよ。

●●その他の作品も一部ご紹介●●

・夜食天国

・なぜ『お』がつくのか分かりません。

・シーズン物

・結局その後が勝負

・煩悩大爆発へのカウントダウン。

・努力は報われることを知る為の試練

・夢の登竜門

・カジュアルにはいけない。

・いざ!人生の第二ステージへ

・掲示板に番号がなくて
 眼鏡に涙がたまるほど泣いた 19の春

・車の学科試験も受験です

・子供にとっては、禁欲の期間。
 大人になったら、贅沢な時間。

・えっ! あのチャラいやつも受かったの!?

・テレサテンでも時の流れに逆らう儀式。

・ダメもとで、志望動機のみ書き込みで勝負してみます!

・えっ、赤本って枕じゃないの?

・気分は受刑者。

・松本さん、僕の過去をすべらない話にしてください!

・受験生ビンビン物語。

・受縛からの開放感が
 この国の性的モラルを崩壊させているのだよコナン君。

         (他11作品)

たくさんのご応募をありがとうございました!
次回の開催をお楽しみに!

◎少子化が進み、
 受験生数が減少の一途をたどる中、大学側も
 高校生の浮気(俗名「併願」「滑り止め」)の
 全面禁止を検討。

 探偵事務所に浮気調査を委託し、
 高校生が他校の校門をくぐった時点で
 証拠写真を突きつけて浮気相手と破局、
 または多額の賠償金請求を狙う。

 一方、
 水面下で複数の志望校との接触を図りたい高校生のために、
 今後はネット出願、ネット合格発表、ネット胴上げ、
 ネット入学手続き、ネット下宿見学、ネット入学式が普及する見通し。

        (sunny-yellow教育ジャーナル2月号より)