2012年第4回キャッチコピーコンテスト「親」
次の日食が来る前に?
「2012年第4回キャッチコピーコンテスト」の結果発表です!
今回は、テーマがテーマだけにヒューマンというか、
なかなか味のある作品が多く集まりました。
それでは早速行きましょう。
誰でも一度は
必ず考えるテーマかもしれない、
「親」キャッチ!
★★ お気に入り第1位 ★★
鑑と鏡
−受賞者−ロベルト・ハッシオさん(16pt.)
(コメント)
わずか3文字で「やられたぁ」と思ったのは、久しぶりでした。
子にとっての鑑(模範)であり、鏡(生き写し)でもある。
それがまさに「親」という存在だと思います。
「親」という存在を表現する上で、
これほど短く的を射た表現はないですね。
字面的に、万人にウケるキャッチーさはないかもしれませんが、
3文字に込められた意味が深く、
ものすごいメッセージ性を持っている作品だと思います。
★★ お気に入り第2位 ★★
子どものおかげで、親が生まれます。
−受賞者−K.S兄さん(33pt.)
期待と心配で愛をさけぶ
−受賞者−レッドキャベツさん(7pt.)
ギブ アンド ギブ 何があってもギブ
−受賞者−マイカル小久保さん(8pt.)
(上コメント)
自分も「親」になってみて初めて気づくことですが、
本当にこのとおりなんですよね。
誰しも最初から「親」なのではなく、
子どもが産まれることで、名実ともに「親」になる。
子どもの誕生日は、「親」の誕生日でもあるのです。
(中コメント)
愛があるゆえに、
期待と心配が常に背中合わせ。
これも、「親」を表現する上では欠かせない要素ですね。
逆に、これがなければ「親」ではないと言ってもいいでしょう。
(下コメント)
これができるのが「親」ですね。
普通は誰しも、ギブしたらテイクを期待してしまいます。
実際、そういうバランスで世の中は成り立っているので。
でも、「親」はそうではありませんよね。
幼い子どもからのテイクなど期待せず、常に与え続ける。
何があっても与え続けること。
そうしたギブの積み重ねがあるからこそ、
結婚式とかで一瞬のテイクを感じた時に
「親」は号泣してしまうのだと思います。
(アカン、なんか泣けてきた…)
★★ お気に入り第3位 ★★
親の前では親になれない
−受賞者−D.Mさん(10pt.)
子どもの頃は大きく見える。大人になると苦労が見える。
−受賞者−うりたろうさん(26pt.)
(上コメント)
これは深い。ある意味では詩的な言葉ですね。
もしかしたら人間にとって永遠のテーマなのかもしれませんが、
「親」の前では子は子のままで、
子の前では「親」は「親」のままなんです。
その関係性は、どれだけ年月が経とうとも同じ。
こういうのを絆っていうのかもしれません。
(下コメント)
たしかに、見えますね〜。
あんなに大きかった「親」が、
段々と小さく見える時があります。
それと同時に、「こんなに苦労して育てていたのか」と。
親の気持ち子知らず。
親の気持ちは、自分が親になって初めて分かるものです。
★★ お気に入り第4位 ★★
子供一歳=親一歳
−受賞者−シュークリーム旦那さん(4pt.)
メールの件名に全ての用件が書いてある率45%
−受賞者−Y.Nさん(15pt.)
人生の教師であり、反面教師でもある。
−受賞者−うりたろうさん(29pt.)
(上コメント)
子どもの誕生日=「親」の誕生日だとしたら、
こういうことですよね。
実年齢ではなく「親」年齢で考えれば
どの「親」もみんな幼いわけですから、
うまく行かなくて当たり前。
育児にピリピリする必要なんてないのかもしれません。
(中コメント)
うちの「親」は、
80%ぐらいの確率で書いてあります。
本文より件名が長いこともあります。
「親」としては、用件を子どもに
早く言いたくてたまらないんでしょうね。
(下コメント)
独り立ちするまでは、
ずっと反面教師にさせてもらっていました。
「あんな親にだけはなるものか」と。
今はその気持ちも、ちょっと変わったような気もします。
★★ お気に入り第5位 ★★
身近な偉人
−受賞者−テントショップボーイさん(27pt.)
一番の味方。
−受賞者−コルシカさん(1pt.)
最後の味方
−受賞者−ローリングズコーンズさん(8pt.)
(上コメント)
そう、「親」って実は
一番身近にいる「スゴイ人」なのかもしれません。
著名人のインタビュー記事を読むぐらいなら、
「親」にインタビューした方が勉強になるのかも。
(中・下コメント)
「味方」。
なんだかんだ言って、
この言葉が一番シンプルで深いですね。
説明は不要でしょう。
◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆
マスオより、波平であれ。
−受賞者−ミスター尻ASSさん(12pt.)
キャバクラに行って、席に着いたのは娘でした
−受賞者−和製家長さん(8pt.)
(上コメント)
この考えには僕も共感します。
どちらも「親(父)」の姿なんでしょうが、
ハゲても家長として威厳を保てる波平でありたいです。
(下コメント)
この「親」の気持ち、想像すると泣けてきます。
「親」として見せたくない姿を見せてしまい、
見たくない姿も見てしまい、言葉が出ないでしょうね…。
自分の娘がキャバクラで働いていることを知ったら、
他の男に取られないように毎晩指名しに行きたいです。
◇◆ おまけ/シンクロでうれしいで大賞 ◆◇
さて、今回の「親」キャッチ、
僕が事前に想像していたのはこんなキャッチでした。
・私のルーツ
・俺の素
・愛を注いで、花を待つ。
・この命より、子の命。
・愛の投資家
・親(した)しい × 親(ちか)しい=親(おや)らしい
1つめと2つめは、「親」こそ
自分の原点であることを。
3つめは、子が幸せになるまで
じっと我慢を続ける「親」の姿勢を。
4つめは、人間にかかわらず
動物の「親」ってこういう覚悟があるよなと。
5つめは、ある意味
将来の成長への投資をしている人かなと。
6つめは、「親」という漢字に
込められたであろう意味を。
ということで、
今回の「シンクロでうれしいで大賞」ですが、
1つめのルーツの視点に近かったこの作品にあげちゃいます。
一番新しい先祖。
−受賞者−うりたろうさん(30pt.)
■■ 次点。おしかったね。 ■■
・親になって初めて、心から親に感謝できました。
・父親はオモチャ、母親は食料。
・自分をもっともよく知る他人
・最近は、親バカも多いけど、バカ親も多いなぁ。
●●その他の作品も一部ご紹介●●
・SampleA&B
・子供が産まれて親になり、そして丼。
・昭和を引き継ぐ者
・縁あって人生の大先輩
・最強の敵
・いざなぎといざなみ
・最初の親友であり、生涯の友である。
・夜9時閉店
・選べない血のつながり
・超えそうで越えられない高い壁
・おや!と思うくらい似てしまう生き物
・子どものヒーローに「変親!!」
・守る、それがすべて。
・一茂からのミスター
・あれ?君ん家もシンボリ?
・遠くにありて思うもの。
・風貌似てても、人格は別
・年とともに感じる面影
・嫌えば嫌うほど似てしまう生き物
・虐待 痛い オカン アカン
・お倒産
(他、11作品)
たくさんのご応募をありがとうございました!
またやります。お楽しみに!
◎日本教育エエん会、
2012年上半期「ペスト親 大賞」に
ウルトラの父&母を選出。
レオ、セブンなどケンカ早い数多くの子どもたちを
育てながらも、決して無駄な外出をさせることなく、
「地球から3分以内で帰宅させる」という厳格な教育姿勢を評価。
(sunny-yellow教育日報 一面記事より)