No.2511 手紙は言葉を残し、言葉は気持ちを残す
昨日、
何気なく押し入れを整理していたら、
懐かしい手紙が出てきた。
もらったことは覚えていたけれど、
内容までは忘れていた手紙。
読み直すと、心が一気に昔に戻った。
手紙とメールは、やっぱり違うね。
メールの削除は簡単でも、
手紙を捨てるのには勇気がいる。
だから、こんな風に何年も
捨てきれずにいるのかもしれないけれど。
もちろん、メールだって意図的に消さなければ
手紙と同じようにちゃんと気持ちが残る。
昨日、震災から1年ということもあり、
色々な記事が飛び交っている中にこんなものがあった。
お父さんにメールを書こうとして、途中で息絶えた少女。
携帯電話にその内容が残っていたらしい。
http://livedoor.3.blogimg.jp/amosaic/imgs/c/5/c5671aeb.jpg
手紙やメールを捨てるかどうかはさておき、
まずは言葉にしておくことで、
気持ちを残すことができる確率は高くなる。
古い手紙を握りしめながら、
何度も言葉をかみしめた。
そう言えば、明日が誕生日だったな。
今どこで何をしているかのはわからないけど、
いつかどこかでこの気持ちが届くことを祈って、
ここに言葉を残しておこうと思う。
「誕生日おめでとう。
あなたのことだけは、 一生忘れません。
大切な思い出をありがとう。
今でも毎日感謝しています」