No.2588 人間よ、無限の欲望を捨てなさい
たまたま知ったんだけど、
環境について話し合う「リオ会議」で
ウルグアイのムヒカ大統領が行ったスピーチがとても良い。
興味のある人は調べてみてほしいけど、
進歩や成長だけが目的の世の中に違和感を感じていただけに、
個人的にとても共感した。
「豊かさってなんだろう?」と考えてみると、
それは金銭的なことだけではないはずだ。
ムヒカ大統領も、先人の言葉を引用して言っていた。
「昔の賢明な方々は、こんなことを言っています。
『貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、
無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ』と」
無理をしながらの成長は、
やがて滅亡につながるという矛盾を生む。
電力も伐採も、
それを減らすことは決して後退ではなく、
正常な状態に回帰するだけのこと。
「明日が変わってしまう」のではなく、
「今日までが変わっていた」と思えばいいのにな。