No.2698 「三段論法」か「三段オチ」か
幼稚園にも「卒園文集」なるものがあるらしく、
息子が汚い字で何やら紙に書いていた。
寝静まってからその紙を見ると、
こんなことが書いてあった。
【幼稚園で面白かったことは?】
( リレー )
【大きくなったら何になりたい?】
( ボルトのようになりたい )
ボルトと言っても工具ではなく、
もちろん、あの短距離選手のウサイン・ボルトである。
「へぇ〜、初めて聞いたぜ」と思いながら
ニヤニヤして読み続けていると、
その隣に「憧れる有名人は?」という質問が。
当然、ボルトかスポーツ選手だと思って読んでみると、
【憧れる有名人は?】
( にのみや かずなり )
なんで嵐やね〜ん!
ほんで、なんで
ジャニーズのフルネームまで知ってるね〜ん!
少しズッこけた…。
おい息子、せめて
サッカー選手の名前ぐらい書けよ。
というか、話の展開おかしいやろ。
走るのが好きです
→ボルトになりたい
→ジャニーズに憧れます、って…。
動物が好きです
→ムツゴロウさんになりたい
→希少動物を乱獲する仕事がしたいです
と言ってるようなもんやろ?
「三段論法」をきちんと教えるべきか、
それとも、無意識のうちにできている
「三段オチ」の能力を伸ばしてやるべきか。
うーん、実に悩むところだ。