No.3145 春休みと主婦の憂鬱
「春休み」かぁ。いい響きだなぁ。
子どもたちには春休みがあっても、大人にはない。
毎日家事をしている主婦の皆さんはなおさらで、
逆に忙しくなるから「春休みは憂鬱」だという。
うちの嫁も同じく、
学校や幼稚園が半日授業になったあたりから
徐々にメンタルが乱れ始めてきた。
うん、わかる。
僕も何度か代役を務めたからわかるけど、
子どもがいつもより数時間早く帰ってくるだけでも
結構大変なんだよ。
独身の後輩は
「子どもと一緒に遊べていいじゃないですか」
と言うけれど、いやいや、そうじゃないのだよ。
たしかに子どもはかわいい。
でも、その世話に追われて
自分の時間がまったく無かったら、
誰だってしんどいでしょ?
また、子どもの相手というのは
「善意の否定」と「予定の変更」の連続で、
良かれと思っていることが伝わらなかったり、
やろうとしていたことが何度も中断したりの繰り返し。
そのストレスたるや、
大人を相手に仕事をしているサラリーマンの比じゃない。
子どもに行動を否定されることが自己否定に変わり、
悩む人も少なくないのだ。
夏休み、冬休み、そして春休み。
浮かれる子どもたちをよそに、
夫婦で必ず対策会議を開く。
嫁という司令塔のメンタルをいかにして守るか。
男は、それができて初めて
「世帯主」と呼ばれるのかもしれないね。
とりあえず、
コーヒーでも淹れてやろうと思う。