No.3464 「一第まさ客お」と書かれたトラック
日本って不思議な国だと思うことがある。
同じ日本語の文章でも、
縦書きと横書きを併用したり。
しかも、横書きには
「右から左」だけでなく
「左から右」があるらしいしね。
「左から右ぃ? そんなんあるかぁ?」と思ったアナタ、
国道付近で車を眺めているとすぐにわかる。
たとえばトラックなんかで
「○△□株式会社」とか
文字の入っているやつ、あるでしょ?
あれ、トラックの右側はいいんだよ。
横から見ると
左が運転席(前側)で右が荷台(後側)だから、
当然、左から右に「○△□株式会社」と書いてある。
問題は左側。
こちらは横から見ると
右が運転席(前側)で左が荷台(後側)だからか、
右から左に「社会式株□△○」と書いてあることが多い。
普通、文字は読めてナンボだから、
トラックのどちらのサイドも
右から左に書いておけばいいと思う。
でも、そこは生真面目な日本人。
読めるかどうかよりも、
「どちらが前方か」を優先しているあたりが
なんとも国民性を反映していて面白いよね。
たまに、
「一第まさ客お」なんて書いてある
ワケの分からないトラックが走っていると、
微笑ましく思ってしまう。
最近見た中では、
塚本友勝さんというドライバーが運転するトラックが
左右関係なく回文風に「つかもとともかつ」と
あえて平仮名でプリントしていたのが秀逸だった。