No.4683 訊ねられ人

また、である。

昨日、仕事帰りに駅のホームを歩いていたら、
ちょっと変わった系の若い兄ちゃんに
突然話しかけられた。
 
 
 
 「すみません、この電車、
  ○○駅にも停まりますか?」
 
 
 
昔からやたらと道を聞かれるんだけど、
この日は朝からおばちゃんにも道案内をしたから、
見知らぬ人に質問されるのはすでに2度目。

僕には何か背後霊でも
憑いているのだろうか?
「Google Mapの神」とか。

訊ねやすいオーラがあるのかもしれないし、
それ自体は悪い気分ではないけれど、
あまりに頻繁だと不公平感がある。

だって、訊ねられるたびに
何度も説明する時間と労力を使うからね。

オフにして歩いていた顔も
オンにしなきゃならないし、
相手の言葉を聞き逃さないために
耳もしっかりと澄まさなければならない。

仕事で疲れた帰りとかだと、
オフからオンへ、
そのわずかなシフトチェンジでも
結構疲れるのだ。

昨日、兄ちゃんに話しかけられた時なんて
正直頭も体もヘトヘトで、
車で言えば1~2速ぐらいで走っていたと思う。
そこから一気に4~5速に上げるのには
結構なガソリンを使うんだよ。

だからこそ、声を大にして言いたい。

見知らぬ誰かに何かを聞きたい人は
「~ですか?」といきなり質問しないで、
「こんばんは。いい夜ですね~」とか
先にアイスブレイクの言葉を入れてほしい。

もしくは、周囲の人間が声をかけたくなるほど、
「あ~、○○がわからないなぁ~」とか
まずはつぶやいてみてほしいな。

気が乗れば、
ゆっくりとギアを上げた上で
こちらから声をかけるからさ。

他人に対しては
最低でも3速以上で丁寧に対応したいから、
1~2速の時に突然クイズを出さないでほしい。

以上、青年ならぬ中年の主張でした。