No.1843 もしもし亀よ 〜現代バージョン〜

 もしもし亀よ 亀さんよ
 
 世界のうちでお前ほど
 
 歩みのノロいものはない
 
 どうしてそんなにのろいのか
 
 なんとおっしゃる兎さん
 
 そんならお前とかけくらべ
 
 向こうの小山の麓まで
 
 どちらが先にかけつくか
 
 
亀と兎の挑発合戦が面白い、有名な歌だ。
 
この後、兎は余裕をかまして昼寝をするけど、
寝過ごして亀に負けてしまう。
結局は、休まずにコツコツやるのが一番だという
日本らしいお話だね。
 
でも、もう21世紀だし、
今の若者にこの歌詞がピンと来るとは思えない。
やっぱり、歌詞も現代風に変えなきゃね。
 
 
 もしもし亀よ 亀さんよ
 
 仕事はしないの? 大人でしょ
 
 毎日遊んでばかりでさ
 
 どうしてこの先 生きるのか
 
 なんとおっしゃる兎さん
 
 働くだけが能じゃない
 
 好きなことを好きなだけ
 
 それで 人生バラ色さ
 
 
この後、
一生懸命働いた兎は
老いて初めて自分に趣味がないことに気づいて途方に暮れ、
ストレスが原因で早死にする。
 
ストレスもなく、自由気ままに生きた亀は、
質素でも楽しく健康に暮らし、
万年の寿命を謳歌したそうな。