2002年第10回キャッチコピーコンテスト「コンビニ」

10月やから10回目!
2002年第10回キャッチコピーコンテストの結果発表で~す!

街を歩けばコレにあたるというくらい、
今やどこにでもある今回のお題。
生活に密着しすぎているからこそ、難しいお題だったと思います。
しかしそれでも、今回も良い作品がたくさん集まっていますのでご覧下さい。
「コンビニ」!

★★ お気に入り第1位 ★★

 おやいらず

       -受賞者-ミスター尻ASSさん(64pt.)

(コメント)
シンプルなんですけど、応募があったどの作品よりも
「コンビニ」を言い表しているような気がしました。
僕も一人で暮らし始めて9年ほど経ちますが、
まさに「コンビニ」は親がわり。
食事はあるわ、トイレットペーパーはあるわ、
冬になると“おでん”が出来上がってたり。実家みたい。
無機質な感じもするものの、かなり生活を支えてもらってるなぁと思います。
「おや」の部分を漢字にしてしまうと少しキツい感じがしますが、
ひらがなで書くと、不思議とスッと馴染めますね。おめでとうございます。

★★ お気に入り第2位 ★★

 売れっ子をそろえて、お待ちしております。

       -受賞者-K.S兄さん(53pt.)

(コメント)
たしかに、「コンビニ」は売れっ子の集まりですよね~。
ある意味、商品界の日本A代表。
ギャバクラなんかに通ってるおじさんにこのキャッチを見せたら、
間違って「コンビニ」に入っていきそうです。
黒い制服を着たコンビニ店員が、店の前で、
「さ、そこのお兄さん、イイ子揃ってますよ~♪」と言ってたら面白いのに。

★★ お気に入り第3位 ★★(2つ)

 定価主義

       -受賞者-S.Mさん(26pt.)

 「温めますか?」
 「もう温まったよ・・・」

       -受賞者-Y.Nさん(74pt.)

(上コメント)
ホントにそう。「コンビニ」って全部定価ですよね~。
「主義」という言葉が似合うくらい、徹底的に。
たまに、「姉ちゃん、100円まけてーやー」という関西おっさんがいても、
絶対まけたりしませんもんね。
どうせ高いのなら、潔く店の前にこのキャッチを貼り出して欲しいものです。

(下コメント)
分かるなぁ。疲れて帰る途中の「コンビニ」。
弁当を買って、カゴをレジに置いて、ぼーっとしながら財布を開こうとした時に、
不意に飛んでくる「あたためますか?」。
最近、どんなお店でもレジではお金のやりとりしかしないから、
妙に「コンビニ」があたたかく感じる瞬間があります。
ま、ごくたまに「…あたためんでも食えるやろ」という顔で、
「あたためますかぁ?」と言ってくる若い店員もいますが。

★★ お気に入り第4位 ★★(2つ)

 飲み物を挟んで見つめ合うふたり。

       -受賞者-時速150kmさん(48pt.)

 街の蛍

       -受賞者-Y.Nさん(77pt.)

(上コメント)
この言葉が「喫茶店」キャッチなら普通のキャッチですが、
「コンビニ」キャッチとしてはかなり面白い。
たまに「コンビニ」でジュースを買おうと手を伸ばすと、
その向こうからジュースを補充している店員さんと目があって、
それはそれは、ものすごく気まずくなる時があります。
あの瞬間を一時静止して、ロマンチックな言葉を
コミカルに表現したこの作品は個人的に大好きですね。

(下コメント)
今回の応募の中では、数少なかった正統派キャッチ。
むしろ解説もいらないくらい、ストレートです。
都会の「コンビニ」は照明が派手すぎるので、
なんとなく田舎の「コンビニ」に似合いそう。
深夜にスーツで「コンビニ」に買い物にきて、
タバコを吹かしながら帰るサラリーマンにも合いそうですね。

★★ お気に入り第5位 ★★(2つ)

 自宅手前の停留所。

       -受賞者-K.S兄さん(54pt.)

 ノーテーマパーク

       -受賞者-ミスター尻ASSさん(65pt.)

(上コメント)
家まであとちょっとなのに、全然買うものなんて思い浮かばないのに、
ついつい寄ってしまう「コンビニ」の魅力。なんなんでしょう?
「ステーション」という言葉より、
庶民じみた「停留所」という言葉のほうが妙にしっくりきます。

(下コメント)
その通り。テーマなんて無視ですね。「コンビニ」は。
せっそうがないくらい、あれもこれも、これもあれも。
なんでもあるし、やってるし。
巨人の後藤に匹敵するものを感じますね。
「コンビニ」はどの店もそこそこ儲かっているらしく、
器用貧乏にならないのが不思議なところです。

■■ 特別/なんかええやん大賞 ■■(2つ)

 クリームパン収容所

       -受賞者-マシュマロさん(53pt.)

 突きあたればおにぎり

       -受賞者-シュ-クリームさん(20pt.)

(上コメント)
ワケわかりませんが、妙にひっかかりました。このキャッチ。
この作品を見た瞬間から、クリームパンだけがいとおしくてたまりません。
これが、マシューことマシュマロマジックでしょうか。
クリームパン、クリームパン…。

(下コメント)
ウチの家の近くの「コンビニ」は、
たしかに突きあたれば一面“おにぎり”です。
こう堂々と言い切られると、変な説得力がありますね。
これも妙に気になって頭からはなれなかった作品でした。

■■ 次点。おしかったね。 ■■

・お金のかかる日課。

・ほっこり0円。

・マニュアル通りの癒し

・老弁は去るのみ。

・街のぼーっとステーション

・不精者の冷蔵庫

・おはようからおやすみまで大した愛想もなく
 暮らしを見つめる。

●●その他の作品も一部ご紹介●●

・真夜中は別の顔

・プチ不夜城。

・リーマンの強い味方

・ついつい、ふら~っと

・田舎道のオアシス

・酒屋と米屋とたばこやの成長した姿

・過疎地域の人口分布図

・新商品生き残り競争開催中

・ダイエットの大敵

・よろずや未来型

・POSやらなんやら言うが要は看板娘。

・ウチのガムは旨いよ!

・買おうとしている人<待っている人

・今日も四角い

・罰ゲーム開催場所

・コンビ=2

・アメリカ大統領選挙、各コンビニチェーンにて投票受付け開始。

・生きるって、エロい事だと気づく場所

・コンビニでエロ本がある場所は男のホットコーナーと呼ばれている・・・

・コンビニやめますか?それとも人生やめますか?

・俺のほうが店長やろ!

             (他24本)

たくさんのご応募、ありがとうございました~!
今日はみなさんコンビニにでかけて、
「便利すぎるぞ、コノヤロ」とほっぺをつねってあげて下さい。

今年のキャッチコンテストも残すところあと1回を予定!
ポイントランキングも要チェック!ではまた。

    

※セブンイレブンで24時間立ち読みに挑戦した島根県の男子高校生、
 営業妨害であえなく逮捕。されど市民栄誉賞の声も!?
             (sunny-yellow新聞 朝刊一面より)