2012年第9回キャッチコピーコンテスト「お金」

頭痛に負けないぞ!
「2012年第9回キャッチコピーコンテスト」の結果発表です!

今年も残り2カ月を切りました。
秋の旅行、忘年会に新年会と、
これから何かと財布が軽くなるシーズンですが、
だからこそ今一度、こいつの存在を見直しましょう。

今回は参加率も高く、激戦でした!
いくらでも欲しいぞ! 「お金」キャッチ!

★★ お気に入り第1位 ★★

  大人の解決策

       −受賞者−ミスター尻ASSさん(26pt.)

(コメント)
ズバッと来ましたね。インパクトが抜群でした。
大人になると、色々ともめ事があるわけですが、
その多くの解決手段に用いられるものこそが
「お金」ですよね〜。
少し汚れたイメージもありますが、
ここまで立派に言い切られると
逆にカッコ良く見えます。ナイスキャッチです。

★★ お気に入り第2位 ★★

  ただの交換手段

       −受賞者−D.Mさん(24pt.)

  やる気のもと、悩みの種

       −受賞者−うりたろうさん(93pt.)

  母になり 拾ったお金は 交番へ

       −受賞者−スイカさん(8pt.)

(上コメント)
俯瞰的な角度から見たキャッチですが、
これってかなり本質的な所を捉えていて、
ちょっとハッとさせられました。
「お金」って色々な機能があるように見えますが、
結局、モノや価値や安心や、
人間が何かを得るための交換手段なんですよね。
納得の一本でした。

(中コメント)
そのとおり。
「お金」ってモチベーションを上げる要因にもなり、
モチベーションを下げる要因にもなります。
なかなか付き合い方が難しい奴ですね。
うまく付き合っていきたいものですが。

(下コメント)
「お金」自体を言い切っているわけではないのですが、
「お金」を通して一つのドラマを感じさせる。
こういうの好きですね〜。
ドラマは頭に残りやすいので、
「お金」を見るたびにこのフレーズが浮かびそうです。

★★ お気に入り第3位 ★★

  お金をためるコツは、ストレスもためること。

       −受賞者−K.S兄さん(86pt.)

  万能のカミ

       −受賞者−うりたろうさん(98pt.)

  言ってみたい
  お金がすべてじゃないんだと

       −受賞者−スイカさん(13pt.)

(上コメント)
たしかに。
まともに「お金」を貯めようとしたら、
何かしらの我慢が必要になります。
当然、我慢することはストレスにもなるのですが、
それをためた分だけ「お金」もたまるんですよね。
ストレスから逃げていては、いつまで経っても貧乏のまま、かぁ。

(中コメント)
そっか、神様は財布の中にいたんですね。
「お金」って、あらゆることを可能になる万能ツール。
カミ様ですね。

(下コメント)
「言ってみたい!」
本当はみんなそう思ってるのに、
なかなか言えない現実がありますよね。
宝くじを当てたら、絶対にこう言ってやりたいと思います。
「1億円を寄付した理由ですか?
 人生、お金じゃないですから。
 まぁ、人として当然のことをしただけですよ。
 え、名前ですか? 名乗るほどの者ではありませんが、
 タイガーマスクでお願いします」

★★ お気に入り第4位 ★★

  想像の限界は宝くじの一等賞

       −受賞者−たみきちさん(21pt.)

  翼にもなる。重しにもなる

       −受賞者−うりたろうさん(101pt.)

  ゼロが多い方が強くなる

       −受賞者−Y.Nさん(33pt.)

(上コメント)
まさに、僕の中の想像の限界は
toto BIGの6億円です。
それ以上はイメージできません。
嗚呼、一度でいいから
100億円で埋められた風呂に入ってみたい。

(中コメント)
重力に例えた表現、ナイスですね。
飛躍することもできるし、破滅することも。
長短両方あるのが「お金」ですね。

(下コメント)
「強くなる」という言葉が効いてますね。
「お金」をパワーゲームとして捉えた感覚は、
今回の応募作品の中では新鮮に映りました。
時々、自分でゼロを足せたらなぁと思います。

★★ お気に入り第5位 ★★

  あり過ぎると身を滅ぼし、無いと自由を失う。

       −受賞者−JZS147さん(3pt.)

  最高の印刷技術でつくりました

       −受賞者−うりたろうさん(102pt.)

(上コメント)
今回、「ある時・ない時」の
対比キャッチが多かったのですが(※次点作品参照)、
その中でもリアルにうまく言っていたのがこの作品でした。
「自由を失う」という言葉がグサッときますね。

(下コメント)
そうか!と思ったのですが、
「お金」(お札)って、その国の印刷技術を結集した
最高の印刷作品なんですよね。
当たり前のように財布に入れていますが、
もしかしたら額に入れて飾るべきものなのかもしれません。

◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆

  TUBEが夏より好きなもの

       −受賞者−ミスター尻ASSさん(32pt.)

  今日からキムと呼んでみよう。

  今月ぜんぜんキムあらへん。
  貯キムあるやろ。
  キムの亡者め!
  キムの話はもうやめよう。
  いや、この世はキムや!
  韓流や!

       −受賞者−時速150kmさん(29pt.)

  愛人問題を示談で解決。それはとっても紳士的な出来事。

       −受賞者−T.Kさん(39pt.)

(上コメント)
いや〜、こういうグレーなキャッチを書かせたら
尻ASSさんは強いですね。
夏になってTUBEが出てくるたびに、
その裏にある大人の事情を推測してしまいそうです。

(中コメント)
そっか、某国ではありませんが
「金」って「キム」と読みますよね。
読み替えるだけでこんなにくすっと笑えるとは。
今回の「おキム」キャッチ、なかなか面白いです。

(下コメント)
おはなしマニアの方は「おぉ!」と思う一本でしょう。
その昔、キャッチコンテスト1年目に
ミスター尻ASSさんが書いた「たばこ」キャッチがあったのですが、
そのあまりの斬新さに複数のマニアが感嘆の声をあげました。
あれから10年以上の時が経ちましたが、
今も多くのマニアの心に残っている尻ASSさんの作品に対し、
T.Kさんがオマージュを捧げたといったところでしょうか。
え? 元となった尻ASSさんの作品が知りたい?
R40指定でここでは言えません。

◇◆ おまけ/シンクロでうれしいで大賞 ◆◇
 
さて、今回の「お金」キャッチ、
僕が事前に想像していたのはこんなキャッチでした。

  ・生きのびる術は、財布の中にある。

  ・自分のために「お払い」しよう。

  ・財布から財布へ、諭吉も漱石も旅をする。

  ・1000人のウォン君が束になっても
   1人のドル君にかなわなかった。

  ・1万円を渡したら
   「ありがとうございます」とワインをくれた。
   お札とお礼は似てると思った。

  ・このためだけに、大人は数学の知識を用いる。

  ・もしもしカネよ カネさんよ
   世界のうちで お前ほど
   誰もが欲しい ものはない
   どうしてそんなに 欲しいのか

1つめは、人生にとってものすごく重要なものが
とっても小さなサイズで収まっているギャップを。

2つめは、「お金」を前向きに使ってもらうために、
自己投資の大切さを神社のお祓いとかけて。

3つめは、やっぱり「お金」って
天下の回り者だよなということを
二人の主人公を登場させながら。

4つめは、通貨レートって結構シビアよね、ということを。

5つめは、「礼」「札」って漢字は似ているなぁと。

6つめは、大人が電卓で計算するのは、
結局お金のことばかりだな、と。

7つめは、なぜ人は「お金」に執着するのかという
永遠のテーマを、童謡のメロディで。

ということで、
今回の「シンクロでうれしいで大賞」は、
3つめの諭吉・漱石の発想に近かった
この作品にあげちゃいます。

  ちょっとした、おっさんの顔書いてある紙

       −受賞者−Y.Nさん(34pt.)

■■ 次点。おしかったね。 ■■

・究極の目くらまし。

・エナジーを生む、エレジーも生む

・有効期限、現世のみ

・世の中の99%の価値と交換できます。

・ありすぎても、なさすぎても困るもの

・あっても困る、無くてもこまる

・ないより、あるほうが、やっぱりしあわせ。

・目的じゃなくて手段です。

・価値の定規。

●●その他の作品も一部ご紹介●●

・世の支配者

・好きです・・・。

・国民的信用により成り立っている

・こんなに使い方が大切なものなのに、
 どこにも使用上の注意書きがない。

・リアルからヴァーチャルへの移行期

・その代償が高いのよ

・金で戦争はおこりません

・大昔なら石でした

・おっかねー

・この世で一番、「おっかねー」。

・サンザイ、バンザイ!!

・ありがたさは、万国共通。

・買えないものもある

・幸せを買うこともできるが、不幸を呼ぶこともある。

・金怒哀楽

・執着したら捨てられます

・二千円札、いらんかったらもらうで

・キャッシュカードを使い、
 クレジットカードを使い、
 電子マネーを使ったら、
 あんたいったい私の何なのさっ!

・お金のことを考えるのが好きすぎて、気がつけば税理士になってました

・貰うより、拾うのがワタシ流。

・江川に卵を投げよう!2千円。

          (他24作品)

今回もたくさんの応募をありがとうございました!
今年残り1回ぐらい、できるかな?
ベストキャッチ投票の時期も見ながら、ちょっと考えます!

☆紙幣の印刷を行う国立印刷局、
 今年10月に一部印刷ミスがあったことを謝罪会見。

 「1000円札に、夏目漱石さんではなく、誤って
  アントニオ猪木さんを印刷してしまいました」(関係者談)

 現在、全国に流通している紙幣を捜索中だが、
 あまりに総数が多いため一般市民への協力も依頼する。
 発見者には、発見者本人の似顔絵が入った
 オリジナル紙幣で懸賞金3億円が支払われる予定。

   (sunny-yellow日報 11/9配信ニュースより)