2013年第2回キャッチコピーコンテスト「料理」

花粉症も黄砂も忘れて、はい集中〜!
「2013年第2回キャッチコピーコンテスト」の発表です!

うれしい悩みですが、
今回は良い作品が多かったです。
ありがとうございます。

悩んだ末、
久しぶりに1位は2作品!
さっそく行きましょう!
心も胃袋も踊る、「料理」キャッチ!

★★ お気に入り第1位 ★★

  惚れ薬(内服)

       −受賞者−Y.Nさん(10pt.)

  私にできる愛情表現

       −受賞者−スイカさん(11pt.)

(上コメント)
うまい!
特にカッコ内のエッセンスが効いてますね〜。
「料理」は相手のハートをつかむ、とよく言われますが、
その効果はまさに特効薬のよう。
それだけでなく、
「内服」という言葉を持ってくることで、
リアルな薬感が演出されていて笑えますね。

(下コメント)
いいですね〜。
とても平易な言葉なんですが、
ものすごく深い女性の愛を感じました。

動と静でいうなら静。
言葉ではうまく愛情を表現できない内気な女性が、
好きな人のために黙って
一生懸命「料理」をしている姿が想像できて、
じわ〜っと伝わる愛を感じさせてくれます。
胸に刺さるようなインパクト系のキャッチとは違い、
何度も読み返したくなるような優しいキャッチですね。

★★ お気に入り第2位 ★★

  お家芸。

       −受賞者−K.S兄さん(27pt.)

  腹が鳴るほど、腕が鳴る

       −受賞者−うりたろうさん(10pt.)

  オレのこだわり男の料理、あなたのための女の料理

       −受賞者−MYCAL小久保さん(7pt.)

(上コメント)
短い!やられた!って感じです。
オリンピック時期にはよく耳にする
誰でも知っているフレーズなんですが、
「料理」キャッチにそれを持ってくるあたりにセンスを感じます。
どこの家にもオリジナルのレシピがあり、独特の作り方がある。
それはまさに「お家芸」ですね。

(中コメント)
お上手ですね。
腹と腕など、うりたろうさんは
対比させるものを見つけてくるのがうまいですね。
実際、おなかが空いている時って
かなり気合いが入ります。もちろん、
“味見”という名のつまみ食いをしながらですが。

(下コメント)
男女の「料理」の違いを表現したキャッチですが、
女性の強さというか、深さを感じさせてくれる作品でした。
このキャッチ、男の立場からするとたまりませんね〜。
女性からこの言葉をかけられたら、
コロッとおちてしまいそうです。

★★ お気に入り第3位 ★★

  わざわざ手を加えて
  おいしくしますので
  少々お待ちください。

       −受賞者−K.S兄さん(32pt.)

  母の偉大さを知る、18才の春

       −受賞者−うりたろうさん(15pt.)

  肉じゃがは誰でも簡単に作れることを
  世の男は知るべきである

       −受賞者−Y.Nさん(15pt.)

(上コメント)
この恩着せがましい言いっぷりにハマってしまいました。
「料理」って、つまりはこういう風に
手間暇かけることですもんね。
普通はそれを言葉にはしないものですが、
あえてそれを詳しく言葉にすることで
面白く仕上がっていますね。

(中コメント)
これは、僕にはドンピシャでした。
18歳の春、一人暮らしを始めて
「料理」の大変さを知り、
初めて母親の偉大さを知ったものです。
今お母さんをやっている皆さん、
18年ぐらいかかるかもしれませんけど、
いつか必ずお子さんが感謝してくれる日が来ますよ。

(下コメント)
そう、そうなんです。
「得意料理は肉じゃがです♪」という女性の言葉に
騙されてはいけません。
まぁ、たいていの男子はそれを聞いて
「なんて家庭的なやさしい女の子なんだ(キュン)」と思うわけですが。
男って、バカね。

★★ お気に入り第4位 ★★

  ピカピカになったお皿が原動力

       −受賞者−MYCAL小久保さん(10pt.)

  おいしいの一言がモチベーションです

       −受賞者−D.Mさん(4pt.)

  おいしいね~
  ちゃんと言葉にしてくれると嬉しいね~

       −受賞者−スイカさん(14pt.)

(上・中・下コメント)
毎日「料理」をするのって
とても大変な作業で、だからこそ
モチベーションを保つのが大変です。
誰かのために頑張って作っているからこそ、
「作ってよかった」と思える証がほしいんですよね。

作ってもらっている立場の人は、
毎回「ありがとう」という言葉でなくてもいいから、
「おいしい」と感想を言葉にして、
お皿がピカピカになるまで残さず食べましょう。

★★ お気に入り第5位 ★★

  魚を肴にする

       −受賞者−テントショップボーイさん(26pt.)

  センスを問われる実験。

       −受賞者−時速150kmさん(1pt.)

  手抜きも立派なテクニック

       −受賞者−うりたろうさん(16pt.)

(上コメント)
漢字って奥深いですよね〜。
「肴」と書くだけで、醤油やみりんの香りが漂ってきます。
「料理」ってある意味、変身させる行為。
食材を食事に変える創造的な行為だと教えてくれる作品です。

(中コメント)
「実験」という言葉がナイスですね。
理科室に近い雰囲気を出すことで、
計量器や計量カップを使って
悪戦苦闘する姿が目に浮かびます。
台所で試行錯誤するのも、それまた料理の醍醐味。
おいしい料理とは、
トライ&エラーで実験を繰り返しながら
生まれていくものだと思います。

(下コメント)
たしかに。本当に上手な人って
手抜きで「料理」が作れる人なんでしょうね。
素人の僕ができる手抜きの範囲って、
単にレトルトカレーをご飯にかけるだけですから。

◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆

  出た!婚活戦隊の必殺技「オリョウリフラッシュ」!!

       −受賞者−K.S兄さん(38pt.)

(コメント)
「男のハートは胃袋から」という名言がありますが、
婚活をしている女性にとって
「料理」は必殺技に近いものがあると思います。
オリョウリフラッシュを浴びた男は、
たいていコロッとやられますよ。
単純ですが、それが男です。

◇◆ おまけ/シンクロでうれしいで大賞 ◆◇
 
今回の「料理」キャッチ、
僕が事前に想像していたのはこんなキャッチでした。

  ・おいしい芸術。

  ・加味技

  ・美しい+味=美味しい

  ・ほとんど家事、時々趣味。

  ・海育ちも山育ちも、畑育ちも、一皿に。

  ・包丁とフライパンで凶器乱舞

  ・母の奥義を受け継いで、娘もいつか母になる。

  ・魚を殺し、トマトを潰す、残Cook

  ・そんな殺生なぅ

  ・食材への贖罪

  ・カレーの途中、
   クリームシチューに方向転換したものや、
   キュウリを塩もみするのが面倒で
   結局ドレッシングをかけてサラダに見せかけたものを
   「シェフの気まぐれ料理」と呼ぶそうです。

  ・包丁を所持しながら
   コンロに放火した女が
   なぜか「ありがとう」と褒められる

  ・水揚げされた後に
   鋭利な刃物で首元を切られ、
   骨抜きにされて身動きが取れない状態にされたあげく
   白い粉までまぶされて、
   200℃近くの油の中にブチこまれたお魚さんに対して
   「いただきます」。

1つめは、食材の形や見栄えを変えて
提供する「料理」って、やっぱり芸術だよなと。

2つめは、「料理」という行為のすごさを
できるだけ短い言葉で。

3つめは、見た目の美しさと味がセットになって
はじめて「おいしく」なることを。

4つめは、「料理」って
家事でもあり趣味でもあるよなぁと。

5つめは、「料理」ってある意味
各チームのスター選手を一皿のチームにまとめる
監督のような作業だよな、と。

6つめは、意外と台所に凶器多くない?
ってことを。

7つめは、女の子が女性になっていく過程を
「料理」で表現。

8つめは、端から見ていたら
結構残酷な作業が多いなぁと。

9つめは、魚の命を奪うことに
「かわいそう…」とか思いつつも、
手元では、今まさにザクザク包丁で刺している
矛盾した人間の行動を。

10つめは、食材をちゃんと残さず使って作ることが
食材への償い行為だよね、ということを。

11個めは、前から気になっていた
「気まぐれ料理」の定義を詳しく実例で。

12個めは、台所でとってもヤバイことを
している事実に気づかせる感じで。

13個めは、なぜ「いただきます」を言うべきかを
詳しく子どもに説明するような感じで。

ということで、今回の「シンクロでうれしいで大賞」は、
1つめの芸術の視点に近かったこの作品にあげちゃいます。

  食欲が生み出した芸術です。

       −受賞者−K.S兄さん(39pt.)

■■ 次点。おしかったね。 ■■

・家族の接着剤

・てまひまかけた分だけ味になります

・ひと手間に、人柄が出る

・笑顔って、調味料だと思う

・本能的な衝動に基づいて
 数学的な方程式でつくられる
 創造的な食の営み

・円満のコツは、とりあえず、うまいということ

・おかずの数だけ愛がある。

・次回は、料理史における
 未だ解き明かされない謎に迫ります。
 「カップヌードルは料理か否か」
 お楽しみに!

●●その他の作品も一部ご紹介●●

・さして美味しくなかった君の手料理も
 今となってはご馳走に思えるんだ。

・美味しくなるかもしれない化学反応。

・家庭の数だけレシピがある

・黄金レシピは母の味

・愛情×てまひま

・母の手料理→味覚の洗脳

・元祖ものづくり

・魔法のなべ…とか言われると気になります。

・テーブルに、冷めた夕食、おかえりのメモ。あたたまるココロ。

・テーブルにかける魔法

・「おいしい!」は「うれしい!」になって帰ってくる。

・何を食べるか<誰と食べるか

・作る派と作らない派の格差拡大中

・人類史上もっとも舌が肥えているのは、
 やっぱり、海原雄山でしょうか。

・片付けがなによりめんどくさい

・ついでにこの愛と憎しみも最大火力で炒めてしまえ!

・産地から食卓へ至る、全ての過程が料理である。

・美味しく楽しく生存活動!

・キッチンオーケストラ

・速水もこみちの65パーセントはオリーブオイルで出来ている。

・もこみちの起死回生に一役

・男の手料理を引き立たせる隠し味は『下心』。

・料理ができる男はモテるという仮説は、
 世の料理人のリア充度を調べて検証されるべきである(WHO)

・こんな“3分間お料理番組”はイヤだ!
 ・「スチームコンベクション」や「遠赤外線グリラー」などの
  業務用大型厨房機器を駆使する。
 ・クリントン夫妻、胡錦濤前国家主席など、アシスタントとして
  呼ばれるゲストが毎回大物すぎる。
 ・2分30秒間は精神論。

          (他、32作品)

たくさんのご応募をありがとうございました!
またやります!お楽しみに!

◎一人暮らしの独身男性100人に聞きました。
 「料理」をする時によく使うアイテムは?

  3位…フライパン   1人
  2位…包丁       2人
  1位…電子レンジ  97人

       (sunny-yellow総研 2013生活調査より)