No.2704 「もえるゴミ」と書かれたゴミ箱

昨日の夜。
コンビニの前に、

 「もえるゴミ」「ペットボトル」「空き缶」

という3つのゴミ箱があって、
「もえるゴミ」だけ一杯になっていた。

きっと、みんなが分別せずに
テキトーに放り込んでいたら、
こうはならないだろう。
日本人のマナー意識に、ちょっと感動。

でも、もしかしたら
みんなが面倒くさがって
ペットボトルも空き缶も全部
「もえるゴミ」に入れてしまっただけかもしれない。
そう思うと、ちょっと悲しい。

いや、でも、待てよ。

もしもそうだったとしても、
みんなが悪いわけじゃなく
「もえるゴミ」の意味が分かりにくいだけじゃないか?

それこそ、燃やそうと思えば
何でも燃えるようなイメージがあるのかもしれない。

実際に空き缶が燃えるかどうかを試した人なんて
ほとんどいないだろうから、
「もえるゴミ」の意味が分からなくても仕方ないよね。

 「もえる闘魂」「もえない闘魂」

と書いてあっても、意味が分からなければ
どちらを選べばいいか分からないのと同じだ。

みんな
「とりあえず全部燃えるんじゃないかな?」と
ドキドキしながらもゴミ箱に放り込んでしまったのなら、
ちょっと人間らしくて笑える。

たかがゴミ箱の話ではあるけれど、
それを見て感動したり、悲しくなったり、笑ったり。

感受性がやたらとビンビン働くから、
心はいつも情緒不安定な僕なのであった。