No.695 エール ~失敗したあなたへ~

   『エール』

まちがえることなんて、誰にでもあるって。
だって、“完璧”は人によって違うから。

過ちが大きいか小さいか、
形はいろいろあるけどさ、

それが過ちかどうかさえ、
人の感性によって変わっちゃう。
いちいちへこんでたって仕方ないよね。

たださ、
あなたが思ってもいない部分で
いつのまにか人を傷つけちゃうこともある。

バースデープレゼントで贈ったカードが、
誰かの手を切ってしまうことがあるように。

だから、
本当に心からあなたのことを想ってくれる人は、
時々「それ、ちょっと過ちっぽいよ」と教えてくれる。
そっとね。

無意識なあなたにとって、
それはたぶん抵抗のある言葉。

でも、「ありがとう」って受け入れたほうがいい。
気づかないことは、不幸なことだから。

でもね、本当にあなたのことを想ってくれる人なら、
きっとあなたをことを許してくれるから大丈夫。
びくびくしながら生きる必要なんてないんだよ。

ある日、たった一つの出来事で
終わっちゃうような人間関係なら、
夢だったと思って笑いとばしちゃおうよ。

いつだって、許せる人になりたいね。
何があっても、どんなかたちでも。

許すことは、本当に誰かのことを想うこと。

深い愛情がなければできないことだけど、
深い愛情があるあなたなら、きっとできる。