No.2771 サッカー日本代表、ブラジルに入国できず不戦敗

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【sunny-yellowスポーツ】2013.6.13
 
 サッカー日本代表、ブラジルに入国できず不戦敗
 
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いよいよ1年後に迫った
「サッカーワールドカップ ブラジル大会」の開幕にあたり、
その前哨戦となる大陸王者決定戦
「コンフェデレーションズカップ」が
今月15日からブラジルで開催される。
 
同大会には日本代表チームも
アジア大陸チャンピオンとして出場する予定だったが、
日本サッカー協会(JFA)は13日の朝、
東京の事務所内で緊急の記者会見を開き、
「日本代表チームの“不戦敗”が決定した」と発表した。
 
同協会の説明によると、
日本代表チームは去る11日、
カタールのドーハでイラク代表との試合を終えた後、
そのままブラジルに入国する予定だったという。
 
しかし、試合後の恒例となっている
ユニフォーム交換のついでに
イラク選手から“パスポート交換”を迫られた際、
川島や本田、栗原などのコワモテを除く
代表選手の半数以上が快くそれに応じてしまった。
 
宿舎に帰った後にその事実が発覚し、
同協会が慌ててイラクチームにコンタクトを図ったが、
時すでに遅し。
 
ずっと留守番電話サービスのアナウンスが
流れるだけだったため、
即座にパスポートの回収をあきらめ、
慌てて再発行の手段を検討したという。
 
しかし、カタールでのパスポート発行には
日本国籍を証明する書類以外に
同国の有力政治家の許可が必要であり、
その許可を得るためには大人の根回しが必要であり、
中東の大人相手の根回しには、最低約1年間の月日と
銀座を100日間貸し切って豪遊する程の金銭が
必要となることから、再発行の断念を余儀なくされた。
 
この時点で、カタールからの出国ならびに
コンフェデカップへの参加が
事実上絶望的になったというわけだ。
 
今日の会見で、同協会は
「ドーハの悲劇だ。日本選手団は被害者だ」と強調し、
安易にパスポートを渡してしまった
具体的な選手名については伏せているが、
スポーツ関係者の間では
 
 
 「どう考えても、今野がやらかしただろう」
 
 
との見方が強い。
それを裏付けるように、
イラク代表DFのアリ・サハリージャ選手は試合後の会見で、
 
 
 「ニホンジン、トテモヤサシイ
  (優しい or 易しいの意)」
 
 
と、日本代表の守備力の弱さをあざ笑ったとも取れる
意味深な発言を残している。
 
ゆとり教育を受けた新社会人並みのケアレスミスから
歴史的な不戦敗を喫した失態について、
同協会の会長は
 
 
 「誠に遺憾。というか、アイツら中2レベル」
 
 
と憤りを隠せない。その一方で、
 
 
 「今回の件は不祥事だと思っていない。
  今後は、出国にはパスポートが必要なことを
  監督や選手には事前に周知したい」
 
 
と釈明するなど、
前夜に「すぽると」のニュースで見たと思われる
日本野球機構の“飛ぶボール問題”に関する対応を
そのままパクる姿勢を見せた。
 
現在、同協会はコンフェデカップのホスト国である
ブラジルへの謝罪対応に追われているが、
同時に、選手団をカタールで1カ月以上
延泊させるための手配も難航を極めており、
 
 
 「昨晩からずっと“じゃらん”で探しているが、
  まったく空いているホテルが見つからない」(JFA庶務担当)
 
 
と、協会関係者も頭を悩ませている状況だ。
 
この事態について、
サッカー解説者のセルジオ越後氏が
 
 
 「まるで小学生レベルね。お話にならない。
  自分たちが国を背負って闘っていることを、
  もっと自覚した方がいい。
  嫌ならそのままカタール代表になればいい」
 
 
と厳しく批判する一方で、
同じくサッカー解説者の松木安太郎氏は
 
 
 「もっとアグレッシブに自分で帰国する方法を
  考えてもいいと思うんだけどなぁ〜。
  ねえ、名波さん。
  日本の選手、ちょっと待ちすぎる場面が多いですよね。
  でも、まーだ焦る必要はありませんよ〜。
  カタールでの時間はたっぷりありますからね。
  さぁ、香川ももっと元気出して!
  じっくりといきましょう…って、おい!
  おいおい! 今のハンドだろ、ハンド!」
 
 
と、一人で盛り上がっている。
 
アジア大陸王者の日本が名誉あるカップ戦を
ドタキャンするという前代未聞の対応については、
ブラジルだけでなく、国際サッカー連盟(FIFA)も
すでに調査チームを派遣するなど事態を重く見ている。
 
中東のTV放送局アルジャジーラの報道では、
 
「近日中には、国家予算並みの罰金、
 または、宿舎内でのUNO遊びの禁止など、
 日本代表チームに対して
 厳しい神の裁きが下されるだろう」
 
 
と伝えられるなど、今後の処遇に
世界のメディアから注目が集まっている。
 
以下は、
カタールの路上でスマホを触りながら
天命を待っている監督・選手のコメント。
 
 
■ザッケローニ監督
「たしかにパスポートを奪われる場面もあったが、
 ゲームはうちの方が支配できていた。
 今回の不戦敗で、ある意味
 世界を驚かせることができたと思っている。
 名誉ある世界戦よりも、自分たちであえて
 休養を選択した選手たちを褒めてやりたい」
 
 
■長谷部(主将)
「ここまで来れたのは、多くのサポーターの
 皆さんの声援があったからだと思っている。
 与えてはいけないパス(ポート)を
 簡単に相手に与えてしまったことについて、
 まずは日本にいるファンの皆さんに土下座したい」
 
 
■川島
「イラクの選手に気持ちで負けていた。
 初めて海外旅行に来た大学生じゃないんだから、
 本当にパスを奪われない気迫があれば守れていたと思う」
 
 
■長友
「このチームは、今のままじゃブラジルに行けない。
 パスポートが無いから、本当に行けない」
 
 
■内田
「今回の件で、日本が世界に行くために
 何が足りないかを知ることができた。
 パスポートだと明確に分かった」
 
 
■吉田
「今野が相手にパス(ポート)を奪われた時、
 もう少し早く自分がカバーできていたら…
 という反省はある」
 
 
■今野
「ごめんなさい。本当に、ごめんなさい」
 
 
■遠藤
「こんなこともある。それが最終予選。
 ここで慌てたって、どうせ日本には帰れない。
 ホテルを探すとか、今できることをやるだけ」
 
 
■前田
「試合前からオカ(岡崎)と一緒に、
 『相手に嫌がられるプレーをしよう』と話していた。
 ただ、本当に嫌われて
 孤独になるぐらいのスペースができてしまい、
 チームメイトからも距離が遠くなってしまったことで、
 今回の事件もさっきまでまったく知らされなかった。
 顔が怖いとよく言われるので、もう少し笑顔を意識しながら
 チームの一員として機能できるように課題を修正していきたい」
 
 
■清武
「監督からは、事前のミーティングで
 『もっとパスを出せ』と言われていたが、
 間違ってパスポートを出してしまった。
 チームとしてイメージが統一できていなかった。
 でも、監督からは『好きだよ』と言われた」
 
 
■岡崎
「凹んでもいても仕方ない。
 これからは、パスポートがないところでの動きが
 とても重要になって来ると思う。
 とりあえずカタール市内を観光するなど、
 うまくコンディションを整えながら来年リベンジしたい」
 
 
■香川
「いい形は作れたと思うが、肝心なところで
 相手に簡単にパスポートを与えてしまったことが課題。
 ケイスケ君(本田)のように、一度パスをもらったら
 出国までは絶対に肌身放さないキープ力を
 一人ひとりが身につけなければいけない」
 
 
■本田
「俺は(パスポートを)持ってる」