No.2886 「愛」の定義
ニーチェの名言の中に、
こんな言葉がある。
「この世に事実などない。
あるのは解釈だけだ」
1つの事象を、
みんなが違った解釈で捉え、
それぞれに違う事実の存在を主張する。
事実が何かを言い争っていても、
結論なんて出ないはずだね。
解釈によく似た意味で、
「定義」って言葉がある。
この定義も、
あらかじめ決められている意味のようで、
実は誰にも決められないもの。
逆をいえば、
決められないからこそ
人によって物事の定義が異なるからオモシロい。
たとえば、「愛」。
「愛の定義は?」と聞かれたら、
きっと100人が100通りの答えを言うだろう。
キャッチコンテストのお題は1つでも
キャッチは1つとして同じものがないようにね。
「愛」の定義、
僕なら何と答えるだろう?
色々な言葉がよぎるけど、
頭の中の回答用紙にはこんな言葉が浮かんだ。
「与えること。無制限、無条件に。」
条件付きの優しさなんて愛じゃない。
何があっても、何を捨てても、与えること。
つまりは、自分の心よりも
相手の目を見つめられるか。
最近、そう思うんだよ。