2024年第5回キャッチコピーコンテスト「介護」
梅雨が遅れているうちに!
「2024年第5回キャッチコピーコンテスト」!!
今回のお題は世代的にも関心の高いテーマで、
応募本数も多数。
僕もまだまだ不勉強な部分が多いので
色々と勉強させていただきました。
それでは早速行きましょう!
生きる上で避けては通れない道、
「介護」キャッチ!
★★ お気に入り第1位 ★★
手をつなぐ日々をもう一度
-受賞者-S.Mさん(11pt.)
(コメント)
今回のお題は「誰に向けた言葉にするか」によって、
色々な切り口があったと思います。
する側、される側、僕もそれぞれの立場から考えているうちに、
「一番いいのは、両者が前向きになれるような言葉だな」
と思うようになりました。
この作品、家族の手助けが必要になることを
決してネガティブに捉えることなく、
幼い頃に親子で手をつないだ日々や
恋人同士で手をつないだ日々を
もう一度思い出させることで、
「介護」という行為を前向きなものに変えてくれています。
「しなきゃいけないもの」を
「したくなるもの」として新たな価値をつけて提示したところが
素晴らしいなぁと思いました。
★★ お気に入り第2位 ★★
毎日笑顔で「はじめまして」
-受賞者-スイカさん(8pt.)
育爺
-受賞者-しんごパパさん(19pt.)
共生老道
-受賞者-テントショップボーイさん(44pt.)
(1つめコメント)
一行のドラマ、とでも言いましょうか。
この言葉だけで「介護」のリアルや辛さ、
強さ、優しさのようなものがすべて感じ取れますよね。
悲しいのに温かい気持ちになれる作品でした。
(2つめコメント)
「介護」のリアルをたった2文字で
笑い飛ばすように表現した作品。
まるで幼い子の育児をするかのように
老人の世話をする様がコミカルに描かれていて
インパクトはピカイチでした。
(3つめコメント)
うまいこと言いますね~。
一見ダジャレのように見えて
意味的にまったく無駄のない4文字。
老いて共に生きる道は、誰もが行く道でもありますね。
★★ お気に入り第3位 ★★
肉体派コンシェルジュ
-受賞者-j時速150kmさん(46pt.)
がんばらない。
けど、あきらめない。
-受賞者-スイカさん(13pt)
分かってくれる人が増えた
やってくれる人は増えなかった
-受賞者-スロー&イージーさん(17pt.)
慈愛は自愛から
-受賞者-テントショップボーイさん(49pt.)
(1つめコメント)
この視点はなかったですが、
たしかに「介護」って
肉体と体力を駆使した奉仕サービスですね。
「介護」サービスに携わる人に
新しい称号を与えて背中を押すナイスキャッチだと思います。
(2つめコメント)
「介護」の心構えっていくつかあるそうですが、
一番響いたのはこの作品。
「頑張り過ぎない」だけじゃなく、
「あきらめない」という強い意志に愛を感じます。
(3つめコメント)
思わず胸をグッとつかまれる作品。
21世紀になったくらいから「介護」という存在が
広く社会的に認知されるようになりましたが、
それを実際にやりたいというなり手は増えず、
「介護」サービスの業界でも深刻な人材不足が続いているそうです。
みんな楽をしたいけれど、
みんなが楽をしたら社会は回らないから、
誰かがやらなきゃいけない。
その「誰か」をボンヤリとさせたまま、今日も社会は回り続けています。
(4つめコメント)
これも大切な心構えですよね。
「介護」で誰かに愛を提供するためには、
精神的や体力的な負担で潰れてしまわないように
まずは自分を大切にしなければならない。
他のことにも通じる深い言葉だと思います。
★★ お気に入り第4位 ★★
お別れまでのアディショナルタイム
-受賞者-S.Mさん(14pt.)
敏感であり、鈍感であれ
-受賞者-スロー&イージーさん(20pt.)
(1つめコメント)
今回は前向きな言葉を中心に選びたくて、
極力死をイメージさせるような言葉は避けていましたが、
これはある意味、前向きな終わり方を考えさせる
言葉かなと思いました。
今すぐ終わるわけじゃなく、まだアディショナルタイムがある。
そう思えば、できることって増える気がします。
(2つめコメント)
これ、ものすごく具体的な
心構えのアドバイスですよね。
色々な変化に気づかないといけない。
でも、すべてを気にかけていては疲れて長続きしない。
一時期「鈍感力」という言葉が流行りましたが、
「介護」にも必要ですね。
★★ お気に入り第5位 ★★
赤ん坊の頃の恩返し
-受賞者-たみきちさん(20pt.)
親子の逆転劇
-受賞者-ぽろ。さん(19pt.)
親の苦労、後ほど分割払い。
-受賞者-時速150kmさん(47pt.)
(1つめ&2つめ&3つめコメント)
僕もそうでしたが、
今回の応募作品で一番多かったのが
「世話になった親へのお返し」という視点でした。
その中でも上手だな~と思ったのがこの3つです。
「介護」って必ずしも親子の間だけで
行われるものでもないので、
順位はやや低めになってしまいましたが、
どれもナイスだな~と思います。
◆◆ 特別/なんかええやん大賞 ◆◆
妻に介護が必要になった時
夫は献身になる
夫に介護が必要になった時
妻は単身になる
-受賞者-スロー&イージーさん(26pt.)
(コメント)
男性の身としては
苦笑いするしかないキャッチですが、
こういうリアルもあるということですね。
考えさせられました。
◇◆ おまけ/シンクロでうれしいで大賞 ◆◇
今回の「介護」キャッチ、
僕が想像していたのはこんなキャッチでした。
・あなたのファンだから、サポーターになる。
・親子に、最後のふれあいを。
・手をつなぐ、大切な人とのエピローグ。
・もう一度だけ、家族で生きよう。
・好きな人は、いつか手のかかる人になる。
・大きな赤ちゃんも、愛せますように。
・親孝行、最後のチャンスですよ。
・「ありがとう」が聞けなくなっても、
「ありがとうね」と言いながら。
・親の弱さを見せることも、
最後の教育かもしれません。
・KA GO(加護と)+AI(愛を)=KAIGO
・赤ん坊で泣いてる私を見て、
親は笑わせようと頑張ったらしい。
赤ん坊になった親を見て、
私も泣かずに笑わせてあげたい。
1つめは、
「支えるよ」や「手助けするよ」は
とても優しい言葉だけど、
「介護」される側からすると気を遣って
重く感じてしまうことがあるから、
あえて距離感を取ったアプローチを意識して、
横文字を使って「支える」ことをライトに表現。
まるでサッカーファンように
「あなたのサポーターは1人じゃないよ」感も出したくて。
2つめは、
「介護」を前向きに捉えるなら
やっぱりふれあいしかないなと。
3つめは、
発想は1位作品とほぼシンクロですが、
「手をつなぐ」という行為を思い出せば
「介護」に前向きになれるかなと。
4つめは、
一度は離れた家族が
一緒になる機会でもあるので。
5つめは、
リアルとして若い年代に伝えたいことを。
6つめは、
大人の面倒を見る大変さと同時に、
「優しくなってあげてほしい」という願いをこめて。
7つめは、
なかなか親への恩返しができていない
不器用な関係を清算する
最後のチャンスかもしれないことを。
8つめは、
昔お婆ちゃんが死ぬ前に感じたことを。
9つめは、
「我が子に世話をかけるのは嫌」
というプライドもわかるけど、
「人間は誰かに頼らなければ生きられない」
と最後に手本を見せることも、
親の務めだと思うので。
10こめは、
今思えば加護アイちゃんの名前は
深い意味があったんだなと。
11こめは、
「あなたが生まれたとき、
周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。
だからあなたが死ぬときは、
あなたが笑って、
周りの人が泣くような人生をおくりなさい」
というインディアンの言葉風に。
ということで、
「シンクロでうれしいで大賞」ですが、
7つめの「親への恩返し」つながりで
この作品にあげちゃいます!
これ~はチャンス、これ~はチャンス恩返しをしよう♪
-受賞者-D.Mさん(18pt.)
■■ 次点。おしかったね。 ■■
・yoh!快互!
・見えないゆりかご
・頼ZAP
・逆育児
・子育ての巻きもどし
・子から親へのバトン返し
・エンド老るから目が離せない
・遠慮と配慮がシーソーゲーム
・報酬ゼロの24時間労働
・ゴールまで伴走するよ
・したい事よりできる事
・ごめんなさい より ありがとう
・ネガティブバスターズ!
・愛育の恩返し
●●その他の作品も一部ご紹介●●
・分かっていても突然やって来る
・日々の幸せをお手伝い
・試し愛
・助け愛
・いい加減で丁度いい
・看取り図
・快護
・愛が真ん中「かAIご」です
・してた人ほどされたくない
・大切な暮らし作り
・ひみつ道具はレンタルで
・機能補助活動
・見返り鏡
・実は会話が大事です
・終活プロデュース
・増すコミュニケーション
・そんなこともできへんの介
・総合安楽施設
・努力じゃなく怒力でもなく動力
・イクメンもいいけどカイメンもね
・悔悟しない介護
・不便に笑顔を
・頼ってナンボ
・一人で100点目指さなくていいんだよ
・社会のバファリン
・子から親へのバトン返し
・リアル孫の手
・子から親へ、最期のリレー
・養痴縁
・親しき仲にもオフはあり
・救う婆ダイビング
・医療ドラマはウケが良い
介護はドラマになりにくい
・介介介護、⤴♪⤴↑護♪
・立心偏 生きる隣に 仁王立ち
介添えなれば 欲を捨てよと
・ロング、ロング、ローーーーング、グッバイ
・「黙っててごめん」
紹介された愛人とやらはヘルパーさん
・反抗ジジイに水平チョップ
・ササエでございま~す!!
・折れぬ心の倍胡座
・行列のできる介護福祉施設
職員がほぼ北村匠海か新垣結衣
・親が熟年離婚
理由は父が
「介護に備えてイチモツを大きくする手術を受ける!」
という見栄を張り出したから
・ボケてもそんなの関係ねぇ♪
ツッコミは『高齢かっ!』
・君が全然全裸だから僕は君を探し始めたよ
(他23本)
今回もたくさんのご応募をありがとうございました!
そろそろ夏ですかね。またやります!
◎ドラえもん氏、
四六時中ワガママを言い続けるのび太への
「介護」疲れについて本誌に激白!
「彼は自分で何もしない。まるで子どもだ。
ある日、私は愕然とした。
彼は私からオモチャを奪うと、
すぐ様しずかさんの家に向かい・・・」
過剰なケアが生んだモンスターの異常な行動とは?
来週発売の本誌で詳報する。
(週刊sunny文春 吊り広告より)