No.2405&2412 仮面ライダー フォーゼ


●今日のおはなし No.2405●

「皆さん、こんにちは。
 本日の『この人に聞け!』は、
 ヒーロー専門家の佐藤 英雄さんにお越しいただきました。
 佐藤さん、よろしくお願いします」



   「よろしくお願いします」



「さて、今も昔もヒーロー番組は
 子供たちから絶大なる支持を集めていますが、
 特に最近ヒットした作品などはあるのでしょうか?」



   「そうですね、やはり『仮面ライダー オーズ』でしょうね。
    戦隊ヒーローの『海賊戦隊ゴーカイジャー』もそこそこ人気はありますが、
    我々専門家からすると内容のレベルに大きな差がありますし、
    実際、視聴率から見ても『仮面ライダー オーズ』の方が高い支持を誇っています」



「両ヒーローの大きな差とは、
 いったいどのあたりにあるのでしょうか?」



   「一番大きな差はストーリー、脚本です。
    『仮面ライダー オーズ』は、人間の欲望をテーマに
    それにアンチテーゼを投げかけながらも、友情について表現するという、
    非常に高いテーマにチャレンジしています。
    大人が見ても、一つのドラマとして楽しめるかもしれません。
    それだけにとどまらず、きちんと子どもを意識して
    戦闘シーンを随所に挟んだり、メダルの組み合わせによって
    複数の変身パターンを設けるなどの工夫も見られます。
    これはポイントが高いですね」



「なるほど、一方の
 『海賊戦隊ゴーカイジャー』はいかがでしょうか?」



   「これは、私が過去に見てきた中でも
    非常に脚本が悪い戦隊ヒーロー番組だと言えます。
    コンセプトが定まっていないと言いましょうか、
    たとえば、ゴーカイジャーが過去の戦隊ヒーローに変身してしまうなど、
    意味のわからないストーリーになっているんですよ」



「えっ、そんなストーリーありなんですか!?」



   「人気のあった戦隊ヒーローを登場させれば、
    それはそれで子どもも喜ぶのかもしれませんが、
    視聴率しか意識していないようにしか見えませんね。
    また、先日はいきなり『ゴーカイ シルバー』という
    新キャラが登場しましたが、あれも単に
    新しいおもちゃを発売したいだけの戦略に見えました」



「なるほど。
 両ヒーローには大きな差があるわけですね」



   「『オーズ』は、主題歌にも大黒摩季を起用するなど、
    なかなか本気の番組制作を行っていましたね。
    大黒摩季の『もっと熱くいこうぜ!』という感じの歌詞って、
    普通に聴くと、ちょっとうざったい感じもするのですが、
    こういう戦隊モノには非常にマッチすることが分かりました。
    おそらく今後、大黒摩季の需要は増えるでしょうね」



「でも、そんな好評価の『オーズ』が先日最終回を迎えました。
 次は『仮面ライダー フォーゼ』の放映が決定していますが、
 期待度合いはいかがでしょうか?」



   「これは…、なかなか厳しいモノがあります。
    一見は百聞に如かず、まずは『フォーゼ』の姿をご覧ください」
    http://www.tv-asahi.co.jp/fourze/



「なっ…、なんですかこれは…」



   「イカです。冗談です。一応、仮面ライダーです。
    私が専門家だからでしょうか、あまりに斬新すぎて、
    このヒーローに人気が出るかどうかは未知数です」



「いやぁ、テレ朝も思い切りましたねぇ」



   「いや、子どもの世界では何が起こるかわかりませんから、
    もしかしたら数カ月後には、世の中を席巻しているかもしれません。
    今後の動向を、注意深く見守りたいと思います」



この番組は、
sunny-yellowグループの提供でお送りしました。

 

●今日のおはなし No.2412●

この間、「仮面ライダー」についての話をしたら、
予想以上に多くの反響をいただいたので、
ちょっとだけ続きを。

新ライダーの「仮面ライダー フォーゼ」、
はたしてどんな感じかと2回ほど見てみた。

短ランを着たケンカの強い転校生が、
同じクラスで幼なじみの女の子と再会する感じ。
学校内のいろんな学生ともめながらも、
どんどん仲間を増やして悪者を倒していく感じ。

いかにも「The 学園モノ」というストーリーで
大人にとってはわりと平凡かもしれないけど、
それを子ども向けの番組に持ってきたあたりは斬新だ。
(正直、教育上、子どもには見てほしくないシーンもあるけど…)

でも、「子どもにはとっつきにくいだろう」と思い、
息子に「オーズの方が良かった?」と聞いてみたら、
意外な答えが返ってきた。



 「フォーゼ、さいこーやな!」



まっ…、マジか!? 息子よ?
ついこの間まで、あんなにオーズのベルトを巻いて
遊んでいたではないか!

と思うものの、子どもの興味は止めようがなく、
ここ最近の息子は、フォーゼの録画を何度も再生して、
変身ポーズをひたすら練習している。

うーん…、これがヒーローの力というやつか。

ということで、
息子がオーズのベルトを使わなくなったので、
今は娘がそれを腰に巻いて
「へんしんっ!」とポーズを決めている。