No.4155 即位礼正殿の儀

「即位礼正殿の儀」が執り行われた昨日、
僕たち庶民はいたって普通の休日で、
特別なことなんて何もなく、いつもどおり、
青い空の下でサッカーの試合を眺めていた。

よくよく考えてみれば、
そんな平凡な日常を当たり前に過ごせることが
どれだけありがたいことか。

車での移動中、
テレビから流れる天皇の言葉に耳を澄ませながら、
平和な国で暮らせていることに幸せを感じた。

昨日の儀式も、11月に延期されたパレードも、
どこかの国のように、
無理やり祝うことが義務になってはいない。

僕たち国民にとっては、
何か大きなことが動いているような感覚を味わえる
ちょっとしたイベントだ。

楽しんでもスルーしてもいい。
別に遊びに行っても、家でゲームをしていてもいい。
その選択が一人ひとりに委ねられていることが、
何より素晴らしいと改めて思った。

僕は心の中で小さく祝福をしつつも、
いつものとおり息子と友だちを乗せてサッカーの試合に行き、
帰りはみんなでマクドを食ってから
車で家に帰った。

儀式の中継が長かったから、
途中からは「ライオンキング」のDVDを観ながら。

そんな日本の、10月22日。