No.2067 宇宙の不良少年
人間はこの宇宙の不良少年である。
(オッペンハイム/詩人)
今週は寒いけど、
地球の温暖化は進んでいる。
デンマークで開かれているCOP15は
欲望のぶつかりあいで難航しているし、
結局地球人はエゴのかたまりなのだ。
宇宙人がこの惑星を見たら、
いったい何と言うだろう。
不良少年は
とにかくわがままに資源を燃やし続け、
自分の惑星を食い尽くしたら
今度は宇宙へ飛び出そうとしている。
宇宙には宇宙のルールがある。
そして、僕らはまだそれを十分に知らない。
知るために調査をするのはわかる。
相手に迷惑をかけないように、共存するために、
理解しようとする姿勢は大切だ。
ただ、宇宙に家を作るとか、
単に旅行を楽しめるようにするとかは言語道断。
畏れ多いよ。それはあくまで地球人の欲望に過ぎない。
不良少年よ。更正したまえ。
自分の家さえ片付けられないヤツに、
新しい家を建てる権利はない。
もしも僕らがこの惑星に悪いことをしていたなら、
しばらくの間、精一杯悩んで苦しもうじゃないか。
百歩譲って
ゴミのポイ捨ては許せても、
地球のポイ捨ては神が許さない。