No.4000 祝!今日のおはなし4000回記念 記者会見

☆★☆  めちゃ祝!今日のおはなし4000回記念 記者会見  ☆★☆
 
 
 
ーーえ~、皆様、本日は
お集まりいただきありがとうございます。
只今より、4000回記念記者会見を始めたいと思います。
Hさん、よろしくお願いします。
 
 
 
H
「お手柔らかにお願いします」
 
 
 
ーーそれでは、質問のある方はどしどしどうぞ!
 
 
 
うりたろうさん
「4000回到達おめでとうございます。
 中華四千年に並ぶ快挙ですね。
 さて中華といえば餃子ですが、
 H家で一番の名物メニューといえば何でしょうか?」
 
 
 
H
「いきなりブッこんできましたね(笑)
 うちの名物メニューですか? うーん、
 すぐには思いつきませんが、
 嫁が納豆好きの息子のために作る
 『納豆入りチャーハン』なんかは
 なかなかオリジナリティにあふれているかもしれません。

 子どもたちにとっては
 お袋の味ってやつになるのではないでしょうか」
 
 
 
D.Mさん
「イチローの安打記録は射程距離となり、
 次は徹子の部屋の放送回数という噂が
 流れていますが事実でしょうか?」
 
 
 
H
「イチロー選手の安打数って日米通算4367本でしたっけ?
 そこはたしかに視野に入ってきた感じがしますね。
 昨年イチローさんがお休みして下さったので
 ぐっと近づいた感覚はありますが、
 できればイチローさんには
 もう一度メジャーに復活してもらい、
 フェアな状態で競争を繰り広げていきたいですね。

 あと、徹子の部屋ですか?
 あれって何回ぐらい放送してるんですか?
 えっ!? 1万回以上でギネス更新中??
 そちらは到底追いつけそうにありませんが、
 おはなしが5000回ぐらい行った時には
 逆に徹子さんをsunnyの部屋に
 ゲストとして招待したいと思います」
 
 
 
ローリングズコーンズさん
「気がつけば4000回、振り返ってみて
 最初に浮かんだ言葉は何ですか?」
 
 
 
H
「そうですね~。
 しいて言うなら『道』でしょうか。
 日々あまり意識せずに言葉を綴ってきましたが
 振り返ると20年ほど続けていて、
 一歩一歩の自分の歩みが
 長い道になった感覚はあります。
 高村光太郎先生の『道程』の感じですね。
 
 前には道は見えていませんが、
 できるだけ笑いながら前に歩いて行きたいと思います」
 
 
 
K.Sさん
「お話書くのに辛かったことは?」
 
 
 
H
「長い道のり、そりゃ色々ありましたよ。
 以前の会見でも話したかもしれませんが、
 20代の頃、毎晩深夜まで働いていた時期は
 心身ともに疲れきっていたので、正直
 書くのが辛くなりそうな時期もありました。

 でも、今はまったくありませんね。
 逆に、書かなくてはもったいない気がして、
 おやすむ回数も減ったような気がします。

 調子が悪い時も、モヤモヤしている時も、
 常に書くことで気持ちを前に進めてきたので、
 これからも心の運動不足解消のために
 続けていきたいですね」
 
 
 
たみきちさん
「4000回目の節目の年に平成が終わり、新元号になります。
 これからのおはなしへの展望などを絡めて
 新元号の予想をお願いします」
 
 
 
H
「そう言えば、たまたま節目が重なりましたね~。
 おはなしも遂に2時代をまたぐのかと思うと、
 感慨深いものがあります。

 4000回に到達したからと言って、
 特に何かを変えるつもりはありません。
 これからもたぶん、等身大のスケールでやると思います。

 SNSやらネットやら周りがうるさい今の時代ですが、
 皆さんも、自分らしく生きれば
 いいんじゃないでしょうか?
 ということで、新元号は『私流』だと予想しています」
 
 
 
テントショップボーイさん
「前人未到の4000回達成、おめでとうございます。
 『仮に、』の話ですが、
 1話につき10000円の印税が突如として
 舞い込んで来たとしたら、
 4000万円の臨時収入になりますね。何に使いますか?」
 
 
 
H
「そうですね~。
 現実的には家のローンを返済して、
 あとは貯蓄と行きたいところですが、
 臨時収入と割り切るなら、
 全額宝くじに投入して自分の運を試してみたいです」
 
 
 
ミスター尻ASSさん
「4000ゴールおめでとうございます。ゴールと言えば、
 ゴールデンウィークが10連休になりますが、
 ゴールデンウィーク中の特別号配信も計画しているとか?」
 
 
 
H
「いえ、今のところまったく考えていません。
 もしも10連休になるのなら、とにかくのんびりしたいので。
 ただ、元号が変わることに合わせた企画は
 ありかもしれませんね。
 キャッチのお題で『平成』とか」
 
 
 
K.S兄さん
「おはなし4000回達成おめでとうございます!
 さて、金剛山へ毎日登山、連続4000回を達成された
 加島伊佐夫さん(73)についてどう思いますか?
 やはりライバル視なさっているのでしょうか?
 
 
 
H
「初めて記事を見ましたが、加島さん、すごいですね。
 毎日の努力に敬意を表します。

 ライバル視なんて恐れ多くて言えませんが、
 自分の親ぐらいの年配者が挑戦を続けていることは
 刺激になりますね。
 負けずに競争していきたいと思います」
 
 
 
ロベルト・ハッシオさん
「4000回を迎える貴方に質問です。
 自分が発した言葉が、自分の手を離れ、
 誰かのものになっていく実感がわく
 瞬間はどんなときですか」
 
 
 
H
「自分でも忘れていたようなおはなしの内容を
 自分以外の誰かが覚えていてくれた時ですかね。
 『え?そんなこと言ったっけ?』と思うのですが、
 自分の言葉が誰かの胸の中で生きていたんだなと思うと、
 まるで隠し子を発見したような
 なんとも言えない神秘と感動を覚えます。

 あとは、Twitterとかで見ず知らずの人が
 おはなしの内容をつぶやいてくれていた時とか。

 完全に自分の言葉がネットを通じて
 一人歩きしたわけですが、遠くで一人暮らしをしている
 我が子の活躍を耳にしたようなうれしさがありますね」
 
 
 
ミスター尻ASSさん
「連載中に色々な出会いや別れがありましたが、
 その中でもイチローよりオーラのある人を教えて下さい」
 
 
 
H
「皆さん覚えているかどうかわかりませんが、
 昔に地下鉄で見かけた電車男
 ある意味周りを寄せつけないオーラがありましたね~」
 
 
 
K.Sさん
「お話の内容はいつ考えることが多い?
 ボツネタとかある?」
 
 
 
H
「考えるのはたいてい執筆する直前、
 多いのは昼前の時間帯ですね。
 たまに夜に面白い話を思いつくこともあるのですが、
 たいてい寝たら忘れてしまうので。。。
 そういう意味では、記憶の闇に葬られたボツネタは
 結構あるかもしれません。

 あまり事前に考えてから書くものではないでしょうし、
 その瞬間に思いついたまま書くのが
 おはなしの醍醐味でもあるでしょうし、
 そもそもネタをストックしておくことがないので、
 自分からボツにするという概念はありませんね。
 逆に、心に何も残さないように、
 毎日出し切ることを意識しています。大便と同じですね」
 
 
 
うりたろうさん
「最近おはなしのサッカー熱が高まりすぎて
 Number化しているとの声もありますが、、、
 今後漫画『タッチ』の達也と南ちゃんのように
 サッカーと水泳のスポーツ&
 ラブコメ路線でいくのでしょうか?」
 
 
 
H
「どうでしょうね~。
 息子はサッカーを続けると思いますが、
 娘がそのまま水泳で行くかはビミョーです。
 兄と違い、水泳がすべてではない様子なので。

 ただ、兄の影響でサッカーをよく知っていて、
 とことん突き詰めるストイックさもあるので、
 『サッカーなんて何が面白いのよ』と兄とケンカをしつつも
 重要な場面では自分でサッカーを勉強して
 コーチング&アドバイスを行うような、
 サッカー選手の兄と
 ツンデレマネージャーの妹が繰り広げる、
 もしドラ風のストーリーになるんじゃないでしょうか」
 
 
 
テントショップボーイさん
「全国の子供たちに、
 『どーすればH4000のようになれるか?』
 分かりやすく説明してあげてください」
 
 
 
H
「僕の場合、
 これはたしか昔にK.S兄さんからいただいた
 アドバイスがきっかけだったと思うのですが、
 『無理しても続けよう』と気負わないで
 『休んでもいいから、とりあえずやめないでおこう』と
 軽く考えることを心がけています。

 イチローさんもおっしゃっていましたが、
 1歩1歩、歩みを進めることでしか
 遠くの目標へはたどりつけません。

 何かを4000回続けるのって
 きっと簡単ではないと思いますが、
 だからこそ、日々歩くことが辛くなっては続きませんよね。
 自分が楽しめる範囲で頑張ること、子どもたちにも
 そのあたりの極意は知っておいてほしいですね」
 
 
 
たみきちさん
「始めた当初と比べると世に溢れる情報量が
 圧倒的に変わったと思いますが、
 その情報との距離感の取り方を
 家族との距離感の取り方を交えながら、教えてください」
 
 
 
H
「いい質問ですね。始めた当初はそれこそ
 インターネットもダイヤルアップの時代でしたから、
 それを思うと、人々が日常的に接する情報量は
 比べ物にならないぐらい増えたと思います。

 それらをすべて利用しようとすると、
 人間のキャパなんて簡単にオーバーしてしまいますよね。
 だから、おっしゃるとおり今の時代、
 情報との距離の取り方ってとても重要だと思います。

 そういう意味で僕が勧めたいのは、
 情報のネガティブリストではなく
 ポジティブリストを作ることです。

 つまり、自分から遠ざける情報カテゴリを
 列挙するのではなく、自分が得たい情報カテゴリだけを
 先に挙げて、後は全部捨てる。
 SNSも、友人づきあいも同じです。
 自分に合うものだけを選択していけば良いと思います。

 逆に、家族との間では
 ネガティブリストを作っておくべきだと思います。
 『これとこれはNGだけど、あとは全部OKよ』
 というような。

 夫婦間の距離、親子の距離、
 家族の距離にも色々あるかと思いますが、
 基本はできるだけ距離は近く、
 その上でお互いの個性を尊重した
 ネガティブリスト項目の確認をおすすめしたいですね」
 
 
 
ミスター尻ASSさん
「深夜のマッサージ嬢派遣の危険性を
 常々警告していたHさんですが、
 この喜びを真っ先に伝えたい受刑者
 もしくはZOZO タウン社長はいますか?」
 
 
 
H
「そうですね。受刑者には
 『気持ちは分かるけどホンマにやったらアカン』、
 社長には『ご祝儀企画待ってます!』と伝えたいです」
 
 
 
うりたろうさん
「おはなしが誇る驚異的なスタミナ・持続力は
 素晴らしいの一言ですが、いまいちペースの上がらない
 『いだてん』にアドバイスをお願いします」
 
 
 
H
「国民が愛する大河ドラマに偉そうなことは言えませんが、
 奇をてらわないことを大切にしてほしいですね。

 どうしても実績を出そうとすると
 人がやらないことをやろうとしたり、
 少しとんがったことに挑戦したりするものですが、
 そうすると必ずどこかで息切れするんですよね。
 また、周囲から見ても必死感が伝わってしまい、
 逆にファンのハートが冷めてしまいます。

 そうではなく、自分にしかできないことを地道にやる。
 それだけで、結構人は
 認めてくれるようになるんじゃないでしょうか?

 いだてんはまだ観たことがありませんが、
 変に話題の人をキャスティングせず、
 地味でもストーリーに合った話を見せていれば、
 そのうち人気も上がってくると思いますよ」
 
 
 
orange pekoriさん
「次の5000回を迎える頃、
 Hさんは何をしていると思いますか?」
 
 
 
H
「変わらず君を愛していると思います。なーんて。
 5000回が何年後になるのかは分かりませんが、
 今と同じように昨日とは違う何かを常に探して、
 とにかく動いておかなければ死ぬような
 ジジイになっているんじゃないでしょうか。
 自分でもどうなるのかが楽しみです」
 
 
 
ミスター尻ASSさん
「例えば、でんぱ組incから夢眠ねむ引退とか、
 この先連載を引退するような出来事ってあるとしたら
 どんなことでしょう?」
 
 
 
H
「基本は、引退=死ぬ時でしょうね。
 おそらく生きているうちは引退しないと思います。
 引退したくなっても、アイドルの嵐を見習って
 『しばらくおやすむ』と言うつもりです。
 死ぬ時も、できれば『今日でおやすむ』と
 スマートに言ってから幕を引きたいですね」
 
 
 
ーーそれでは、そろそろお時間も参りましたので~、
 
 
 
H
「あ!ちょっとだけ、最後にいいですか?
 この場を借りて、皆さんに発表したいことがあります」
 
 
 
ーーえ? あ、はい、どうぞ。
 
 
 
H
「実は今日、4000回という記念すべき日でもあるのですが、
 息子のセレクションの合格発表の日でもありました。
 内心、ドキドキ過ごしながら
 この会見を進めてきたのですが、
 ちょうど会見中に妻から連絡があり、
 見事、本命のチームに合格しました!」
 
 
 
――本当ですか!? おめでとうございます!
 なんというドラマ!
 
 
 
H
「ありがとうございます。
 おはなしを通じて、息子が小さな頃から
 応援してくださっていた皆さんに
 まずは深く御礼を申し上げます。

 そして、4000回という父親の記念すべき日に
 見事華を添えてくれた息子にも
 ありがとうと言いたいです。

 サッカーのジュニアユースというのは
 プロの予備軍を育てる場所です。
 当人にプロ意識を持たせるためにも、次回はぜひ
 息子自身に会見をさせたいと思いますので、
 質問がある方はぜひ3連休中ぐらいまでに送ってください。
 お待ちしています」
 
 
 
ーーいや~、めでたい。
 皆さん、本日は長い時間ありがとうございました。
 最後には本人も予定していなかった
 ニュースが飛び込んできて、
 思い出に残る会見になりましたね。
 息子さんの会見、来週以降で調整します。
 ご質問のある方は、よろしくお願いします!
 
 
 
          Special Thanks