No.1681 タイプの女性像
昔、「タイプの女性は?」と聞かれると、
回答に困っていた。
自分の中でぼんやりと理想はあったけど、
何と言葉にすればいいのかわからなかったから。
大人になり、最近ではこう答えている。 続きを読む
昔、「タイプの女性は?」と聞かれると、
回答に困っていた。
自分の中でぼんやりと理想はあったけど、
何と言葉にすればいいのかわからなかったから。
大人になり、最近ではこう答えている。 続きを読む
昨日の夜、突然強くなった雨に
「ひぇー」と思いながら自宅まで走って帰ったら、
玄関扉の前に「とうもろこし」が2つ置いてあった。
一瞬「?」と思ったけど、
2秒後には僕の頭に「!」マークが。
「…、そうだ! そうに違いない!」 続きを読む
朝5時。
静かな暗闇で鳴る目覚まし時計を慌てて消して、
目をこすりながら洗面台に向かう。
睡眠時間が短かったせいか、
さっきも鏡の前で歯を磨いていたような不思議な感覚。
鈍い疲れが胃に残っているのを感じながら、 続きを読む
●今日のおはなし No.1021●
先週、休みの間に「バリ」に行った。
日本を出るのは、卒業旅行のアメリカ以来だ。
何よりも驚いたのは、日本語の多さ。
「英語で通じるかな…」なんて、ちょっと不安に思って行ったのに、
お店のおばちゃんもタクシーの運ちゃんも、多くの人が片言の日本語を話す。 続きを読む
真夜中のタクシーは静かだ。
こちらが黙っていれば、運転手も話してこない。
ずっと黙って車の窓の外を流れるネオンを見ていたい、
昨日はそんな夜だった。
チャイムを押さずにそっと家のカギをあけて、 続きを読む
さっき言いかけた言葉を飲みこんでしまった時、
その言葉は、
胸の奥深くへと沈んでいくでしょう。
けれど、
あなたは沈殿した言葉たちがいつまでも気になって、
いずれきっと、だれかに話してしまいます。 続きを読む
「助手席」
あ、車運転できるようになったんだね。
こんな都会の路を、地図も見ずに走れるようになったんだね。
私の知らないところで、
いつのまにかあなたは大人になったんだ。
あなたの知らないところで、 続きを読む
●今日のおはなし No.981●
夜、いつも家に帰る前にメールを打つ。
昔流行った「帰るコール」ならぬ
「帰るメール」ってやつだ。
結婚して最初の頃は、
帰る
とだけ打っていた。
しかし、やがて嫁からこんな物言いが。
「毎日同じ文章なんてオモロない。工夫しなさい」 続きを読む
世界的に有名な犯罪組織、マフィア。
彼らは金と権力を得るためなら手段を選ばないという。
たとえ、爆弾を仕掛けた列車に、
愛する自分の家族が乗っていたとしても。
今も昔も、 続きを読む
12月7日。挙式当日の朝。
寝不足の目をこすって窓を開けると、
昨日の雨が嘘のように晴れていた。
ほんと、嘘のように、気持ちよく。
準備をしてからタクシーで式場へ向かう。 続きを読む
式の前日、親父から携帯に電話があった。
「親戚が泊まっているホテルに18時に来い」
身代金の受け渡しやないんやから、と思いつつ、
電車を乗り継いでホテルに向かう。
ホテルに着くと、 続きを読む
5月。
梅田にある某日本料理屋の一室を借りて、
初めて両家の顔合わせをした。
お互いの親を合わせるだけで、
なぜこんなにドキドキするのか分からなかったけど、
とにかくなんだかドキドキした。 続きを読む
『とある国のラブレター』
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親愛なるフィオさま
この手紙があなたのもとに届く前に、 続きを読む
コツ、コツ、コツ…。
薄暗い路地に響く足音。
一人で歩く男の視界を、女の影がさえぎった。
「フッ、やっときたわね」
待ちぶせ…。
女の手には短銃が握りしめられていた。 続きを読む
女「ねえねえ、“ピザ”って10回言って。」
男「懐かしー!(笑)
ピザピザピザピザピザ…ピザピザピザ。」
女「ここは?」 続きを読む
ある時突然、どうしようもなく
面白いことを思いつく時がある。
一人で笑って、絶対誰かに言ってやろうと思って、
たいていそのまま忘れてしまう。
不思議なことに、
あとでそれを思いだそうとしても 続きを読む
12月がやってきた。
師も走るほど忙しい、この月が。
クリスマスやら忘年会やらカウントダウンやら、
とにかくこの月は忙しい。
毎年12月になると、
高校に内緒でバイトを始めた時の失敗を思いだす。 続きを読む
恋愛は消去法では語れない。
一人を特別にして、他を除外する。
2者択一のコミュニケ-ションに、
いったい何の意味があるんだろうか。
よく昔、そんなことで悩んだりした。
一度に複数の人を好きになったり、
複数の人から一度に好意を寄せられたり。 続きを読む
「ふー」
慣れない礼服を着た僕は、JR京都駅に立っていた。
平成12年10月14日 土曜日。
姉の結婚式の日。
駅を出た僕は、大きく呼吸をしてから
式場である京都センチュリーホテルに向かった。 続きを読む