No.753 うちの親父は営業マン
人前にも関わらず、
“生涯営業マン”を自負する
親父が快調にしゃべりだす。
「いや〜お母さん、最近『酸素バー』ってのがあるらしいですわ。
若い子が空気を吸いにいってリラックスするんですよ。
この間東京に出張いった時にね、 続きを読む
人前にも関わらず、
“生涯営業マン”を自負する
親父が快調にしゃべりだす。
「いや〜お母さん、最近『酸素バー』ってのがあるらしいですわ。
若い子が空気を吸いにいってリラックスするんですよ。
この間東京に出張いった時にね、 続きを読む
去年の夏も、その前のゴールデンウィークも、その前の冬も。
実家に帰るたびに、必ず、ぜ〜ったい、百っ発百中ぅ、
家の中の何かが変わってるのだ。
この正月は元旦に帰郷した。
「ぜったい、また変わってる。ぜったい…」などと呟きながら、
実家の扉を開けると…、ほら、やっぱり。 続きを読む
僕が畳の上に新聞を広げて見ようとすると、
オカンが横で新聞チラシを見始める。
僕が洗面台で歯を磨こうとすると、
オカンが隣で洗濯を始める。
持って帰ったパソコンをつなげようとしていると、
やっぱりオカンが隣でパソコンをのぞきはじめた。 続きを読む
野球を始めたのは4歳の頃。
「始めた」と言っても、
買ってもらったプラスチックのバットを
振りまわすだけだったんけど。
小学生になった頃。
ゴムボールを使って、
オヤジとキャッチボールやバッティングを始めた。 続きを読む
届けばいいのにな。
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拝啓 郵便ポスト様
電子メ-ルとやらが一般的になった昨今、
手紙の数も随分と減ったことと思いますが、
あなた様はいかがお過ごしでしょうか。 続きを読む
(冬休みシリ-ズ第3弾)
実家に帰ると、せつなくなる瞬間が3回ある。
今年の冬もそうだった。
年明け3日の夕方に大阪を出た僕は、
高校時代の友人との飲み会に間に合わせるために、 続きを読む
昨日のクリスマスイブ、
寝る前にぼーっと色んな想い出を探していた。
「オレって、いつまでサンタさんを信じてたんやろ…」
忘れもしない、5歳の頃。
朝起きると、2段ベッドの上の 続きを読む
両親が27歳の時、僕は生まれた。
1年後、1歳の誕生日を迎えた。
親は28歳。
僕はまだ、親の人生の「28分の1」しか生きていなかった。
26歳になった。 続きを読む
オカンはたいていヤクルトを大量買いして、
友達に飲み放題と言って配る。
「冷蔵庫には牛乳もあるから」と言ってアピールする。
オカンはたいていリンゴをむく。
必ずミカンもついてくる。
「どこに隠してたんだ」というような、 続きを読む
「ふー」
慣れない礼服を着た僕は、JR京都駅に立っていた。
平成12年10月14日 土曜日。
姉の結婚式の日。
駅を出た僕は、大きく呼吸をしてから
式場である京都センチュリーホテルに向かった。 続きを読む
ゴ-ルデンウィ-ク中、実家に帰った。
ついこの間帰ったばかりなのに、
やっぱりどこか懐かしかった。
毎晩深夜までツレと遊んで、
4時に寝て12時頃に起きる生活。
その日も昼頃目を覚まして、1階の食卓に行くと、
親父がテレビをつけたまま
新聞を読んでくつろいでいた。 続きを読む
休みの間に 一日だけ実家に帰った。
毎度のごとく 俺が帰ると家が騒然とする。
「夜10時に帰る」といって、
ちょうどその時間に家に着く。
ピンポ~ン。
まず出迎えるのは、 続きを読む
僕が高校生ぐらいの時に、
親父が
「会社の新製品のために、アメリカを見学する」
と言って、2週間弱アメリカに行く事になった。
親父にとっては初めての海外。
ましてや、ずっと関西に住んできた親父が
関西弁はともかく英語なんて。 続きを読む
休みに姉キから電話があった。
「いやっほぅ-!元気?」
相変わらずのハイテンション。
何でも親父が勤続30周年を迎えたとかで、
会社から海外旅行をプレゼントされたらしい。
で、うちのオカンが 続きを読む
「誰かおるの分かっとんねんぞぉ-」と、一発かましてから
いつもどおりの一人の部屋に帰宅。
ふと見ると、留守番電話でランプが点滅している。
再生を押すと、まずは母の声。
「生きてるんですか、死んでるんですか-? 続きを読む
数年前、家族で京都の田舎に帰ってた時、
「男は買いだしに行ってこーい」という事で
親父と二人で車に乗り 隣町につながる山道を走っていた。
人気のないなだらかな道に差しかかったその時、
親父が不意に ゆっくりと車を止めた。 続きを読む
●今日のおはなし No.1101●
「ああ、完全に折れてますね。
手術と入院が必要ですが、どうされます?」
薄暗いレントゲン室で仰向けに寝かされたまま、
突然投げかけられたその言葉に、しばし言葉を失った。
「…え? 骨折? 手術ですか?」 続きを読む