No.1470 地下鉄で「電卓」を握りしめた男
先週、正月休み明けに
はじめて会社に向かおうとした朝のこと。
いつもどおり、地下鉄に乗っていると
面白いことに半分ぐらいの人がアクビをしていた。
そりゃそうだよな、休みボケで昼夜逆転していたのは
僕だけじゃないはずだ。思わずつられて僕も「ふぁぁ」とアクビ。
と、その時、
一人だけ違うオーラを出している人がいるのに気づいた。 続きを読む
先週、正月休み明けに
はじめて会社に向かおうとした朝のこと。
いつもどおり、地下鉄に乗っていると
面白いことに半分ぐらいの人がアクビをしていた。
そりゃそうだよな、休みボケで昼夜逆転していたのは
僕だけじゃないはずだ。思わずつられて僕も「ふぁぁ」とアクビ。
と、その時、
一人だけ違うオーラを出している人がいるのに気づいた。 続きを読む
駅のホームで目を閉じると、
どこからともなくJR車掌の内輪話が聞こえてくる気がした。
車掌A「おっ、オマエ、いつのまに
『雷鳥』なんて運転するようになってん?」
車掌B「いやいや、先輩みたいに
『サンダーバード』を運転できるのはまだまだっすよ」 続きを読む
「オマエらが大人になる頃には、
月に旅行へ行けるようになるぞ」
近所のおじさんにそう言われたのは、
今から20年も前のことだ。
どうやったらそんな時代が訪れるのかなんて
幼い僕には分からなかったけど、
いつか、誰か偉い大人がそんな夢のようなことを
可能にしてくれるもんだと思ってた。 続きを読む
水陸両用の乗り物、
そんな言葉はアニメの世界の話だと思っていた。
ところがどっこい、ある地域ではそんな乗り物が
立派な交通手段になっているという。
この間、月曜日に訪れた大分県だ。 続きを読む
夏ぐらいだったかな、
おはなしで、僕が通勤途中に電車で出会った変な男
(やたら綺麗なお姉ちゃんの後を追いかける男)の話をしたと思うけど、
あれからずっと、毎朝その男(以下、電車男)と一緒になる。
今や通学友だちならぬ、通勤友だちだ。 続きを読む
誰にだって自分の時間をうまく使うための「予定」があるのに、
そんな予定を簡単に蹴散らしてしまうものがある。
「車の渋滞」だ。
年末年始もすごい渋滞に遭遇したけど、
何年経ってもあのイライラは解消されない。なぜ? 続きを読む
人生は、カードの切りかたが重要らしい。
今日は、昨晩から今にいたるまでの僕の人生を
LIFEカード(オダギリジョ− or 劇団ひとり)風に。
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★第1話 『予約』
明日は金沢出張。
2週間ぶりの北陸に、胸を踊らせる、俺。 続きを読む
●今日のおはなし No.1191●
先週、夏休みを利用して
沖縄(八重山諸島)へ行って来た。
予定していたルートは、
石垣島→竹富島→与那国島→小浜島を
5日で巡るというもの。
でも、途中「大型で非常に強い」台風13号の直撃を受け、 続きを読む
●今日のおはなし No.1152●
毎年この時期になると、
「暑くなると変な人が増えるよねー」と
いう声を聞くけど、いた、ホントに変な人が。
今日から2話連続でお届けするおはなしは、
女性のみなさん必見である。
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Round1 待ちたまえ!変な男!
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昨日の朝、いつもどおり通勤電車で吊革につかまり立っていると、
目の前にわりとデカい男の人が座っていた。 続きを読む
僕らの知らない場所があるとしたら、
それはきっと、海の中か山の上だ。
先日、とある場所をドライブしていたら、
春の風に乗ってどこからか「鐘の音」が聞こえてきた。 続きを読む
★感動!ビフォ−&アフター (居心地の悪い空間 編)★
時速200キロ以上のスピードで、日本列島を往来する新幹線。
今回の依頼者であるHさんは、
前々からその車両の窮屈さに、
何度も嫌な思いをしていました。 続きを読む
「助手席」
あ、車運転できるようになったんだね。
こんな都会の路を、地図も見ずに走れるようになったんだね。
私の知らないところで、
いつのまにかあなたは大人になったんだ。
あなたの知らないところで、 続きを読む
朝5時。
眠い目をこすりながら窓を開けると、
空がどんよりと曇っていた。
今思えば、その時から予感はしていたのだ。
「今日はなんだか、悪い日になるな」って。 続きを読む
昨日、名古屋から帰ってきた新幹線のホームから、今日は高松へ。
西に東に、そんな生活にも随分慣れた。
新イメージタレントがTOKIOなのには納得がいかないけど、
新幹線は嫌いじゃない。
何より、あわただしい毎日の中で、
ちょっぴり自分の時間が持てるのが嬉しかったりする。 続きを読む
先週は「おやすむ」が多くてごめんなさい。
今週は、おやすむ中に行った関東旅行のおはなしを中心にお届けします。
■第1章 「26歳の修学旅行」 ■
先週の金曜。
僕は東京へ向かうバスの中にいた。
川崎市に住む姉の息子、優太郎の顔を見るために。 続きを読む
金曜の夜、
「たまには、人生について
親父と語らうのもいいかな」と思って、
実家に帰ることにした。
色んなことを頭に浮かべながら、
高速をひた走る車の中。
ぼーっとしながら右側の追い越し車線を走っていると、
ルームミラーに、迫り来る派手なスポーツカーが映った。 続きを読む
学生の時、月3万円の寮に住んでいた僕は
タクシ-というものに乗る機会なんてほとんどなかった。
そんな僕にある日、
はじめて自分のお金で
タクシ-に乗る機会がやってきた。 続きを読む
『エレベ-タ-』
ひどく薄暗いビルでの出来事だった。
ある男が急いでエレベ-タ-にかけこんだ。
「7F、7Fっと…」
ボタンを探そうとしたその瞬間、男は仰天した。
「7Fが…ない」 続きを読む
休日 夕暮れの高速道路。
時速120kmがいつのまにか遅く感じた。
人間は「慣れる」生き物。
カーステから流れる音量が小さく聞こえて、
左手でまたボリュームを上げた。
人間は「慣れる」生き物。 続きを読む